伝灯奉告法会と三尊様のご帰山法会

高田本山の伝灯奉告法会・一光三尊佛ご帰山法会
この3月25日から27日まで、新しくご法主を継承されました25世慈祥様の伝灯奉告法会がございます。慈祥御法主様には、平成26年5月に本寺の一光三尊佛を妙華寺にお迎えさせていただいた折りにお見えになられ、お同行の皆様にも、親しく三尊様のことをお教えいただきました。この度の御慶事に妙華寺としてお祝いをさせていただきました。
また、伝灯奉告法会の期間、一光三尊佛も如来堂にて御開扉されると聞いています。法会中、記念講演があります。
3月25日14時 名畑崇先生  講題「法灯を仰いで苦海をわたる」
26日14時 熊倉功夫先生 講題「千利休 茶の湯の名言から 」
27日14時 高埜利彦先生 講題「江戸時代の専修寺門跡」
続いて28日29日30日は、一光三尊佛ご帰山法会がお勤めされます。三尊佛は、御影堂に御遷座されます。本山で最後のご開扉です。この法会中も記念講演がございます。
28日11時 栗原廣海師(高田派鑑学)
29日11時 黒川文子先生(東方学院講師)
30日11時 田畑正久先生(佐藤第二病院院長)
お同行の皆様も高田本山へお詣りください。

 

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お世話方会

平成28年のお世話方会
毎年、1月には中旬に総代会、下旬にお世話方会を開催しています。今年は24日にお世話方会を開催いたしました。
拙寺には、お世話方様は28名います。今日の出席は24名で、総代さんにも出席して頂き、昨年の報告と今年の予定をお話させていただきました。
お世話方会の前に本堂で、昨年亡くなられたお世話方様の坂井正法様・小野壽様・北角源夫様の追弔のお勤めをしました。直前までお元気で帳場のお手伝いをされていただいてた坂井様、ご高齢で役を引かれてからお亡くなりなられた小野様・北角様、長年お寺の護持・運営にご協力いただいたことに感謝し、焼香をさせていただきました。
平成27年の報告では、2月にご本尊修復・3月に妙華寺の一光三尊佛の展覧及び4月に研修旅行・5月に東海TVの「お宝照英」で本堂の紹介・6月に本堂や境内の家屋のシロアリ駆除散布(5年に一度)・ご法主殿の27組へのご巡教・9月に念願のお寺のHPの開設・11月に唐戸の一部修理・火災保険の更新(5年に一度)・津情報番組で本堂の紹介など例年になく多くの報告でした。
今年の予定としまして、2月から4月にかけて会館とこれまでの庫裡の耐震工事を行います。2月の15日から一ヶ月ほど西余間に涅槃図を掛ける予定です。高田本山では3月25日から27日までご法主の伝灯奉告法会、28日から30日まで三尊さんのご帰山法会、続いて31日から4月2日まで本寺でのご復座法会へのバス参拝旅行があります。
例年通り、4月7日8日は、メリシャカ(花祭り)を隣寺と一緒に開催しています。花御堂にお花をお供えください。また隣寺の花御堂にもお参りしていだきスタンプを押して頂きますと妙華寺でステキなプレゼントをお渡しします。春秋の彼岸法会・千部法会・12月4日の報恩講には、お勤めの後、ご法話がございます。春の彼岸会は、福専寺の上田隆順師。春の千部会は、義明寺の高藤英光師。秋の彼岸会は、真楽寺の鷲山了悟師、秋の千部会は、明通寺の佐波真教師、報恩講は豊橋の正太寺の大河戸悟道師です。ご法話をお聞き頂きますとスタンプを押印いたします。
また、2月から12月の第一日曜日の朝7時30分から30分ほど日曜学校で平素のお勤めを参加者と共にしています。お仏壇での作法やわからないことも易しくお話しします。日曜学校に参加していただきますと、念珠玉をお渡ししています。24個集めて頂きますと単念珠が、108個集めますと二連念珠ができます。
婦人会の行事ですが、5月18日の婦人会総会の後の講演には、青江覚峰師を東京からお迎えして食を通じて仏教の教えをお話していただくようです。(講題は未定)
本山の行事として、祖師寿という親鸞聖人の90歳の寿命になられた方を、  男性は5月21日の降誕会に女性は6月5日の高田派婦人連合会の席上で表彰されます。今年は昭和2年(1927)生まれの方です。該当の方がいらっしゃいましたらお寺に3月末までに連絡ください。お寺から本山へ連絡します。
また、妙華寺の社会活動として下記のことに賛同しています。
・京都自死・自殺相談センターの活動
・古本勧進(一人親家族への支援団体へ寄付)の活動
・おてらおやつクラブ 一人親家族へお供えの品のおすそわけ(平成27年より)
・久居城下町案内人の会の活動への協力
・公益財団法人 全国青少年教化協議会の活動(平成27年より)
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京都自死・自殺相談センターのこと

京都自死・自殺相談センターのこと
ご縁をいただき、2010年10月1日発行の京都自死・自殺相談センターの会報「BE」4号が手元に届き、そこには10月より電話相談窓口が開設されいよいよ活動が始まる意気込みが伝わっています。その後2011年4月にNPO法人となり会報の名称が「Sottto」となり今月も会報を届けて頂いています。今月号は、臨床宗教師との新しい活動の紹介と12月に行われたシンポジウムの報告を繰り返し拝読した。以前もブログに記載しましたが、私のお寺のお同行様にも自死をされた方々がいらっしゃいます。枕勤めに伺う時に迎えの車の中で聞かされる場合があります。どのような言葉をおかけして良いかわからず、「そうでしたか」とつぶやくことしかできません。ご家族にお会いしても「お悲しいことでございました」と言うだけで言葉はつながりません。できることは限られているにしても少しでも何かできることがあればと思い続けています。私の中でできることは、黙ってお聞きして寄り添うことであるように思い今に至ります。それでもお聞きできているのか? 寄り添っているのか? いつも「?」がついています。毎月「Sotto」が送られてきて、活動の報告などを読ませて頂くとことは私を優しく刺激してくれます。

2016京都自死・自殺相談センター①FullSizeRender

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坂田様からのおたより

一身田の高田本山で1月9日から1週間にわたってお七夜さん(報恩講)が勤められ、わたしは12日、法苑院さまの総代として責任役員会に出席いたしました。午前11時 御影堂(みえどう)で勤行の後、法主殿のご親教、宗務総長の挨拶があり責任役員会は終了、食堂(じきどう)で昼食のお非時をいただき、続いて宝物館へ向かいましたが宗務局の前で梵鐘の音が響いてきました。
今、聞えてくる鐘の音は歴史を物語る音であろうかと想像しながら宝物殿へ進みました。
宝物殿に展示されている主な宝物はつぎのようでした。
親鸞聖人自筆
◎ 南無阿弥陀仏 帰命尽十方无げ光如来 南无不可思議光如来の3幅
◎ 高田入道あてお返事
しのぶの御房あてお返事
◎ 三帖和讃
◎ 西方指南抄  など
高田専修寺の法灯は親鸞聖人より高弟真佛・顕智上人へと次第相承され、中興の十世真慧上人を経て爾来八百年の長きに及んでいますが、今年もお七夜さんに遇わせていただけたことを有り難く思っています。
法苑院檀徒 坂田 信昭
【住職より】
坂田様には毎年、責任役員大会へ出席をお願いしております。今年も前日の総代会の時にお話しをして12日に高田本山へご足労していただきました。
お七夜さんの期間、小学生対象の子供会、成人式、お寺の若い方々の青年会、坊守会、お寺の責任役員大会、婦人大会などの行事があります。今年は例年より暖かなお七夜さんでしたので多くの参詣者で賑わったと聞いています。
宝物館では、お七夜期間中と夏の仏教文化講座の期間の二回一般公開(入場無料)されています。今回は『専修寺聖教修復の現在』として重要文化財の「専修寺聖教」の修復事業が平成21年より始まり七年目になります。これまでの修復されました「専修寺聖教」を中心に展観されました。
また、坂田様は梵鐘の音に、過去の専修寺の歴史を感じられています。
14世堯秀上人が無断で大僧正の官位を得たと幕府は15世堯朝上人を呼び出し、専修寺の宝物を幕府に寄進せよと迫るが、自害して専修寺宝物を護られました。堯朝上人の内室の高松院(藤堂高虎の長女)が梵鐘を寄進されました。
2015-10-10坂田様!cid_DFB8B486-5941-42C7-AA63-980EA1C2E668@za_ztv_ne

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貴方の大切な方が亡くなられてから行うこと

「貴方の大切な方が亡くなられてから行うこと」パンフレットができました
 以前から亡くなられた方の枕勤めにお伺いした時に、ご遺族様に口頭でお話していましたことを、3年前から重ねてコピー用紙に記載してお渡ししていました文面を、よりわかりやすく手にとっていただけるようパンフレットにいたしました。お同行様には3月のお彼岸法会のご案内の時に配布させていだく予定です。
【パンフレットの内容】
真宗高田派の法苑院妙華寺では、ご連絡をいただきますと、亡くなられた方の
ご法名を授与いたします。【法名について志は不要です】
※院号が必要な場合は、院号冥加金が必要となります。
【枕勤め】亡くなられて方の所に、★「野佛さん」(来迎仏・野袈裟)とご法名をお持ちしてお勤めします。
※「阿弥陀経」・「短念仏」・「廻向文」
【通夜式・葬儀式の時間を決める】葬儀社も含めて、火葬の時間も考慮して、葬儀式の時間・通夜式の時間を決めます。
【通夜式】亡くなられた方の通夜式を行います。
※「阿弥陀経」・「文類さん」・「五首和讃」・「短念仏」・「廻向文」
【葬儀式】亡くなられた方の葬儀・告別式を行います。
※「阿弥陀経」・「短念仏」・「廻向文」・「歎仏偈」・「短念仏」・「廻向文」・「引声念仏」
・「勧衆偈」・「導師焼香」・「正信偈」・「三重念仏一首和讃」・「引声念仏」・「野礼」
【出棺】火葬場へ一緒に同行します。(自家用車で霊柩車の後をついて行きます)
【火葬場勤行】火葬場でお勤めします。※「重誓偈」・「短念仏」・「廻向文」
収骨されて、お寺にお越しになる時に★「野佛さん」(来迎仏・野袈裟)を
お寺へお返し下さい
【灰葬勤行】お骨になられて、阿弥陀様の前での最初のお勤めをします。
※「阿弥陀経」・「三重念仏一首和讃」・「御書」
【埋葬勤行】お骨をお墓に埋葬します。
※「歎仏偈」・「短念仏」・「廻向文」
【注意】
①葬儀式の後、出棺の形で記載してありますが、出棺してお骨での葬儀式の場合もございます。
②法務の時間の都合でやむを得ず、火葬場に同行できない場合がございます。
③お骨をお墓に埋葬する時期に決まりはありませんので後日の場合もあります。
④葬儀式当日に初七日法会を行うこともございます。
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一光三尊佛お送り本寺御復座法会参拝の旅

一光三尊佛お送り本寺御復座法会参拝の旅
平成28年3月31日(木)~4月2日(土) 2泊3日 全行程バス利用
旅行代金46,000円 募集締切2月29日
【法会企画】真宗高田派本山専修寺 【旅行企画】(株)JTB中部 津支店
平成26年4月に高田本山に17年に一度お迎えしていました本寺の一光三尊さんがお帰りになります。毎回、高田本山で御帰山法会が終わりますと、一光三尊佛と共に本寺へお送りし、本寺で御復座法会にお遇いする行事です。
ずいぶん前は、国鉄(現JR)の臨時列車で団体参拝をしていたようですが、高速道路の整備などで今ではバスでの団体参拝になります。この次ぎに一光三尊佛にお遇いできるのは15年後と思いますと「今でしょ」と言わざる得ません。皆様も一緒に行きましょう!
※申込書は、12月に寺報と一緒に配布させていただきましたが、ご入り用でしたら妙華寺にございますのでお申し出下さい。
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1月のおてらおやつクラブ

1月のおやつクラブ

今年最初のおてらおやつクラブ発送しました。
今日、津市社会福祉協議会久居支部の方が拙寺にお越し頂きお話しました。
先月、おてらおやつクラブのことをお話しして地域で活動ができるかお尋ねをしていました。一つの支援団体様をご紹介していだき、こちらができるお供えをお下がりとしておすそ分けがマッチするか先方様にお話していただくことになりました。また、この地域の社会福祉協議会様には、一人親家族だけではなくその日の糧を求めにこられる方も月に一度はあるそうです。その時の対応はできるでしょうかと聞かれましたのでこの件はおてらおやつクラブと別に対応はできることをお伝えいたしました。その後、妙華寺が行っているおてらおやつクラブの梱包を見ていただきました。その他、妙華寺会館の場を使っていただくこともお話ししました。

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お寺の現状

今月は総代会とお世話方会があります。2年前は寺業計画書としてお寺の使命やこれからのお寺の目標なども記載したものをお配りしましたが、一度に目を通していただくことも大変でした。今回はもう一度お寺の現状を振り返って意見をいただこうと思います。

お寺の現状と今後のあり方
私のお寺は、津市の久居地区にあります。江戸時代津藩の藤堂家が支藩として久居の地に分藩された場所です。当時の久居には、9ヶ寺ほど新しい町に新しいお寺がありました。現在の久居仏教会(現在不活動)としては18ヶ寺ほど加盟しています。
お寺の半径2Kmの中にお同行様がおよそ350軒ほどあり、お盆などでは自転車でお参りに行くのが便利です。久居から転出されましたお同行様が180軒ほどあり、遠くは東京などの関東圏、愛知県、京都府、奈良県、大阪府、兵庫県、三重県各市町などに点在しています。
近くのお同行様には、それぞれの地区のお世話方様が、行事の案内などをまとめていただいています。
しかし、お世話方様の高齢化や、町の中心街(近隣のお同行様の住まわれている地域)の空洞化、津市全体の人口減少など、社会問題として取り上げられることが私の町でも起きています。行政の自治組織の自治会もこれまでのような関係性が希薄化してきているようにお世話方様を中心としたお寺のコミュニティもこれまでのような関係性が続いていくか心配しています。
今から30年ほど前まで私の地区ではお通夜に僧侶はお勤めに行くことはありませんでした。葬式組と言う最小限のコミュニティが存在しており、「輪とり」 などと言われた組(地区)の年長者が、お通夜の席でお勤めをされていました。その当時、新しい団地などが郊外にでき、そこのお通夜に僧侶が「輪とり」として呼ばれるようになりました。その時、当時の住職(父)と、どのような衣体で、何のお勤めをしようかと話した記憶があります。枕勤めと同じ衣体の、ふほう、輪袈裟として、お勤めは、組の方がお勤めするのが「重誓偈」、「文類さん」、「五首和讃」、「短念仏」、「回向文」と聞いていましたので「重誓偈」を「阿弥陀経」にして「文類さん」、「五首和讃」、「短念仏」、「回向文」と決めて今に至っています。その頃、最小限のコミュニティが無くなっていくことを深刻に受け止めていなかったことが今の現状になったと思います。
また、お墓の継承問題として、跡取りがいらっしゃらなく、外に出た子供(娘)さんが面倒を見られているお墓や、今は当家がお墓を継承されていますが、継承される方が無くなるお墓が120軒ほどあります。お寺のスリム化は少し前から考えていますが、考えをまとめるには至っていません。これまでは、都会のお寺の問題が時間をかけて、地方都市のお寺の問題として浮かび上がってきましたが、これからは、僧侶の資質が問われ、お寺の本来の意義が問われる時代になると思います。葬儀や年回法要を主として考えるなら、亡くなられた方のご家族の悲しみにどのように寄り添っていくことができるか。宗教法人のお寺がより公益法人として活動していくことができるか。宗教者としての研鑽と法人の経営の研鑽が大切になると考えています。

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井戸山の報恩講

井戸山の報恩講
妙華寺では毎年1月4日に井戸山地区のお同行様のお仏壇で報恩講のお勤めをしています。昭和の時代は、毎年持ち回りで宿があり、宿からお勤めを始め一軒一軒お同行様のお仏壇の前でお勤めをして、再び宿で最後のお勤めをしていました。お宿の床の間には、親鸞聖人の絵伝(聖人650回御遠忌の記念の絵伝)の軸とその井戸山の報恩講が始まった由来が書いてある軸が掛けてありました。このことから井戸山地区での報恩講は100年以上続く行事になるようです。平成に入ると宿が無くなり、一軒一軒のお同行様のお仏壇の前で報恩講を勤めるようになりました。井戸山地区ではお正月が終わり、お家の報恩講をすまし、仕事始めがあり、本山のお七夜にお詣りすると言う生活習慣が続いているようです。地区のコミュニティとお寺のコミュニティが継続されていることは、それぞれのコミュティが希薄になりつつある時代では、大切にしていきたいところです。

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