親鸞聖人降誕会(ごうたんえ)

親鸞聖人降誕会(ごうたんえ)
親鸞聖人の出自について覚如上人の『親鸞伝絵』に記されていますが、中世の史料には、聖人がいつどこで生まれたか具体的な記述がありません。
宗祖(しゅうそ)親鸞聖人は、承安3年(1173)に誕生されたことは、聖人のお手紙・書物に年齢が記されていますので判明しています。誕生の月日は、1月1日・2月上旬・4月1日、10月の諸説があります。これらは江戸時代に編集された聖人の伝記によるものです。その中で高田派の良空(りょうくう)の『高田開山親鸞聖人正統伝』に記された4月1日(太陽暦5月21日)説が有力になり、定着していき、場所については山城の日野の里に伝承があり今に至ります。また聖人の誕生日の行事として法会が勤まるのは明治に入ってからです。降誕会とは普通お釈迦様の誕生をお祝いする行事ですが、真宗では「親鸞聖人は阿弥陀如来の応現(おうげん)」と頂くところから聖人の誕生を降誕会と言いお祝いの行事をしています。

また、お同行の皆様の喜びの1つに親鸞聖人90歳のお年を「祖師寿(そしじゅ)」と言い90歳になられたお同行の皆様の仏縁を共にお喜び申し上げています。
男性は降誕会の5月21日に、女性は6月の最初の日曜日に開催されます高田派婦人連合大会の式典で表彰されます。このことを励みにされていらつしゃる方もたくさんいらっしゃるそうです。

抹茶ブーム

抹茶ブーム
5月は、新茶の季節でもあります。抹茶は、新茶を寝かせ(熟成させ)て、11月の開炉の時に味わいます。お寺では、お寺の行事や、身近な方との場で、薄茶でおもなす文化が続いています。
日常生活の中で、以前に比べ、抹茶を使ったお菓子が多くなりました。また、外国での需要もあり、国内での生産量は、それほど増えていませんので、これまで、抹茶(薄茶)を愛飲していた、茶道愛好家に届くことが、厳しくなっています。
いつも、抹茶を購入しているお店でも、以前は、製造元に発注すれば直ぐ送ってもらえる抹茶が今は、発注量がすぐ届くことはないそうで、お店に抹茶の在庫がある時と無い時があるそうです。
抹茶が世界的に認められ、需要が増えることは喜ばしいですが、手に入りにくくなるのは少し残念です。

なにか、生産システムの違いはありますが、今のお米騒動にも似ているような感じもします。※中川個人の感想です。

久居城下案内人の会

久居城下案内人の会
地域のボランテイア団体の1つに「久居城下案内人の会」があります。
妙華寺のHPでも何度か紹介していますが、久居城下の名所・史跡案内や講演・紙芝居・昔話など地域のボランテイア活動をされています。
「久居城下案内人の会」さんでは、妙華寺も、久居の名所・史跡案内の時に紹介をしていただいています。また、江戸時代の伝承として、妙華寺の本堂の屋根から空を飛ぶことを夢見た国友貢の飛行機の失敗の紙芝居を披露されたりしています。
会の地域をもり立てようとする思いは素晴らしく、私(住職)個人も応援をしています。

創建350年にむけて

法苑院妙華寺創建350年に向けて

久居(藩)は、藤堂高通が寛文10年(1670)に野辺野高台に造成した城下町です。城下東北の一角に寺町を設け、二ノ町と本町の北端に八幡宮(現久居神社)を設けました。高田派(当時は専修寺派と呼ばれる)の寺院(法苑院妙華寺)を設けることが実現し、藩主の菩提寺の西隣に、延宝8年(1680)に敷地が与えられ、福井県西光寺の僧自信を招き、寺院活動が初まりました。

久居藩の開藩350年は、令和2年(2020)に執り行われました。
法苑院妙華寺が創建され今年で345年 5年後に創建350年を迎えます。
どのように迎えるか、お同行様とともに考えたいと思います。

昭和53年に創建300年は、前々住職が同行の皆様とともに行事を執り行いました。

聞法

聞法
自坊のお寺の行事でお勤めのあと、布教使様に法話をお願いしています。
お同行様が熱心に聞法されている姿に頭がさがります。ただ、私(住職)は、お勤めのあと法中への接待や雑用でゆっくり、布教使様の法話を聞法することが難しく、後ほど録音した法話を聞くことが多く、反省することしきりです。

5月5日、薫風の中、奈良県田原本の本願寺派浄照寺様の報恩講に伺う機会がありました。布教使は葛野洋明先生で、妙華寺の報恩講でもご法話をお願いしています。
報恩講の初日の午前のお勤めは満堂で、引き続きのご法話でした。絵伝の法然聖人から親鸞聖人が「選択本願念仏集」の書写を許された場面から、真宗の要であります「他力本願」についての法話でした。仏の願いが私にとって、どれほどのものか。布教使様が育てられてきたことからのあたたかいエピソードを交えての法話でした。自坊とは違い、1人の聞法者としての時間はとてもありがたい時間でした。私(住職)にとって聞法できる時間を限られています。聞法の時間を大切にしていきたいと感じています。
※中川個人の感想です。

法事

法事
法事は、冠婚葬祭の一つで、日本仏教の寺院活動として、僧侶を招き、故人を偲び、供養するお勤めをすることとです。
私(住職)がお寺のお勤めの手伝いを始めた20代の頃(今から40年以上前)は、家の先祖の年忌(法事)では、自宅のお仏壇でお勤めする時、近所の方や親戚も集まり、家族と共にお勤めをしていました。お勤めが終わると、食事の席も設けられことも多く、亡くなられた方を偲びながらも、賑やかな時間でした。その為、法事をつとめることは、家族の負担も多かったと思います。今は、地域や親戚との関係性が希薄になってのことも関係すると思いますが、家族だけであったり、近い親戚とのお勤めが大多数です。

法事とは、故人の為か遺族の為にお勤めするのかと議論があります。私(住職)は、「法事」と言われるのは、信仰している仏(み教え=法)を伝え聞くことと感じますし、信仰している仏(み教え=法)への讃歎と捉えることもできると思います。
故人の命日(近く)に、遺族が、信仰して関係するお寺の僧侶を招き、故人を偲び、安穏を願うことで、信仰するみ教え(法)や仏を讃歎する場ではないかと感じています。

しかし、現実には、あまり寺院や「み教え(法)」について関心がなくても、家族が亡くなられた場合のお別れの場(葬儀)や遺骨をどうするか(埋葬する場所が確保されているか)を考えなければいけない時に、寺院や僧侶に関わる場合が出てくるのではないでしょうか。そう考えると、故人の思い出や関係性はあまり重要視されなくなり、故人の残ったお骨を埋葬する(預ける)先が、お寺や墓地と考える場合もでてくるのでしょう。
※中川個人の感想です。

※今後、超宗派のグループで「法事」について考える機会があるようです。関心をもって、議論を考えていければと思っています。

会記

会記
茶室で一服のお茶をお出しするとき、その一服がおいしくいただいてもらえるよう、お招きする正客がお茶に精通しているかどうか関係なく、掛軸や花など、季節のことや、もてなす正客のことを考えて、茶道具を考えます。
その時の覚えとして道具組を書きだしたものが自会記(じかいき)で、正客が覚えとして掻き出すのが茶会記と思います。
先月、遠方からお訪ねいただいた知人がいました。久しぶりの再会で、お茶一服差し上げました。茶室での会話は、季節のことや、道具のことが中心でありますが、そこに込められた亭主の想いや、亭主の想いを汲み取る正客の会話は、亭主(住職)と正客だけの特別な時間でとても豊かな時間になりました。最初で最後ではないと思いますが、一期一会の時間で、今を生きていることを実感します。
※中川個人の感想です。

未来共生災害救済マップ

未来共生災害救済マップ
これまでもお寺のHPで何度か紹介しています、 救援マップ(未来共生災害救援マップ)の紹介させていただきます。お寺のある三重県では東海地震や東南海地震が今後発生すると大きな被害を受けることは随分前から指摘されています。その為、行政からも地震が発生した時の備えや行動計画の事例も何度も注意喚起がなされ住民も確認し自治会などを通して防災訓練なども行っています。また災害時の行動について個人・家族で話し合う機会もあると思います。以前、「災害時のソーシャルキャピタルとしてのお寺」と題したオンライン勉強会がありました。大阪大学大学院の稲場圭信氏の研究分野で災害時の避難場所のあり方などのお話をお聞かせいただきました。行政が指定している地域の避難所が諸事情で使用できない場合に、その地区で広い空間施設を持っている寺社を活用する取り組みをされています。(大型商業施設なども避難場所として指定または活用も進んでいます)行政の避難所指定がなくてもその地域の避難空間としてお寺を活用できることは、お寺の社会貢献としての一面もあると思いました。稲場圭信さんの研究所では、既に「未来共生災害救援マップ」と言う全国地図に行政の避難指定施設と共に寺院・神社にも避難された方がいる場合にその概略を記入できるスペースが作られたマップが無料提供されています。地域に災害が起こる前に1度このマップを確認して、今いる場所の避難場所の再確認や避難場所になり得る広い空間施設を持つ寺院・神社の場所の確認をされるのはいかがでしょうか。

お寺と教会の親なきあと相談室

「お寺と教会の親なきあと相談室」は、令和4年の福祉仏教の連続講座で知りました。
障がい者家族やひきこもり家族が「親なきあと」問題の1つして、死後のことを心配されています。これまでも、障がい者家族への支援活動をされています寺院もありますが、全国的な形で宗教者が関わることができるのではないかと、(一財)「お寺と教会の親なきあと相談室」が設立されました。この趣旨に賛同しながら、妙華寺のある地域で、宗教者ができる、障がい者家族・ひきこもり家族の「親なきあと」問題に他の支援者と共に活動をはじめたいと思っています。
妙華寺では、これまで「終活カフェ」として相談をいただいていますが、「親あるのあいだの語らいカフェ」として、年三回(2月・6月・10月第一土曜日13時30分から16時)活動をしていきます。

法友来る

法友来る
私(住職)が本山の如来堂修理事務局の手伝いの時にお会いしてから30年来の法友と会うことができました。法友は、私より3学年上で、コロナ下以前は1年に何度かお会いしていましたが、疎遠になっていました。年齢とともに健康面のことや、住職ですと法務の関係で会う予定を立てていても、前日キャンセルしてしまうこともあり、数年ぶりの再会でした。会えば以前と同様に、同好の話であっという間に時間が過ぎていきました。若い頃のようにいつでも会えることが難しい年齢になってきていますが、やはり対面して話ができることはとても豊かな時間でした。