お寺の掲示板

お寺の掲示板
「悲しみ」を共有することが、立ち直る力になる

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から

著書では続けて、「大切な人の喪失後、自分と同じような環境にいる人と話し、悲しみを共有することは、喪失を乗り越えるグリーフケアの大切なプロセスになります」とあります。

この「共有」というのは、゛自分だけでない゛ということを実感できるということです。 実際に対面しなくても、頭の中では゛自分だけでない゛ということは理解しているはずですが、実際に同じような境遇の人に会い、話すことで初めて具体的に経験し、実感することができるのでしょう。

自然災害に限らず、突然死であってもそうでなくても、大切な人を失ったという現実を受け入れるスピードは人それぞれです。
それまでとは異なる新しい人生、別の人生を生きるようなものです。できるだけ境遇の近い人と、気持ちを共有することは、新しい人生に慣れていくために有効なことだといえす。

※私(住職)は、大学生活で下宿をした時、学校や町中で、初めて会う人でも三重県出身と聞くと少しほっとした経験があります。海外で日本人に会うとほっとする感覚なのかもわかりません。何を「共有」するかその時の自分の立ち位置により異なりますが、「 悲しみ」や「苦しみ」など気持ちに整理がつかない時、同じような「悲しみ」や「苦しみ」を経験された方との会話で自分の気持ちを落ち着かせることがあります。

メリシャカ(花まつり)開催しました

お釈迦さまが生まれて直ぐ7歩あゆまれ「天上天下唯我独尊」と指さした姿が誕生佛だそうです。日本では4月8日が誕生日と伝わり、天から甘露の雨が降ったことにちなんで、甘茶を濯ぐことになったようです。妙華寺では、隣寺と一緒に7日8日に「メリシャカ(花まつり)」を開催しています。


7日の午前中は風が強かったですが、朝早くからお供えの花をお持ちいただきました皆様には感謝申し上げます。これまでメリシャカ(花まつり)の時、桜が満開の中で開催させていただいていたことが多かったですが、今年も桜は既に満開の時期が過ぎ、今日は葉桜でした。それでも境内の多くの花々が咲いていて目を楽しませてもらえました。そして申し訳ないことでしたが、今年は、コロナ禍で感染防止対策として誕生佛に甘茶を濯ぐことも中止させていただき、誕生佛の前で合掌していただくことにさせていただきました。また昨年に続いてお飲みいただく甘茶はご用意できませんでした。2日間天気も良くお墓参りに見える方々が誕生佛に手を合わされていました。また、隣寺とのスタンプラリーに参加された方は4名でした。
これからの「メリシャカ(花まつり)」の形も考えてみたいと思っています。
この時期、全国のお寺で「花まつり」が行われているのを楽しみたいと思ったりしますが、自坊の「花まつり」しか知らないというのも残念です。

お寺の変化④

お寺の変化④
お寺の社会貢献
令和3年1月25日付けで、文化庁から「宗教法人が行う社会貢献活動について(情報提供)」と題する事務連絡がありました。

大阪大学大学院教授の稲場圭信氏の活動の1つに10年前の東日本大震災で被災者への宗教者の活動や宗教施設の活用がベースとして、災害時に寺院施設を避難場所として活用することに行政が着目しお寺の社会貢献について新しく宗教活動として認識されることになったようです。

ポータルサイト「まいてら」を運営されている(一社)お寺の未来理事長の井出氏は、今回の文化庁の事務連絡に対して、「いわゆる公益事業として行われている社会貢献活動も各宗教法人の判断に基づき宗教活動と整理することが可能と考えられる」と称賛されました。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/shukyohojin/pdf/92805001_01.pdf
「教義または教義を具体化した文書等(教憲等)に基づき、各宗教法人の判断による」という定めもあり、相応の根拠と判断が各寺院には求められることになりますが、根底には「社会通念」があることを文化庁も指摘しています。と述べています。

お寺の社会貢献が注目されていることは喜ばしいことです。

これまでのお寺も社会貢献として多くの事業や活動が興してきたことは貴重な社会的資源として今にも続いていますが、今のお寺としてできる社会貢献は何か改めて考えさせられます。
世の中が不条理であり、心の安寧・安心を求めるところに宗教があると考えていますが、社会と関わる実践的なこととして、地域の小さな私のお寺(妙華寺)でできることとは何か、それを可視化できるように考えています。

・地域のソーシャルキャピタルとしてのお寺の取り組み
①災害時における境内の開放(避難施設・スペースとして活用)
②人に寄り添う支援活動 「傾聴」活動(あなたの気がかりをお聴きします)
 ③今後、生きていくことに悩んでいらっしゃる方々に対する地域(行政など)の取り組み  の中、お寺ができることをわかりやすく示すことができればと考えています。
・お寺の文化の発信
 ①お寺のHP・寺院主催の講座・ワークショップの開催・登録文化財カードの配布
 ②久居城下案内人の会(ボランティア)と地域活性化などと連携
・地域の社会福祉協議会との連携
・おてらおやつクラブへの賛同
・自死(自殺)相談について取り組む団体への賛同

今、社会(世間)で注目されている多くの宗教者の実践活動にははるかにおよばない活動ですが、身の丈に合った活動を実践していきたいと思っています。

事 務 連 絡
令和3年1月25日
公益財団法人日本宗教連盟
都道府県宗教法人事務担当課
文 化 庁 宗 務 課
宗教法人が行う社会貢献活動について(情報提供)
近年、多くの宗教法人が、全国的に自然災害が発生する中で地域の防災・復
興に協力をされるなど、災害対策や地域支援などの社会貢献活動を行われてい
ると承知しています。
従来、このような活動の多くは、宗教法人法第6条に規定する公益事業とし
て各法人で整理されてきたものと思われますが、このたび、日本宗教連盟から、
このような活動と宗教活動の関係について問い合わせがあったため、宗教学に
関する学識有識者の意見等も踏まえ、下記のとおり、考え方等を整理しました
ので、情報提供させていただきます。

○宗教法人法上宗教活動の定義は行われておらず、国等には宗教法人の宗教上
の特性や慣習等宗教上の事項の尊重や不干渉が求められていること(宗教法
人法第84条・85条)から、宗教法人が行う活動が宗教活動にあたるかど
うかは、第一義的には各宗教法人の判断に委ねられていると考えられる。な
お、現状においても、宗教法人の中には、社会貢献活動を宗教活動と位置付
けて取り組んでいる例が見られるところである。
○上記の理由としては、
・宗教法人法成立に伴う施行通達(昭和26年7月31日文宗第23号(「宗
教法人に関する事務処理について(通達)」)においては「境内建物、境
内地であって同時に公益事業を行うためにも用いられるものは、境内建物、
境内地として処理してさしつかえないこと」とされていること、
・逐条解説宗教法人法(渡部蓊著)においては「単に宗教の教義をひろめ、
儀式行事を行い、および信者を教化育成することのみを宗教活動とし、し
たがってこれを行う団体が宗教団体として把握されるべきものとするいわ
れはなく、青少年の教化活動、孤児・難民の救済活動、社会の浄化活動な
ど、通常、いわゆる公益事業とか、慈善に関する運動として観念されるも
のがもっとも本来的な宗教活動として把握されることのあることは、じゅ
うぶん是認されよう。」とされていること、
・宗教法人制度の運用等に関する調査研究協力者会議主な意見等の概要(平
成19年3月)においては、「歴史的には、宗教団体の行う公益事業は宗
教活動の一部であった」「宗教活動と公益事業とは実際上、密接不可分な
関係にあるものも多く、宗教活動と公益事業が明確に区別できない場合も
ある」『宗教法人法においては、宗教活動は宗教法人にとって本来的「業
務」であり、公益事業は「行うことができる」「事業」であり、・・この
ようなことを踏まえて、それぞれの関係と在り方について考えるべきでは
ないか』とされていること
があり、いわゆる公益事業として行われている社会貢献活動も各宗教法人
の判断に基づき宗教活動と整理することが可能と考えられる。
○なお、各宗教法人が判断を行うにあたっては、以下の点に留意することが望
まれる。
・社会貢献活動が宗教活動に該当するか否かについては、教義または教義を
具体化した文書等(教憲等)に基づき、各宗教法人の判断によるものとさ
れることから、各宗教法人におかれては、根拠等を確認しておくことが望
まれる。教義や教憲等は、宗教法人規則等と異なり、所轄庁への提出・認
証、事務所への備付等は必要ないが、各宗教法人の教憲等の定めや慣習に
基づく取扱いが必要になると考えられる。
・「宗教法人法は、・・宗教そのものについては定義規定を置かず、社会通
念に委ねる立場をとっている。」(前記「逐条解説宗教法人法」)ことから、
社会貢献活動を宗教活動と整理するにあたっては、地域社会の宗教活動へ
のニーズをはじめとした社会通念を踏まえることが重要と考えられる。
・宗教活動は宗教法人をはじめとした宗教団体が行うものであることから、
宗教団体以外の団体等が行う社会貢献活動を宗教活動と整理することは適
当でないと考えられる。

メリシャカ(花祭り)は7日・8日です

今年も4月7日(水)8日(木)にメリシャカ(花祭り)を開催します。本堂正面入り口に花御堂(はなみどう)を安置します。誕生仏にご自由に手をお合わせください
よろしければ花御堂へお花を一輪お供えください。
隣寺の花祭りも開催されています。隣寺でスタンプをいただき妙華寺にお持ち頂きますと記念品をお渡しします。
※今年も新型コロナウィルス感染症の感染防止を考えお飲みいただく甘茶はご用意できません。ご了承ください。

※新型コロナウィルスの感染拡大防止の件について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。
花御堂は、いつも通り本堂前上がり口に安置します。
マスクの着用をお願いします。また体調が優れない場合はご参加は見合わせてください。
本堂入口にアルコール消毒液を設置するなどして対策を講じます。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながら参加する催しでもありません。
ご無理のない判断をしてください。

お寺の宝物

お寺の宝物の1つに歴代ご法主の書かれた掛物があります。

常磐井 堯凞(墨山)筆 「弄花香満衣
高田本山第21世 弘化元年~大正8年(1844-1919)
近衞忠凞の第7子
当初「円褆」と号し、後 「常磐井」姓を名乗り 「堯凞」と改名 雅号「墨山」

漢詩 于良史「春山夜月」から
春山多勝事
賞翫夜忘帰
掬水月在手
弄花香満衣
興来無遠近
欲去惜芳菲
南望鳴鐘処
楼台深翠微

立花 大亀 筆 「掬水月在手
※立花大亀 明治32年~平成17年(1899-2005)
大正10年 堺市南宗寺で得度 後大徳寺塔頭徳禅寺住職
「発祥」二字額 本堂東楽の間に掲示

 

【本堂東楽の間の額「発祥」常磐井 堯凞筆】

4月の日曜学校は4日です

今年は3月29日にお寺の山門の桜が満開になりました。新年度が始まり、4月から日曜学校も31年目に入ります。新たな気持ちで、心と身体を整える時間にご興味のある方はお越し下さい。
4月の日曜学校は、4月4日の朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の夕時のお勤め(重誓偈・文類偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
※新型コロナウィルスの感染拡大防止の件について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。

風邪の症状や熱のある方はご遠慮願います。
マスクの着用をお願いします。(お持ちでない場合お寺にお申し出下さい)
本堂入口に手指の消毒を行っていただき、うがいや手洗い場所も用意しています。
手が触れる出入り口のアルコール消毒もこまめにしています。
本堂内の換気・間(ま)の確保などして対策を講じます。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながら参加する催しでもありません。
どうかご無理ない範囲で判断をしていただきますよう、よろしくお願いいたします