8月の四季の花

四季の花
7月から8月にかけては、お盆のことで心に余裕がなくなり、花が咲いているのだけど愛でる時間が取りにくいです。今年の8月中旬は梅雨の時期のように雨が続いて、例年より少し涼しさを感じていました。そのせいかわかりませんが、早くも秋の花も咲き出しました。

2週間前

2週間前
昨日(27日)三重県も緊急事態宣言が発出されました。
8月中旬から感染者数が増える中、不安も大きくなっています。
感染者数のことで聞くのは、2週間前の私たちの行動(人流)が今の感染者数に現れると指摘されます。
27日の2週間前は、8月13日頃 お寺では8月のお盆の最中でした。その頃の三重県の感染者数も増加中で、私(住職)もそうですが多くの方々が不安であった気がします。

その2週間前は7月30日頃 遡っていくと私(住職)の行動の記憶もあいまいになります。
自分にできることは何かを考えながら、自分の行動を振り返ってみることも大切だと思います。ただ不要不急の行動を差し控えたり、自粛することがストレスに感じることもありますが、その時間を前向きに捉えることができれば、これからの人生の歩みを豊かにできるのではないでしょうか。

2021-06-23のHPのブログに掲載しました「コロナ禍で不安をお持ちの方へ」を再掲します。
コロナ禍で不安をお持ちの方へ
昨年2月頃から世界中で新型コロナウィルス感染症で不安を抱いている方は、私(住職)を含めてたくさんいらっしゃると思います。
その不安は、生活全般に関わっていますので、専門的なことは多岐にわたっています。
これまで、お寺にお寄せいただく不安をまとめてみました。重複したり、見落としていることもあるかもわかりませんが、お許し下さい。

・コロナ禍で法要に人が集まってもよろしいでしょうか【集まることへの不安】
お寺の本堂の大間(だいま・皆様に座っていただく場所)は、56畳あります。
コロナ前は一畳に2席のイスを用意していしたが、昨年(2020)4月から 二畳に1席、5月から四畳に1席としました。9月に仕切り板を用意してこれまでと同様の一畳に2席の形です。イスは最大36席用意しています。

・コロナ禍での法要に県外の方は遠慮させていただきます。(家族だけでおこないます)【移動にともなう不安】
昨年や今年の緊急事態宣言・まん延防止特別措置の時期を含めてコロナ禍では、県内の ご親戚やご家族だけでお勤めされる場合が多いです。また、県外の方もご家族単位で車で直接お寺にこられる場合もあります。マスクの着用や手指の消毒や検温をお願いしています。また、体調が悪い場合はご無理されないようにお願いしています。同時に健康でありましても「集まる」ことに不安がある場合はご無理されないで結構です。

・本堂での法要はどのような対策をされていますか【お勤めへの不安】
マスクの着用や手指の消毒や検温をお願いしています。また、体調が悪い場合はご無理されないようにお願いしています。同時に健康でありましても「集まる」ことに不安がある場合はご無理されないで結構です。
住職も、昨年3月から毎日2回検温をしています。マスクをしてお勤めをしています。
木造の本堂は換気に十分配慮しています。

・お盆のお勤め遠慮いたします。【自宅での不安】
他者が自宅へ入ることに不安がある場合は、お申し出ください。お盆期間前後にお墓でお勤めをさせていただくこともできます。
・法要を遠慮いたします。【集まることへの不安】
不安がある場合はお申し出ください。お寺の住職が本堂でお勤めさせていただくこともできます。
・コロナ禍で、納骨にお寺に伺うのが難しいのですが、先になってもだいじょうぶですか【移動や集まることへの不安】
お寺への移動に不安がある場合はお申し出ください。納骨の時期に決まりがありせんので、心が落ち着いた頃で結構です。

全てのことですが、お寺の住職は、法要や葬儀などお勤めされる方々と直接お話させていただき不明なことがないように務めていきます。

※新型コロナウィルス感染症のことだけではありませんが、私たちが何気なく発する言葉や行動が相手の方に「差別」や「偏見」を感じさせることがあります。自分の思い込みが正しい知識や情報に基づいているのか省みながら、他者への感謝や思いやりを不安な毎日であるときこそ大切にしていきたいと思います。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
「こんなはずじゃない」と落胆しないために

『大往生できる人 できない人』潔く、とらわれず、おまかせして生きる 田畑正久著 から
著書では、「「団塊の世代」が定年を迎え、社会的な仕事から離れた時、3ヶ月から半年くらいの間は、その自由を謳歌できるようです。しかし、それ以上が過ぎると、今度は時間を持て余して、「これでいいんだろうか」と多くの人が感じます」とあります。

人間として生まれて、生きて、老いて、そして病気で死んでいく。これが人間としての自然なプロセスです。ところがたいていの人は、元気で生き生き、楽しく健康に生きることだけが自分の持ち分であって、その先の「老病死」は、あってはならないことのように考えています。

結局、「老いること」「病むこと」「死ぬこと」ということの意味がわからず、人間としての成熟、老成ということが、いつの間にか文化の中から失われているのが現実です。

※日常の生活(人生)は、生き生きと楽しければいいのだ。そう思いたいのだけど現実はそれほど甘い物ではありません。悲しいことや苦しいこと嫌なことみんな引き受ける時がいずれやってきます。その時の自分に向き合う術があるのか考えさせられますね。

【報告】初盆総回向

【報告】 初盆総回向
8月の初盆のお勤めが終わりました。妙華寺では初盆の最後のお勤めを初盆を迎えられましたご家族の皆様と一緒にお勤めしています。
今回も昨年と同様、新型コロナウィルス感染症の感染防止の為に、多くの方が「集う」ことのリスクを考えて同じ内容で、17時からと19時からの2部制にしました。

23日はご本尊の正面に「いのちの積み木」を飾ります。
「いのちの積み木」は、先祖を可視化する積み木のおもちゃです。私の「いのち」のつながりの中で考えさせられることもあります。そして、「感謝の心」を育むことが「生きる力」なることをお伝えできれば良いのですが限られた時間では難しいです。

また、「高田派の平素のお給仕」をお話ししてご自宅のお仏壇の作法を改めてご確認していただいています。

今年は、傾聴僧の会が、亡くなられた方へご遺族様が自分の想いを「言語化」して、手向けることで、ご遺族様を援助できればと考えられた事業の「ことはな」を初盆の火入れの時に、ご遺族にお渡しさせていただきました。
23日の総回向までにお供えされました「ことはな」は、24日にお焚き上げさせていただきます。

また、いつも初盆の方の法名を余間に安置しています。その余間には、「南無不可思議光如来」の九字名号と「帰命無量盡十方無碍光如来」の十字名号が掛けられてあります。
共に「南無阿弥陀仏」の名号の別号でありますので、「倶会一処」のお浄土に、一緒にいらつしゃるお姿と見ることもできこちらも、可視化の一方法であるようにも感じています。

 

仏事と仏の教え

仏事と仏の教え
お寺の住職や寺族のほとんどは、お寺の行事や葬儀・年忌法要など仏事のお勤めを通して、お同行さんと関係を築いています。
そして何を伝えたいのかと言えば、仏様の教えです。

仏事の時は、世間話や個々の相談など、その時気になることが話題になり、常識的な受け答えも大切ですが、世間(自分)の「ものさし」だけではなく、仏様の「ものさし」で現実を見ることが大切なことをお伝えできればと思っています。仏様の教えを受け入れていただくことができるかは、お同行さんと、お寺の住職や寺族の関係性に尽きるようにも感じています。
そう思うと、仏事にしっかり向き合うことが大切だと、お盆のお勤めを通して新たに感じています。

【報告】8月のお盆

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【報告】8月のお盆
妙華寺では地区を分けて7月と8月にお盆勤めをしています。
8月のお盆は、例年暑い中のお盆のお勤めですが、今年は、12日から15日雨が降り、それほど気温もあがらない4日間でしたが、車での移動でした。雨が降らない時は、自転車での移動は軒先に置くだけですので楽ですが、車になりますと駐車スペースを考えなければならず、また、雨合羽の脱着作業が加わり少し難儀です。

今年は、三重県の感染者も過去最高を更新しており、近隣のお寺さんもお盆勤めを中止されたお寺もあり、果たして行ってよいのか考えたこともありますが、昨年同様、不安な方からは連絡をいただいき、お墓でお盆勤めをさせていただいたりしました。
また、お待ちいただく方もいらっしゃり、年一度の訪問でお話をお聞かせいただくことができ有難い時間でした。また、例年遠方の方々もお墓参りにお越しになられたり、お墓でのお盆勤めのご依頼もあり、お墓が賑やかな時期でもあります。

7月のお盆の時もそうでしたが、今年一番の話題は、ワクチン接種のことでした。多くの高齢者の方が2回の接種が終わられていますが、64歳以下の年齢の方々は受付がはじまっていますが9月・10月の予定とも聞き、希望者全員にはまだまだ時間がかかるのかと思いました。また、接種をしない(できない)選択もありますがその方々を差別することのないような社会であってほしいと願っています。


お仏壇を守られている方は、年配者が多く、お一人の方も多く、毎日の生活での不安をお聞かせいただくこともありました。介護の疲れであったり、終活についての不安も耳にします。また「集う」ことができない為、子ども家族などと会う機会が減り、寂しい気持ちを抱かれている方も多くいらっしゃいました。

毎年でありますが、お仏壇を何代にも渡りその家で大切にされてきたことに頭が下がりますし、一緒にお勤めできましたことに感謝申し上げます。

※住職も65歳以上の高齢者枠で6月中に2回接種が完了していましたので、自分の中で少し安心したお盆でした。

※全国的にお盆の期間から今も豪雨で大きな災害に見舞われました地域の皆様にお見舞い申し上げます。 この災害でお亡くなりになられました方々にお悔やみ・追悼いたします。

 

津・平和の鐘

 

津・平和の鐘
戦争が終わって76年 戦争を知らない私(住職)は平和をどう保っていくのか。いつも考えていかなければならない課題の1つです。
「津がつながる津ぅりずむ」が主催し、今年で4回目になる、津市内にある鐘を撞き「戦没者の追悼と世界平和を祈念する」ことに賛同した寺院が正午に黙祷をしてから鐘を撞きました。
昨年同様コロナ禍での開催ですので、あまり周知はしていせんが、正午に鐘を撞き、黙祷し、お墓参りにこられていた6組11名の方に鐘を撞いていただきました。

8月のおてらおやつクラブ

8月のおてらおやつクラブ
8月は、「おてらおやつクラブ」は、3つの支援団体様へ手渡し、これまでの宅配と7月からの新しい「集荷依頼」を使い、「おすそ分け」をしました。

また、「おてらおやつクラブ」ののぼり旗を事務局から届けていただき、本堂横に掲げることにしました。更にご理解・ご協力がいただけることを願っています。

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は8月月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
宗教を利用しながら、元の生活を取り戻す

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から

著書では続けて、「儀式やお墓を通して、死者との関係に区切りをつけたり、継続させたりする宗教のもつグリーフケアのシステムを利用しましょう」とあります。

どこの国も、昔から宗教が、その地域のグリーフケアを担っていました。宗教によるグリーフケアは、葬儀・その後の(キリスト教では)追悼ミサや記念祭・(仏教では)法要や墓参り・仏壇などが挙げられるます。遺された人は、これらの力を借りることで、亡くなった人との生前の関係性に区切りをつけ、日常を取り戻していくことができます。

※日本の仏教は、日本文化を含めた地域に根ざしたグリーフケアであり、遺された方々の人生観や価値観に合わせた関わり方をすることが必要なのだと感じています。

8月のお盆のお勤めは、11日から15日です

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妙華寺のお盆のお勤めは8月11日から15日まで地区を決めてお勤めしています。
三重県内でワクチン接種が進んでいるとはいえ、COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染者が急増しています。
昨年もご案内いたしましたが、今年もCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)のことで、ご自宅の仏間でお勤めする場合、密閉空間で密集・密接のことを気にされる場合は、中止をお申し出いただいて結構です。当日、伺った時でも、事前にお申し出いただいても対応いたします。

以前からも、その年のお盆のお勤めの日にちが、出勤日や病院の予約日であったり、デイサービスの日であったり予定が入っている場合は、ご連絡いただきますと日時を調整させていただいたり、お堂やお墓でお盆のお勤めをさせていただいていますので、遠慮無くお申し出下さい。