また、皆様のお墓の前の通路に花入れなどがございましたら申し訳ございませんが片付けさせていただくことになります。
境内墓地の通路整備の報告(3月)
また、皆様のお墓の前の通路に花入れなどがございましたら申し訳ございませんが片付けさせていただくことになります。
功徳(くどく)
「功徳を積む」というふうに言えば、他人様に喜んでもらえるたねまきをすれば、自分にご利益があるという自力修行の考えをさします。しかし、真宗で言う「功徳」は阿弥陀如来のお働きであって、わたしたち凡夫のおこないから生まれるものではないと教えられています。
四季の花
先月に彼岸桜が咲き驚いていましたが、境内の桜はまだまだ蕾のままです。
お寺の山門前の津市久居公民館の通路の桜は、咲き始めています。
裏庭のさんしゅうは咲き始め、モクレンも蕾が膨らみ始めています。
先日、『教行信証』のこころをひらくと題する、シンポジウムと講演会がありました。
最初にシンポジウムで「『教行信証』と門弟の書写」と題した、親鸞聖人の著書である『顕浄土真実教行証文類』の板東本・高田派専修寺本・西本願寺本の3つの『顕浄土真実教行証文類』を通して書誌学の面からパネリストの清水谷正尊師と田中真英師から意見が述べられました。続いて、「写本として見た板東本『教行信証』」の講題で宇都宮啓吾氏が講演されました。3つの『顕浄土真実教行証文類』がどのように伝わってきて、これまでの調査で解ったことの経緯と最新の調査結果をわかりやすくお聞かせいただきました。
後7年後に迎える立教開宗800年に向けもう一度聖人の主著である『顕浄土真実教行証文類』の研究が進められているのだと感じました。
現在の私たちは本と言えば書店で求めることも、図書館でも借りることができますし、インターネット上で調べたり閲覧・コピーもできたりして身近と言うのか当たり前の存在ですが、親鸞聖人在世の頃は、師の直筆の本を、お借りして、自身が筆で紙に書写することでしか手元に残すことができなかったので今とは違うご苦労があったのと同時に書写を許されたことへの喜びもとても大きなものであったと感じます。書写して装丁された一冊の本を詳細に研究して解ってくる知見を教えていただいた学びの時間でした。
※中川個人の感想です。
彼岸(ひがん)
仏教の言葉です。迷いの世(この世)を此岸(しがん)というのに対して、ほとけの国を彼岸(向う岸)といいます。春分の日、秋分の日を中日として、その前後の7日間です。この時期は、日が真東から出て、真西に沈むので、日没の所を観じて、極楽浄土を想い、そこに生まれることを念じたことに由来しています。真宗ではこの時期の法会を讃佛会(さんぶつえ)といっています。