3月のおてらおやつクラブ

3月のおてらおやつクラブ 今月も19日に一人親家族様、支援団体様へおすそ分けさせていただきました。
今年の夏は、支援団体様と新しい行事ができるかもわかりません。

今年で3年目になると思いますが「神戸スイーツ学会」様からバームクーヘンのご寄付があるとおてらおやつクラブ事務局様から連絡がありました。
・本企画は、普段洋菓子を食べる機会のない子どもたちに、美味しい洋菓子を食べてほしいというものです。お渡しするのは「子ども」限定とありました。
こうした企画が企業からおてらおやつクラブに持ち込まれるのは非常に有り難く、
いつにも増して子どもたちに笑顔を届けることができると思います。
多くの企業さまからもおてらおやつクラブへのご賛同もお待ちしております。

【写真は昨年のバームクーヘン】

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は1月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

4月の日曜学校は朔日です

新しい年度の最初の日曜学校は4月1日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の夕時のお勤め(歎仏偈・文類偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
だんだんと春めいた気候になり、境内の桜も咲き始めました。新しい気持ちで日曜学校に参加されませんか。

第7回『お寺で体験』は「誕生釈迦仏」

第7回『お寺で体験』は、4月8日の花祭りにちなんで「誕生釈迦仏」についてお話しました。妙華寺のメリシャカ(花祭り)の「誕生釈迦仏」と前々住職の代の「誕生釈迦仏」を間近に見ていただきました。それぞれの個性があり見ていて楽しいものと感じています。

続いて、真宗の教えとして高田派としての歩みをご紹介しました。親鸞聖人の「み教え」を伝える真宗10派の中で高田派の特徴や歴代上人のこと、昨年11月に国宝指定されました「御影堂(みえいどう)」と「如来堂」の紹介をしました。

1年間7回の講座に全出席をされました方はお一人でした。住職の私も一回葬儀で出席できない中のご参加ありがたいことでした。またご多用の中、ご都合をつけて出席していただきました多くの皆様にもお礼申し上げます。

【近隣の花祭り情報】
昨年に近くの高田派のお寺で「花祭り」をされているかお尋ねしたところ、小戸木の西林寺様、野村の浄徳寺様も「花祭り」を開催されているとのこと。
高田本山では、4月8日は、朝9時に山門の2階に安置されます「釈迦三尊仏」の前でお勤めがあること。
妙華寺と隣寺の玉せん寺様では4月7日8日に本堂前に「誕生釈迦仏」を安置して、甘茶を濯いでいただくようにしています。スタンプラリーの用紙が妙華寺にありますので隣寺の「誕生釈迦仏」にお参りしてスタンプを押印していただくと妙華寺で記念の品を差し上げています。

陽気な気候で外に出る機会も多くなる時期ですが、お寺の「花祭り」も楽しんでみてはいかがでしょうか?

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3月の花

四季の花 3月に入ると少しずつ暖かい日も続いて、境内の花も楽しみになります。裏の庭のさんしゅうやアセビの花も咲いていました。また裏庭の借景になる彼岸桜も咲き出しました。


遠方のお同行様がご自宅でお育ての花の苗をご持参いただきました。4月に咲くか楽しみです。これまでも毎月お花をお届けいただくお同行様もいらっしゃりこの場をお借りしてお礼申し上げます。


今年のお彼岸は雨で少し寒かったですが、山門のまだ植樹してそれほどたっていないしだれ桜に花がつき、もう一本の桜も蕾が膨らみました。

春彼岸会 お勤めしました

今年は彼岸に入り雨が多く、春彼岸会当日の21日は朝から強い風雨になり、気温も上がらずご聴聞される方のことが心配でしたが、午後から風雨も弱まり法話が終わる頃には小雨になりました。
お孫様をお連れなり来られた方や、京都の宇治からもお越しになられ方もお聴聞していただきありがたいご縁でした。


ご法話は、浄泉寺の戸田栄信師が「悪人正機のすくい」と題してお話されました、「悪人」と言う言葉の定義が真宗と世間では少し離れていますので、私(住職)も、随分以前に法事の後にお話をしましたがお伝えするのが難しかったことを思い出しながら、布教師の戸田様から、仏様のお心に背いた生き方をしているこの私を無条件にお救いする働きを
とても良くわかるようにお話をいただき、ご聴聞されました皆様からも「良かった」と仰せられたお声をお聞きしました。
私(住職)がご法話を聴聞することは、いつもこの私が阿弥陀如来様の目当てであったということにうなづくことができるからであり、そのことで自分自身が豊かな時間をいただいたことを有難く感じるからです。


妙華寺では、年5回の行事でしかご法話を聴聞する機会がございません。多くの皆様にご聴聞をお喜びいただくご縁となりますように、法話参加票にスタンプを押印させていただいています。10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています。
今回も4名の方に記念の品をお渡しさせていただきました。

 

和讃

和讃をご紹介いたします。和讃について多くの参考書がありますが、『注解 国宝 三帖和讃』常磐井鸞猶著と『浄土高僧和讃講話』川瀬和敬著より紹介します。
高田派門徒にはとても親しくしている和讃の一つです。

浄土高僧和讃 天親菩薩3首

本願力にあひぬれば むなしく過ぐる人ぞなき
功徳の寶海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし

弥陀の本願に出遇うと、かいもなく終わる人は一人もいない。名号には功徳が海水のように満ち満ちているから、欲望に汚れた水も、差別なく同化してしまう。

本願力は、我々を救わねばおかぬという、第18願の広大な働き。
遇うは、『一念多念文意』に「遇は まうあふといふ。まうあふと申すは本願力を信ずるなり」とある。「ぬれ」は完了「ぬ」の已然形。確定条件である。
むなしく過ぐる人ぞなきは、『一念多念文意』に「むなしく過ぐる人なしといふは、信心あらむ人、むなしく生死にとどまることなしとなり」とある。救われない者はなく、必ず浄土へ生まれるということ。
寶海は、名号を宝の海にたとえる。

以上 【注解 国宝 三帖和讃 常磐井鸞猶著より】

如来の本願力をよくみて、これに遇いたてまつる眼を与えられ、信ずることのできた人には、生死にとどまり人生を空過(くうか)することがなくなります。本願念仏の功徳は、宝の海のように満ちあふれて、煩悩の濁った水も、満々たる宝海の中へ、へだてなくきらわず、融かされていきます。
これは『浄土論』の、「仏の本願力を観ずるに、遇うて空しく過ぐる者なし、能く速やかに功徳の大寶海を満足せしむ」に当たりますが、「能令速満足」は次の第4首にまわります。
『尊号真像銘文』には、「観仏本願力遇無空過者といふは、如来の本願力をみそなわす願力を信ずるひとはむなしくここにとどまらずとなり。能令速満足功徳大宝海といふは、能はよしといふ、令はせしむといふ、速はすみやかにとしといふ、よく本願力を信楽する人はすみやかにとく功徳の大宝海を信ずる人のそのみに満足せしむるなり。如来の功徳のきわなくひろくおほきにへだてなきことを、大海のみづのへだてなくみちみてるがごとしとたとへたてまつるなり」と述べられますが、86歳の高齢を考えますならば、信心表現のきわまりでしょうから、重く読みたいと思います。
本願がもし無いということならば、煩悩成就のわれらとしては酔生夢死に終わることもいたし方のないことですが、われらをたすけんがために本願力がこちらへ迫っているのですから、本願に遇わないことは、こちらの罪です。この身が空過するならば、本願のご苦労を徒労に帰せしめます。それこそはからざる大罪となります。『入出二門偈頌』に、「かの如来の本願力を観ずるに、凡愚遇うて空しく過ぐる者なし」と述べますように、遇うのは凡愚です。凡愚こそどうしても本願に遇うべき約束づけられていることを知ります。凡夫のたすかるのには如来の方から大きな力が要ります。

以上【浄土高僧和讃講話 川瀬和敬著より】

最終講『お寺で体験』は3月25日です。

昨年4月から始まりました『お寺で体験』最後が3月25日になります。
今さらではありますがお寺について知りたいけど、お寺の敷居が高くて入りづらいし直接お坊さん(住職)に話しても良いの?
知らないことを聞きたいけど誰に聞けば良いの?と感じている方へ
お寺には日本の伝統文化がたくさん残っています。今、妙華寺に残されたものを通して日本の仏教文化を『お寺で体験』しませんか?
最後の開講になりました。
第4日曜日 午前10時から11時30分まで二部制(途中休憩あり)
会費1,000円(当日徴収します) 準備の都合上、事前申込をお願いします。
事前申込制(単発も可)どなたでもご参加いただけます

最後の3月25日の「お寺で体験」は、妙華寺会館で花祭りについてお話します。
境内の桜も開花するか楽しみです。
03月25日 花祭りについて・花を愛でる(境内の桜) 真宗②

お問い合わせ・申込先 津市久居二ノ町1743番地
真宗高田派 法苑院(ほうえんいん)妙華寺(みょうけじ) 中川 和則
お寺のHP https://www.myoke-ji.com 電話・ファックス 059-255-2846

【事前案内】5月18日の 「お寺の講演会」のご案内

【事前案内】2ヶ月後の5月18日の 「お寺の講演会」のご案内
妙華寺では、5月18日(金)15時から真宗佛光寺派の大行寺のご住職の英月(えいげつ)師を娘の縁によりお迎えして本堂にて講演を行います。
英月(えいげつ)師は、京都の自坊大行寺で「写経の会」、「法話会」を開催され全国から多くの参詣者が集まります。また、講演会やテレビ、ラジオでもご活躍されています。 ご著書として『あなたがあなたのままで輝くためのほんの少しの心がけ』(日経BP社)共著に『小さな心から抜け出す お坊さんの1日1分説法』(永岡書店)も出版されています。
「お寺の講演会」を住職もとても楽しみにしています。
どなたでもご参加いただけます【聴講無料】ので多くの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

ひとくち法話

―お釈迦様のご生涯―
04苦行(くぎょう)
お釈迦(しゃか)さまが29歳のある夜。いとしい、妻(つま)と子どもにそっと別れを告げ宮殿をあとにされました。お供には愛馬カンタカと馬の世話係のチャンナだけです。夜通し走り続け、朝方にアノーマー川につきました。そこで、身につけていた宝石や衣服をぬぎすて、カンタカやチャンナとも別れ、ひとり川を渡られました。
この時、お釈迦さまは、どうすれば「生老病死(しょうろうびょうし)」という四つの苦しみから逃れることができるのか、過去未来現在(かこみらいげんざい)の三世にわたる道理を見極めるまでは城には戻るまいと決心されたのでした。
お釈迦さまは、粗末な小屋で雨露をしのぎ、巨樹(きょぼく)の下や、洞穴、岩の上など瞑想(めいそう)する場所を変えながら断食(だんじき)をして、自ら苦行に向かって精進されました。この頃、道理を見極め、悟りをひらく道は自らの苦行しかないと信じられていたのです。骨と皮ばかりになって幾度も生死の境をさまよったといわれます。
このような修業(しゅぎょう)が6年間続きました。「ゴーダマ(当時、お釈迦さまはこう呼ばれていました)は死んだぞ」という噂さえたったのでした。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

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※妙華寺では4月7日8日に「メリシャカ」(花祭り)を行っています。

本堂前に花御堂を安置します。よろしければ庭の花を1本お持ちいただき荘厳していただきます。甘茶もご用意しています。

春彼岸法会は3月21日午後1時30分からお勤めをいたします

讃佛会(さんぶつえ)
「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。日本では、昼夜が同じ時間になり、太陽が西に沈む頃の春分の日・秋分の日を中心に一週間を春秋二季の彼岸と例えます。日本人の心に根付いた仏教への心温まる気持ちの現れです。
彼岸は、仏典に出てくる言葉で、パーラミターというインドの言葉を訳したものです。彼岸とは「到彼岸」の略で、迷いの世界(この世)から悟りの世界に到るということです。この迷いの世界を此岸(しがん)といい、如来の悟りの世界を彼岸と名付けています。
親鸞聖人は、「人みなこの此岸、つまり人間世界から彼岸への途を歩まねばならない」とおっしゃってみえます。
此岸から彼岸へのこの道は阿弥陀如来ご廻向の道であります。浄土への道は、浄土からの呼びかけの道であります。彼岸会はインド・中国にはなく日本独自の法会です。真宗では彼岸の一週間を佛徳を讃嘆する場として、また聞法のご縁の場として大切にしています。
真宗では、彼岸会を讃佛会とも申しています。

法苑院妙華寺では、春分の日・秋分の日の午後1時30分からお勤めと法話を勤めています。 親鸞聖人のご和讃に
「生死の苦海ほとりなし
ひさしくしずめるわれらをば
弥陀の悲願のふねのみぞ
のせてかならずわたしける」とお述べになっています。
苦悩の世界(此岸)に沈んで久しい私たちは、阿弥陀如来の悲願によって救われる(彼岸へ運ばれる)とお諭しになられています。

3月21日(祝・水)午後1時30分からお勤めをいたします。
浄泉寺の戸田栄信師のご法話がございます。
 妙華寺では、ご法話をご聴聞していただくと法会参加票にスタンプを押印させていただいています。ご聴聞をお喜びするご縁となりますように、10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています

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