造花

造花
お仏壇やお墓の花を「造花でもよろしいですか」とおたずねが増えています。

造花について、調べると外国でも日本でも随分以前から考えられていたようです。
切り花は、育てるのに手間がかかるのと、愛でる時間が限られていること(はかなさ)から、手間がかからず、見た目も長い間良好であることが、技術的に可能になり今は手軽に楽しめることから増えてきているのだと思います。

また、切り花として栽培することも難しい植物は、造花は貴重な存在になっているのでしょう。

自宅や公共施設・ショッピングセンターなど多くの場所で観賞用として私たちの目を楽しませています。

私たち人間の願いから生まれてきたものです。

お仏壇やお墓の花もその延長上で考えれば、造花でも良いのではと個人的には思います。
ただ、お仏壇にお花を供える意味を考えるとどうでしょうか。
私たちの目を楽しませる為にお供えをしているのでしょうか。

お仏壇の荘厳の1つである花は、三具足の1つです。三具足は、燭台・香炉・花瓶で、燭台のローソクは、仏の智慧(光)・香炉は仏の教え・花瓶の花は仏の慈悲を象徴しています。私たちは、感覚として、仏様にローソクや香・花を手向けていますが、

本当は、仏様から私たちへ手向けられたものが三具足であります。
本来の意味を理解しながら、考えてみようと思います。
三具足の1つローソクも今は、電気式や電池式も多くなっていますね。
※中川個人の感想です。

【報告】7月のお盆

【報告】7月のお盆
妙華寺は地区を分けて7月・8月にお盆勤めをしています。
7月はお寺に近い地区をお手伝いの方を含めお盆勤めをしています。
今年は、既に梅雨明けをしていましたが、14日の午後から台風の影響の雨が降りだしました。どしゃぶりの中、衣服が濡れ、お勤めに行くことができないご自宅が2軒あり、ご迷惑をかけました。また、私(住職)は、6月から老化による変形性ひざ関節症の治療中で。お手間をとらせましたが、イスをお借りしてのお勤めでした。これまで座る(正座)は苦もなかったのですが、初めて膝が痛いのが大変であることが経験してわかりました。これまで座りつづけた影響(職業病)などお気遣いの言葉をいただきました。

高田本山からの連絡

大裏方様のご逝去
高田本山から連絡がありました。
7月7日に大裏方様がご逝去されました。
仮通夜は、7月10日午後6時からお対面所 密葬式は7月11日午前11時から如来堂にて執り行われます。

本葬儀につきましては、後日案内があります。

長年、高田本山専修寺のお裏方様として、高田派の婦人会、坊守会、小袖会などで活動されていらっしゃいました。また、学問への関心も高く、高田学報にも論文を発表されていました。専修寺に伝わる宗旦古流の歴史(伝来)や茶道具の保存にもお力添えをいただいてことが思い出されます。
※中川個人の感想です

学びなおし

学びなおし
一般的に、仏教について学ぶのは、高校の日本史だと思います。私(住職)も日本史で仏教が日本の中でどのように受容されてきたか学んだ記憶があり、それが私の仏教理解の根底にあるものだと思います。考えて見ると40年前の学びから、仏教理解が更新しているでしょうか。

当時「鎌倉新仏教」として、取り上げていた概念も今は違うようです。

『日本史を宗教から読み直す』山川出版社が手元に届きました。

学校の教科書は、学習指導要領の枠組みで、仏教は、日本史の中で説明されているようです。もう一度、教科書の「日本史」を宗教から読み直すことで、学生当時の仏教理解が更新されるような気持ちです。夏が近づいてきた今、学生時代の夏休みの課題のようにこの1冊を拝読できればと思っています。

※中川個人の感想です。

 

孤独

孤独
多くの友人がいて楽しく生活をしていても、「孤独」を感じる時はあります。
「孤独」は、対人関係ではなく、私の中にあるものだと思っています。

『佛説無量寿経』に「独生独死独去独来」(人は独りで生まれ独りで死に、独りで去り独りで来る)の言葉があります。人生における根源的な孤独を表して、生まれてくる時も死ぬ時も、誰にも代わってもらえないことです。また、他者に依存しないで、自分自身の足で人生を歩むことの大切さを示しています。
だからと言って、独りだけで生きていくことなんてできません。

「孤独死」の話題をよく耳にするこが増えてきました。
亡くなって何日もたってから亡くなっていたことがわかるとして、独居の課題としても取り上げられます。周囲との関係性を深めて「見守り」体制を十分機能させることの大切さも叫ばれます。
お寺にも、地域の方々やお同行の「見守り」ができる活動もあるようにも感じています。実現できる取り組みを考えていきたいと考えています。

※中川個人の感想です

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高田本山からの案内

高田本山納骨冥加金の改訂案内
高田本山から9月1日から納骨冥加金・各種読経冥加金
堂納骨壇年間恭敬冥加金(年間維持管理費)の改訂の連絡が
本山護持の為、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

今の自分を省みる中で、未来で私がどのような存在であったかを考えることで、今の自分の存在を確かめることにもおもしろいと思います。

自分の生涯(生き様)が確定するのは、亡くなった時だと聞くこともあります。評価は他者が決めるのですが、どのように生きてきたかは私自身が決めることです。他者に評価されたいがために生きているのではなく、自身の生き方が、そのまま他者に評価されることに気づかされるとどうでしょう。
いろいろな事情で今の私が存在しているのですが、心の奥底にある私の「生きる意味」とは何か、考えさせられます。
日常生活の中に「生きる意味」を見出すこともあります。逆に「生きる意味」を見出せない場合もあるように感じます。自分を見つめなおす視点を少し変えてみることはどうでしょうか。日常生活では考えることもない「仏様に願われた命(私)」として、自分を俯瞰して見つめることも、新しい自分の一面に出遇えそうです。
※中川個人の感想です。

あなたは、どのように生きていますか。

【案内】7月の日曜学校は6日午前7時30分からです

【案内】7月の日曜学校は、7月6日の朝7時30分から8時頃までです。
今年もあっいう間に半年が過ぎました。半年を振り返りながら、これからの半年を充実した日々にいたしましょう。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(重誓偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)