境内墓地の通路整備の報告(6月)

境内墓地の通路整備の報告(6月)

境内墓地の通路整備は、墓地の奥にあたる北西側から通路ごとに順次舗装版を整備しています。5月末から三区画の場所が始まりました。
現在半分ほどの工程が進んでいます。今後も梅雨などの天候で、時間がかかる場合があります。

ご迷惑をおかけしていますが、境内墓地通路整備期間中の東側駐車場の一部を工事車両が使用します。
また、皆様のお墓の前の通路に花入れなどがございましたら申し訳ございませんが片付けさせていただくことになります。

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初盆のお勤め

初盆のお勤め
妙華寺では、以前からお盆行事の一つとして、ご希望の方の初盆のお勤めをしています。
昨年のお盆から今年のお盆までの期間に亡くなられた方のご家族が初めてお盆を迎える時に初盆のお勤めをします。
妙華寺のお盆は、7月と8月の両月に地区を分けて行いますので、ご希望の月に初盆を勤めることができます。
一般的には、7日に初盆を勤めるご自宅に出向いて、火入れのお勤めします(火入れ)
その後、13日~15日の期間の夕方以降に、妙華寺の本堂でお勤めします(本堂で23日まで朝夕お勤めをします)
23日の午後7時より妙華寺の本堂で初盆を営まれたご家族と共に最後のお勤めをして初盆の行事は終了いたします。23日の予定は、お勤め(30分)と、「高田派のお仏壇のお給仕」のビデオ(20分)を見ていただき終了いたします。

注① 初盆の7日の火入れをご希望の方は、前月末までに、妙華寺までお申し出ください。月初めに火入れのお勤めに行くご自宅の順番を決めさせていただきますので、火入れの時間を妙華寺にお尋ねください。(およそ30分単位で決めています)

注② 13日~15日の期間の夕方以降に妙華寺の本堂でのお勤めの時間は、ご希望時間が重なりますと調整させていただく場合がございます。また、遅延されます場合は、妙華寺にご到着された順になる場合がありますのでご了承ください(およそ30分単位で決めています)
また、妙華寺の本堂にお持ちいただく初盆の仏具ですが、ご法名の記載されたもの以外の仏具は、ご遠慮をお願いしておりますご了承ください。

注③ ご遠方の方で初盆のお勤めをご自宅でご希望の方は、7日に火入れのお勤めができない場合がございますのでご了承ください。また、本堂(お寺)での火入れのお勤めも行っております。

※ご不明な点はお寺にお聞き下さい。

【写真は23日の総回向の時】

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7月の日曜学校は2日です

7月の日曜学校は7月2日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(重誓偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)

ひとくち法話

親鸞聖人のご生涯をとおして
【第11回】念仏弾圧の狼煙
法然上人の教えに帰依する人々が増え、門弟たちが急増するにつれ、庶民はもとより悪人女人(あくにんにょにん)の身でも念仏を称えれば往生(おうじょう)がかなうという教えは堰を切ったようにあっという間に広がっていきました。
そうした中を、吉水入室後四年の親鸞聖人に大きな喜びの日がきました。それは、師の法然上人から『選択本願念仏集(せんじゃくほんがんねんぶつしゅう)』の書写を許されたからです。この本は法然上人六十六歳の折、九条兼実の求めに応じて専修念仏(せんじゅねんぶつ)の根幹となる教義を撰述したもので、少数の優れた門弟のみに見写が許されていました。弱冠三十三才の聖人が書写を許されたということは上人から高弟として嘱望されていた証拠であります。親鸞聖人の感激はいかばかりであったでしょう。
しかし、この新しく台頭してきた吉水教団を快く思わない人たちがいました。特に比叡山の僧たちは、法然上人がこの山で修行した関係もあって、「念仏宗」という宗派をたてたことに対して特に強い近親憎悪感をいだいていたといいます。
一方、都では念仏が盛んになるにつれて、念仏者の中に勝手な振る舞いをする者がでてきたので法然上人は『七箇条制誡』をつくり門弟たちをいましめ、親鸞聖人も「僧綽空」とご署名になっています。
けれどもついに公然と非難の火の手があがったのです。今度は法相宗で南都仏教に強い影響力をもつ、奈良の興福寺が専修念仏の禁止を朝廷に訴えたのでした。この訴えは世に「興福寺奏状」といわれています。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

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6月のおてらおやつクラブ

6月のおてらおやつクラブ

一人親家族様、支援団体様へおすそ分けさせていただくことができました。今回は、支援団体様へ、ジュースや果物をお届けさせていただきましたが、子どもさんの人数分には至らず支援団体様に配分をお任せしていただくことになります。お寺へのお供えのおすそ分けですのでいつも数がそろうことはありませんし、日持ちしないものはおすそ分けできない場合もでてきます。それでもこうして毎月おすそ分けできることは有難いことです。支援団体様の夏休みの行事日も教えていただきその時におすそ分けできればと思っています。

また、年2回回収の古本勧進での古本も募集しています
今回は8月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

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和讃

和讃をご紹介いたします。和讃について多くの参考書がありますが、『注解 国宝 三帖和讃』常磐井鸞猶著と『浄土高僧和讃講話』川瀬和敬著より紹介します。
浄土高僧和讃 曇鸞讃14首

弥陀の廻向成就して 往相還相ふたつなり
これらの回向によりてこそ 心行ともに得しむなれ

阿弥陀様が私どもに恵まれる働きはすっかり完成していて、浄土へ向かわしめる働きと、再びこの世に帰らしめる働きと、二つである。これらの本願のお恵みによってこそ、信心も念佛も得させて下さるのである。

※往相還相は浄土に往生することも、再びの世に還って利他の働きをすることも、すべて弥陀の方からさし向けられた本願力の働きとして、それぞれ往相廻向・還相廻向と名づける。回向・廻向、両様に記される。

※心行 心は一心、行は礼拝・讃嘆・作願・観察・廻向の五念行。ともに「浄土論」に説く所であるが、自力修行の如く見られ易いのを、鸞師は深くその意をさぐり、本願他力の心行であることを明らかにした。

※得しの「し」は、させる意
以上 【注解 国宝 三帖和讃 常磐井鸞猶著より】

第二行の左訓は「往相はこれより往生せさせんと思し召す廻向なり。廻向は、浄土に参り、果ては普賢(ふげん)の振舞いをせさせて、衆生利益せさせんと廻向したまえるなり」と、往還について詳しく示されます。
阿弥陀仏が衆生に与えようとされるお仕事はすっかり出来上がりまして、往相という浄土へ往生するすがたと、還相という浄土からこの世に還って、慈悲の普賢菩薩として衆生利益するすがたとの二つのはたらきを示し、この二つの廻向によって、信じて称えてめでたく往生遂げる身となるのであります。
この和讃をよくよく詠みあげてみますと、信じて称えて往生して、還ってきて普賢行を行ずるというよりも、信じて称える一念のところに、如来二廻向による普賢の慈悲光を蒙っていることを知ります。今ここにないことを、流転の時間の後ほどにかくかくのことが起こってくる、というような言い方を祖師はなさらないのではないでしょうか。われは真宗だという人の還相の語り方は、きれいにも聞こえますけれど、ひとごととしての責任回避のむなしさが残ります。信じて称えるというような大きなはたらきが、ひとをたすけないでおくものでしょうか。
以上【浄土高僧和讃講話 川瀬和敬著より】

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自死者追弔法要IN潮音寺に参加して

自死者追弔法要IN潮音寺に参加して
今年で3回目のガーベラ会主催の自死者追弔会が潮音寺様で開催されました。
お勤めは真宗高田派の勤行で、最初に、表白続いて、『阿弥陀経』・『文類偈』・『五首和讃』・『短念仏・廻向文』でした。
お勤めを始める前に、マインドフルネスの体験をさせていただきました。私(住職)は初めてのことでしたが、時間を忘れる感覚が印象的でした。
お勤めの後の茶話会での何気ない話の中で、自死ご遺族のお一人の、自死遺族と他者の垣根の無い関係が拡がることを希望されていらっしゃることを感じました。自死遺族と他者の関係が、現状ではまだまだ垣根が立ちはだかる状態であるのだと気づかさせていただきました。垣根の無い関係を築くには、ここ数年自死者が年々減少する傾向ではありますが、行政などの更なるサポートも必要と思いました。私(住職)にできることは何かこれからも模索することになりそうです。

四季の花

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四季の花 今年も梅雨に入りました。紫陽花は晴れ間より雨に濡れている方がよりきれいに感じます。
いとらん・京鹿の子・虎の尾・クチナシ・夏椿(姫シャラ)そしてロウバイの実がありました。

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残念なことに、裏庭の椿がチャドクガ(毛虫)に葉っぱをすべて食べられてしまいました。他の樹木の葉っぱは食べられていないのはどうしてでしょうか? 境内の椿はまだ大丈夫ですが葉裏など丁寧に見ないといけないようです。

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ひとくち法話

親鸞聖人のご生涯をとおして
【第10回】信心一異のおはなし
法然上人のもとで、聞法を続けておられたある日のことです。親鸞聖人が「私の信心と、師・法然上人の信心とは同じです」と言ったので、多くの先輩僧たちと論争になりました。先輩たちは、「師の信心と弟子である私たちの信心が同じであるとは、とんでもないことだ。師・上人に対して失礼な話ではないか」というのです。
親鸞聖人は「智慧、才覚、学問では、法然上人におよぶべくもありませんが、信心はみほとけから賜った信心(他力の信心)だから、師・上人の信心も私の信心も同じです」と言って自分の思いを曲げませんでした。
そこへ法然上人が出てこられて「自分のはからいでつくる信心(自力の信心)なら、信心は各人各別ですが、みほとけからいただく信心は皆同じです」と申されました。
また、お念仏は「わが名を呼ぶものは、必ず救いますという阿弥陀仏の呼び声」であり、「その阿弥陀仏のお約束を信受すること(信不退)」が真宗の要であると親鸞聖人は領解されました。このようにして聖人は、自力の限りを尽くした比叡山の二十年間の修行を経て、ようやく法然上人のもとで阿弥陀仏の他力信心を獲得し、往生浄土の道を真っ直ぐに歩み出されたのです。聖人はこの慶喜の決意を「雑行を捨てて本願に帰すと」(『教行証文類』)著され
本師源空よにいでて 弘願の一乗ひろめつつ
日本一州ことごとく 浄土の機縁あらわれぬ

『浄土高僧和讃 (源空讃第1首)』と讃ぜられたのです。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

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6月の日曜学校

6月の日曜学校は、仏教から伝わった伝統や文化の紹介2です。
③ 日本庭園
平安時代、貴族の間で末法(まっぽう)思想が流行し、「この世で幸せが得られないなら、来世は極楽へ生まれ変わろう」と極楽浄土への往生を願い、浄土教が大流行しました。それに伴い、貴族の邸宅に造られた庭園も極楽浄土をイメージしたものがブームに。邸内に建てた持仏(じぶつ)堂の前に大きな池を設け、周辺に草木を美しく配置した「浄土式庭園」が確立しました。
その後、鎌倉から室町時代にかけて禅宗が隆盛を極めると、水を使わず、石組みと白砂(しらす)で庭を造る「枯山水庭園」が発展し、砂で水の波紋を示すなど、自然の景観を巧に表現しているのが特徴です。もともと、禅の修行は大自然と一体化して行うもの。そのため、庭園にも自然の要素を凝縮し、修行の場としたのです。
※末法(まっぽう)
正・像・末の三時の一。教のみあって行と証がない仏教衰微の時代。なお末法を過ぎて教法もなくなることを法滅という。道綽(どうしゃく)は末法の凡夫が救われる道は往生浄土の教のみとした。
④ 精進料理
お釈迦様の定めた五戒で殺生(せっしょう)が禁止されていることから、仏教では肉や魚を食べることをタブーとする考えが生まれました。そこで野菜や豆類、穀物を工夫した料理が食べられるようになり、これが「精進料理」の始まりです。「精進」とは修行に励み、身を浄めること。つまり「食」も修行のひとつに当たるのです。
日本の精進料理を発展させるのに貢献したのが、曹洞宗の開祖、道元(どうげん)です。『典座(てんざ)教訓』という書物を残し、調理の心得や料理法などを体系的に説いています。
『とってもやさしい はじめての仏教』から

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