親鸞聖人絵伝

親鸞聖人絵伝 4幅
「親鸞伝絵」から図画の部分を抜き出し掛軸にしたものが「絵伝」で、場面は下から上へ順序よく配置され、各場面は「やすり霞」といわれる雲形で仕切っています。一般に4幅で一組です。

妙華寺の「絵伝」は、高田派第18世圓遵上人(1786年~1811年)の署名と花押が第4幅上段にあり、第4幅下段に絵師(御絵所)は藤原佐助とありますので、高田派の親鸞聖人絵伝と見られます。

 

親鸞聖人(1173-1263)真宗の開祖
藤原一族の日野有範の長男。「伝絵」によれば9歳の時に慈鎮和尚について出家、範宴(はんえん)と名乗る。約20年間比叡山で修学、常行三昧堂にて堂僧をつとめていたとみられる。29歳の時に比叡山を下りて、六角堂に参籠し、聖徳太子の夢告により法然を訪ね阿弥陀仏の本願に帰し、門弟になる。1205年『選択集』を附属され書写し、法然聖人の真影を図画。夢告により綽空から善信にあらためる。法然聖人のもとで学ぶ間に惠信尼と結婚したとみられる。承元の法難(1207)によって法然聖人らと処罰され流罪になり越後の国府に赴く。自らを非僧非俗とし愚禿(ぐとく)と称した。赦免されると妻子と関東へ移住し、茨城県の笠間市稲田を中心に伝道生活を送る。『教行証文類』を著し推敲を重ねる。62歳頃京都へ帰り、御消息によって関東の門弟を教化、交流する。『三帖和讃』をはじめ多くの著述を残した。
関東で法義理解の混乱が生じ、息男慈信房善鸞を遣わしたがかえって異義が生じ、建長8年(1256)に善鸞を義絶した。弘長2年11月28日(新暦で1月16日)弟尋有の坊舎で90年の生涯を終えた。

お寺の1日(12月)

12月は毎年自坊の報恩講で4年前から第1日曜日に変更をいたしました。今年は12月1日ですので前月からその準備であわただしいです。報恩講が終わってからやっと来年への準備が始まります。年末年始の準備も毎年でありますが忘れていることもあり昨年の記録を見ながらになります。1年が本当に早く過ぎようと感じるのは何のせいでしょうか。1日1日、新たな命をいただきながらその日を終えていく。やるべき事はたくさんあるのでしょうがその時の自分のできることは限られています。精一杯させていただきお任せさせていただくことがどんなに有難いことか尋ねていきたいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

11月の聞法

11月の聞法
21日に龍谷大学の大宮校舎で「伝道を考える これまで・そしてこれから 」と題する公開シンポジウムに参加できました。1部で、貴島信行師の「浄土真宗における伝道の目的と課題」、直林不退師の「これまでの伝道を捉えなおす」、朝倉行宣師の「これからの伝道を考える」の提言と杉本光昭師の節談の実演、朝倉行宣師の「テクノ法要」の映像ダイジェストがあり、2部では、1部の諸先生とコーディネーターに葛野洋明師が参加してディスカッションがありました。
僧侶(お寺)の取り組みで一番大切なことは、仏のみ教えを伝える「伝道」であることは異論ないことですが、伝える方法は多用にあり、また僧侶が伝える力をどのように磨いていくのかもそれぞれ違います。これまでの伝道についての研究からの課題を、時代の中で工夫して伝える努力をしていくことは大変だけど、それぞれの僧侶が自分にできる取り組みをしていかなければならないことと感じました。どうして説教に「節」がついて時代に受け容れられ盛況になりそして衰退したのか、お寺に来られる方が少なくなったことを自分の中で楽しく工夫してお寺に来てほしい思いを伝えることに、節談研究会の取り組みも、テクノ法要の取り組みも、その言葉にとらわれることなく柔らかい発想から始まったように感じました。
節談と妙好人の関係も興味深いでした。
2部の諸先生への若い方からの質問は、私(住職)の頭からは出てこないものばかりで、新鮮な気持ちで拝聴していました。若い方々の取り組みが広まることに期待します。
※中川個人の感想です。
コーディネーターの葛野(かどの)洋明師は、12月1日の報恩講の布教使でもあります。

※仏教についてのことではありませんが、11月8日に京都の裏千家学園で、
「水屋について」と言う講題で裏千家学園の公開講座が有りました。ご講師は、倉斗宗覚業躰(ぎょうてい)氏でした。
お茶の世界で使う「水屋」と言う言葉は、茶室に伴う場所としての言葉でもありますが、茶人の「はたらき」を指す場合もあります。場所としての水屋については、歴史史料の中で歴史的な変遷の研究が進んでいます。人の「はたらき」として捉えると、日本の伝統文化の中での「修行」ということだと感じました。1つの道を歩む姿として実践者でないと得られない経験を積んでいくことと捉えることもできると思います。私は、そこに僧侶の姿を重ね合わせました。
今年は、日本の伝統(文化)について考える機会が多くあったように感じます。
日本仏教を伝統文化として見ることに違和感を感じる方もいらっしゃると思いますが、伝統仏教と称される仏教は、これまでから長く現在に続いていることへの意味として、日本の伝統文化(思想)の1つとして捉えることもできると思います。日本仏教の中で活動する僧侶は、日本の伝統文化の担い手と同じように見ることもできると思います。私(住職)の所属する茶道組織では、平成に入るころからお茶の実践者や興味を持たれる方が少なくなる現状にどのようにお茶の魅力を知っていただくことができるか活動を通して、今に至っているかを少しだけ聞きかじっていると、仏教界での取り組みも同じ方向をもっているようにも感じています。
実践する中で失敗を自分の中で工夫して改善したり、乗り越えていく歩みはその人にとって得がたい経験として残ると思います。※中川個人の感想です。

11月のおてらおやつクラブ

11月のおてらおやつクラブ
今月は、先月同様3つの支援団体様へ11日に「お供え」を「おすそ分け」させていただきました。
また、12月の報恩講のお非時(ひじ)の時に、支援団体様のご奉仕で「子ども食堂」を併設させていただく予定です。

昨年のカレーが好評で今年もあります。(なくなり次第終了)

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は来年1月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
宗教は 利用されるものでなく 利用するもの

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から
著書は続けて「世の中には、悩める人を利用する良くない宗教も少なくありませんが、宗教だからといって敬遠せずに、うまく活用していきましょう」とあります。

死を意識すると、人は孤独を感じるようになります。さまざまな別れを伴うわけですから、それは自然のことです。
お墓参りや除夜の鐘、初詣、結婚式など、これまで仏教やキリスト教、神道といった宗教に、少しは関わってきた経験のある人が多いのではないでしょうか。
孤独や不安でいっぱいの最期を迎えるより、そういった宗教の力を借りることで幸せにれるなら、そのような選択もありだと思います。

宗教団体を選ぶときの基準としての一例として
「人の行動を規制しないこと」・「法外なお金を要求しないこと」・「人を騙さないこと」

※主体が私で、客体が宗教としての表現と思いますが、少し違和感を持たれる方もいらっしゃるかもわかりません。人は絶望の真っ只中にいる時、藁にもすがりたいと思います。宗教を利用していると思っている、私の「考え」が破られていくのが宗教の「み教え」とイメージしているのですが。

お寺の紹介③ 冊子「み法(のり)の苑(その) 妙華寺を楽しもう」

お寺の紹介③ 冊子「み法(のり)の苑(その) 妙華寺を楽しもう」
妙華寺の本堂は、平成16年11月29日に国の有形登録文化財となりました。
当時、日本近世史が専門の早稲田大学文学部教授で久居にご縁があります深谷克己先生に久居の歴史や妙華寺の歴史をまとめた「法苑院妙華寺縁起」と題した冊子を作成してお同行の皆様に配布しました。本堂を見学に来られる方や久居城下案内人の会の皆様にお渡ししていました。

冊子が少なくなり、平成27年に改めて登録文化財の紹介できる冊子を作成しました。今回は、登録文化財の本堂の説明文に (一社)お寺の未来 松﨑香織さんにお力添えをいただき英訳をつけました。
また、久居の歴史や妙華寺の略縁起・行事なども紹介した冊子です。

まだ冊子はありますのでご希望の方は、庫裡(くり)にお申し出ください。

お寺の紹介② お寺の紹介カード(朱印に代えて)

お寺の紹介② お寺の紹介カード(朱印に代えて)
寺社のご朱印がブームです。妙華寺もご朱印ではありませんが、お寺の紹介カードがあります。
これまで時々、ご遠方からお越しいただく方からご朱印を依頼されることがあり、その都度お持ちいただいた朱印帳へお寺の妙華寺にちなんで『重誓偈』の最後の一行「當雨珍妙華」と記していました。住職がお勤めの時や留守の時にお見えになられる場合は、お断りすることでした。その為、お寺の紹介カード(ご朱印帳サイズ)を作成してご朱印の代わりとさせていただいています。

先日、茨城県からお越しの方がご朱印を求められました。上記の説明でお寺の紹介カードをお見せしましたが、やはり朱印帳に記してほしいとのことでした。

お寺の紹介 ①登録有形文化財トレーディングカード

お寺の照会 ①登録有形文化財トレーディングカード

昨年(2018年)4月から配布をさせていただいています。登録有形文化財トレーディングカードは、今年の10月末に100枚を越えました。早くはありませんが、平均すると1ヶ月に5枚以上このトレーディングカードを求めに来られる方がいらっしゃいました。三重県・愛知県・奈良県の近隣の方もいらっしゃいますが、遠くは、新潟県や長野県、兵庫県からもいらっしゃいます。旅行やドライブの合間に立ち寄っていただくようです。このトレーディングカードをどこで知ったかとお聞きすると三重県の登録文化財のHPや時折紹介されます地元の新聞記事などのようです。また、全国のダムカードが有名でその収集と同じように収集されているとのこともお聞きします。

登録有形文化財トレーディングカードについては、平成30年(2018年)4月1日のHPに記載しました。
一般社団法人三重県建築士会様が、多くの皆様に登録有形文化財の文化的価値、観光資源的価値をご認識いただき、登録有形文化財のさらなる活用と地域の活性化の一助としてトレーディングカードを作成されました。三重県内にある多くの登録有形文化財の一つであります「妙華寺本堂」のトレーディングカードも数に限りはありますが作成していただきました。
是非、現地にお越しいただき実物を見て、庫裡(くり)にて「トレーディングカードありますか」(なくなり次第終了)とお声かけください。また、三重県内の登録有形文化財にも足をお運びいただきトレーディングカードを集めてみてはいかがですか。

11月18日(月)13:30から秋の朗読会

4月に「春の朗読会」を開催されました「あめんぼう朗読会」さん主催の「秋の朗読会」が11月18日(月)13:30からお寺(妙華寺)の妙華寺会館(山門から入って左の建物)で開催されます。入場無料でどなたでもご参加できます。

お問合せは、妙華寺のHPからか、電話 059-255-2846 へ
妙華寺から主催者の「あめんぼう朗読会」様にお伝えします。

※「春の朗読会」も盛況でした。今回は何の朗読会になるのか楽しみです。

【写真は、春の朗読会の案内】

お寺の一日(11月)

お寺の一日

11月は、これまでの住職は来年の繰り出し(年回表)を筆で巻紙に書き始めるのですが、字が大変汚い私(住職)にはそのことが苦痛でワープロを使い繰り出しを作成しています。ワープロの字が小さいとお同行の方から指摘され次の年から少し大きな字体に変更しました。12月の報恩講の式文の稽古や報恩講の案内とその準備、特に境内の銀杏の葉が11月末頃から落ちだす時は暗くなっても境内の掃除をしています。