日曜学校
私が日曜学校を開校するようになったのは、平成3年4月からお正月を除く毎月第一日曜日の朝7時30分から8時頃までのおよそ30分です。
先々代(祖父)が大正15年に書かれた『私が経営する日曜学校の立場』と言う一文を読みますと、子供たちに家庭でもお寺でも宗教心を育もうという熱い情熱と当時の「精神文明」と言う言葉に出会いました。先々代は昭和25年まで日曜学校を開校していたようで、年配の方々から日曜学校のことを今でもお聞きすることがあります。私の母に聞くと、毎週日曜日の午前中、本堂のオルガンの音と併せて子供たちの大きな声が境内に響き合っていたようです。
先々代の時代に日曜学校に参加されていました(当時の)婦人会会長から孫にもお寺で日曜学校の経験をということで改めて開校することになりました。小学生の子供さん4名とその祖母にあたる年代の方々4名ほどから始まりました。3年後から小学生の子供さんは、塾やクラブで忙しくなり年配の方が主となり7~8名ほどで、日常のお勤め(朝のお勤め・夕のお勤め)とお寺にまつわることや、親鸞聖人のご生涯、「重誓偈」の味わいなどその時のテーマでお話をさせていただいています。2年前から参加者に念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるように用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)