3回忌 平成26年往生人
7回忌 平成22年往生人
13回忌 平成16年往生人
17回忌 平成12年往生人
23回忌 平成06年往生人
27回忌 平成02年往生人
33回忌 昭和59年往生人
50回忌 昭和42年往生人
100回忌 大正06年往生人
150回忌 慶應03年往生人
200回忌 文化14年往生人
250回忌 明和04年往生人
300回忌 享保02年往生人
今年も後わずかになりました。例年の通り新年の準備をしていますが、今回 屠蘇散(清酒に入れてお屠蘇にするもの)が地元の薬局でも見つからずどうなるか考えていました。これまでは、地元のスーパーでも購入できましたが昨年は見つけることができず、薬局を何店か回り求めることができました。今年は見つけることができずに、都会の百貨店の食品売り場や酒屋さんに足を運びましたが見つけることができず、やっと健康食品売り場で求めることができました。年に一度必要とするもので価格も安価で、以前に比べてお屠蘇の需要も少なくなり流通が限られていくのだと思います。今後、手に入れることができなくなる日がくるとすれば寂しいことです。お屠蘇にちなんでお寺で使用している屠蘇入れ(燗鍋)は、高田本山のご紋の五七桐がついています。
妙華寺会館は、昭和10年に茶所として作られました。戦後のいつからかはっきりしませんが昭和40年頃までは、三重県の久居食糧事務所として使用していました。前住職が、その後改修して、畳敷き36畳の広間として、葬儀式場・会議会場・お非時会場など妙華寺会館として活用しています。阪神大震災後に建物の耐震診断をしましたら耐震基準に達していませんので心配をしていました。この度、屋根瓦も傷んでいますのでスレート葺きにして、壁面を新設し、空調設備を入れ畳敷きから板の間にすることにいたしました。広さは今まで通りですので、葬儀式場・会議会場・お非時会場などとして活用いたします。 先日の報恩講のお非時会場として使用しましたがお越し頂いた皆様に腰に負担がなくなり好評でした。
③ 初めて法話大会の開催をいたしました。
妙華寺の本堂にて京都若手僧侶法話勉強会様の主催の布教大会が行われました。
およそ50名の方々がご聴聞に駆けつけてくださいました。
最初にお勤めがあり、出勤僧侶は、西本願寺の方が多く普段唱和されない「文類偈」の節を心配されていましたが、堂内の大勢の大きな声で一緒に合わせて唱和されていました。
ご法話される若手の4名は、少し緊張の趣で始まりましたが、落ち着いた口調で自分の経験を交え、阿弥陀様のはたらきを讃嘆され、最後に会の代表の中西正導師(本願寺派布教使)がまとめられました。その後、茶話会では、お茶とお菓子をいただきながら若い僧侶が、ご聴聞された方お一人、お一人のお話しをお聞きしたり、お尋ねに丁寧にお答えしていました。平素のお勤めの後に私(住職)とお同行の皆様との話より活発な会話で私に課題を与えていただいた感じです。
ご聴聞をいただきました皆様には、お同行様をはじめ、地域の方々、河芸の満願寺様の坊守様と婦人会の皆様や、近隣のご住職様にもお越しいただき大変感謝申し上げます。
また、京都若手僧侶法話勉強会様には、遠方より三重県津市久居の妙華寺までお越し頂き、布教大会として4名のご法話をご聴聞できることを楽しみにしていました。
現代は、仏教のこと、親鸞聖人のことなど、書籍やメディアで知ることもできますが、ご法話を聴聞することは、布教使様とご聴聞する私たちが一体となり、仏徳讃嘆を作り上げているように感じます。布教使を目指している若い僧侶と共にお育ていただいた時間となりました。
四季の花 今年は早咲きの椿が咲かずにいましたが咲いていることに気づきました。ロウバイも小さな花の蕾がつき出しました。水仙は先日の雨と強風で倒れているのが多くて残念です。
高田本山の法宝物(たかだほんざんのほうほうもつ)
私たちの「真宗高田派本山 専修寺(せんじゅじ)」には、親鸞聖人にかかわる法宝物がたくさん残されています。
親鸞聖人直筆の『三帖和讃(さんじょうわさん)』や『西方指南抄(さいほうしなんしょう)』等は国宝です。重要文化財としては、著書関連の他に只今大修理を行っている建物の御影(みえい)堂や美術品など計20数点に及びます。この他、三重県や津指定の文化財も史跡も多くあります。
高田本山にはなぜこんなに多くの法宝物があるのでしょうか。
高田派は、聖人が関東の高田に本寺専修寺を建立されたことがはじまりで、直弟子の真仏上人や顕智上人が「真宗の法義」を正しく相続されて関東最大の教団となりました。したがって、その当時の法宝物が当然のことながら高田派にこのように多く残されているのです。
そして第10世真慧上人がここ伊勢一身田に本山を移されたときに法宝物も一緒に移されたのです。
以上の法宝物はいわば「形のある財産」ですが、その中には真宗の教えが流れていることを忘れてはなりません。いずれも、真宗のお念仏を後世に伝えるためのものであり、また750年の歴史の中では、善知識(ぜんちしき)をはじめ多くの先輩やお同行たちがこれを守ってこられました。私たち現世に生かされる者は、この法宝物とそのご法義を後世に相続しなければならない義務があると思います。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より
※平成28年現在、高田本山に所蔵されています専修寺文書306通や境内の諸堂・建造物の多くも重要文化財になりました。