いのちの日とLife Walkいのちを想う宗教者の行進
お寺のHPができて毎年この頃に紹介をしている「京都いのち日」そして、その趣旨に賛同して活動をされている「Life Walkいのちを想う宗教者の行進」を紹介します。
京都府では、国、市町村及び府民等が一体となって自殺対策を推進して、悩み苦しんでいる方々が孤立することを防ぎ、全ての府民が地域社会の一員として共に生き、共に支え合う社会を実現することを目的として、都道府県で初めて「京都府自殺対策に関する条例」(平成27年京都府条例第20号)を制定されました。
京都府では、(平成28年から)毎年3月1日を「京都いのちの日」と定め、自らの命を見つめ直すとともに、家族や友人など周りの人にも思いをはせ、 共に生きることの意味や絆の大切さについて周知されます。
行政が進んで、「自殺(自死)対策」に取り組まれ、全国に「いのちの日」が広がる先駆けになることを願っています。
また、この趣旨に賛同した宗教者の活動の一つが「Life Walkいのちを想う宗教者の行進」です。今回で4回目となります。これまで先約や所用で参加できなかったですが一度参加がかなえばと思っています。町中を歩きながら私(僧侶)に何ができるのか考える時間となればと想います。
LifeWalkについて【Life Walkいのちを想う宗教者の行進 HPより】
3月1日「京都いのちの日」に合わせ、宗教者も市民の一員として、自死・自殺の問題に対して積極的に関心をもち、自死・自殺にまつわる苦悩を抱える方に寄り添う気持ちを育むことを目的とした宗教者の行進です。宗教・宗派を超えた宗教者が、それぞれの信仰に基づく服装(衣体や祭服)を着用し、メッセージを掲げながら、京都市内をねり歩きます。
「京都いのちの日」とは
2016年より、京都府は自殺対策の一環として3月1日を「京都いのちの日」として制定しました。これは、悩み苦しんでいる方々の孤立を防ぐことを目的として、全ての人びとが自死・自殺の問題に関心を向け、その理解が促進されることを狙うものです。京都府では、この前後1ヶ月に、様々な取組みを同時多発的に行います。そこで宗教者も市民の一員として、その趣旨に賛同し、同日に大きく声をあげたいと考えています。
宗教者への信頼を育む
宗教者は、現状としてすでに、自死の苦悩を抱えた方と直接関わる可能性が高くあります。実際に宗教者からの偏った考え方により、ひどく傷つけられた方もおられます。この現状を少しでも解消するためには、一つには、宗教者も宗教の考え方も多様であること。二つには、どのような宗教であれ、苦悩する人に対する慈しみの眼差しを向けていること。これらを積極的に提示していかなければならないと考えています。
宗教者の活動の発信
宗教者は、それぞれの信仰にもとづき、地道に様々な活動を実践しています。一方で、それらを社会に発信していくことに関しては、上手とは言えないように思っています。LifeWalkでは宗教者がそれぞれの信仰に基づく衣体・法衣・祭服を着用し、いのちの問題に関するメッセージを掲げながら京都市内を行進します。そのことにより、社会的な注目を集め、宗教者がいのちの問題に対して積極的に活動している様子を発信していきます。
多様な価値観の発信 宗教者は、それぞれの宗教宗派の信仰や教義もとづき、各々の領域で活動を実践しています。宗教宗派を超えた宗教者が集まることによって、ひとえに宗教者といえども、多様な想いや価値観、様々な活動があることを発信していきます。
【日時】
2019年3月1日(金)13:30開式〜15:30閉式
【プログラム】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12:30 荷物・着替え(天性寺)
13:20 集合(天性寺)
13:30 開式(あいさつ、トークセッション、フォトアクション)
15:00 行進出発
15:30 行進到着・閉式(長楽寺)
16:00 解散 ※解散後、懇親会を予定(希望者のみ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【トークセッション登壇者】
・中川龍伽さん(真言宗、自死・自殺に向き合う僧侶の会、看護師)
・中田三恵さん(浄土真宗本願寺派、hasunoha)
・中西正導さん(浄土真宗本願寺派、NPO法人京都自死・自殺相談センター)