伊勢だより

伊勢だより
皆さん「赤福餅」はご存知ですね。三重県の餅菓子の中でも一番有名だと思っています。これまでも何度もおいしくいただいています。赤い包装紙をほどくと、購入した日付の伊勢(三重県)の名所などの紹介が書かれた「伊勢だより」が入っています。今は、赤福のHPで毎日更新されますのでその日の「伊勢だより」を知ることができるのですが、以前は、購入しない限り、「伊勢だより」で紹介される名所がわかりませんでした。
6月13日の「伊勢だより」は、高田本山にある「安楽庵」の紹介です。

高田本山の御影(みえい)堂も「伊勢だより」で紹介されているそうです。私(住職)は、まだ、日付を知りませんので手元に「伊勢だより」は持っていません。

生前葬

生前葬
生活者と話し合う機会がありました。色んな話題の中で「生前葬」の話題になりました。知り合いが、少し前に「生前葬」をされたようです。
元気なうちに、感謝を伝えたいことと、香典の代わりに、ご自身がこれまで関わってきた団体などに、「生前葬」に来られた方が寄付をしていただく形を考えられていました。

私のお寺でも先々代の時に、「生前葬」をされたお同行の方がいらっしゃいました。
やはり。元気なうちに、感謝をしたいことが希望だったようです。

確かに、亡くなられてからの葬儀で生前の感謝することも大切な儀式ではありますが、ご本人が元気な時にこれまでの友人や知人などにお互いが感謝しあえる時間があれば「生前葬」ではなくても良いと思います。しかし、関係者が一堂に感謝をする場は「生前葬」がふさわしいようにも感じます。

ただ、その方は、ご家族に「生前葬」の話をされたら反対されたそうです。

これまでも、「生前葬」と言う言葉は知っていましたが、お寺でも何か新しい発想として、考えられるような刺激をいただき、とても有意義な時間になりました。

※中川個人の感想です。

【案内】6月のTemple Morningは15日午前8時からです

【案内】コロナ下から始まったTemple Morningは、今年で6年目を迎えます。
これまでも多くの方々にご参加いただきありがとうございます。

06月15日(日)午前8時から9時頃までです。
今年前半の最後のご案内です。
Temple Morning お寺の朝(テンプルモーニング)はじめます
いつもと違う朝 気持ちを整えて集中できる時間を創りませんか

予定 お勤め(10分)・境内の掃除(30分)・お話(10分)・茶話会(自由参加)
風邪の症状のある方・37.3度以上の熱のある方はご遠慮ください。
   お勤め・お話は、短めに、自由参加の茶話会は、当面中止します
掃除道具は貸し出します。途中出入り自由です。雨天は中止です。

お寺の掃除を今風に呼びかけるには、これまで妙華寺の境内(特にお墓)の草抜きなどの掃除は、古くは草抜きなどをされている方、そして現在は高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方にお願いをしていました。依頼していました方がご高齢になり、次の世代の方に草抜きを希望される方がいない状態になり2020年から境内(墓)の掃除が難しくなったことが主たる要因です。境内(特にお墓)の清掃として1年の内おそよ8が月延べ160日(1日6時間労働)ほどこれまで高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方々に境内の清掃をしていただいていました。お寺側の身勝手な思いでありますが、お同行の皆様のお力をいただき境内(特にお墓)がこれまでのようにきれいな環境を保てることを願う行事です。
各位のそれぞれのご事情もありますので、お身体の状況をお考えていただきお時間が許しましたら一緒に境内をお掃除しませんか。
Temple Morningは、境内(外)の掃除に集中してすることで気持ちを整える時間です。
お一人お一人十分なほど距離をとることは可能です。

どうかご無理のないお気持ちでご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

年6回 第3日曜日午前8時から1時間【1月・2月・3月・7月・8月・12月は休会・雨天中止】
4月20日(4名参加)・5月18日(4名参加)・6月15日・9月21日・10月19日・ 11月16日
清々しい朝の1時間 お寺で過ごしませんか

見えないもの

見えないもの
見えないものの喩えとして、ラジオやテレビの電波や、病院でのレントゲンの放射線を取り上げることがあります。また、古代から神仏も見えないものとして捉えられていました。私たちの死後についても、霊魂や霊界などの言葉で、見えないものと考える場合もあります。
平素は、見えないものを気にしなくても、何かのきっかけで、恐れたり、有難かったりと心が揺れ動くこともありませんか。
その時の私のものの見方によって生じているのではないのでしょうか。
よくよく考えていくと、私自身の気持ちや考えも、わからないもの(見えないもの)として考えることもできると思います。
「私」とは、一体何者か。時間があれば、丁寧に考えていきたいと思います。
※中川個人の感想です。

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死後について

死後について
人口減少・既存の家族観の限界など、お寺を取り巻く環境も大きく変化しようとしています。新しい技術のAI故人も出現してきたそうです。

死後について考えると、身近な方の死も「二人称の死」から「三人称の死」に遠ざかるようなことも考えられます。一人称の私から離れた「三人称の死」は、寂しいことだけど、どこか人ごとのようなイメージです。そこに、戦争や自然災害での「死」であれば、不条理の死として、少し、感情移入できるかもわからりませんが、「二人称の死」のような感情がたかぶることはないように思うのは、私(住職)だけでしょうか。見えない「死者」の死後についてどのように捉えようとしていくのか問われているようにも感じます。
※中川個人の感想です。

何を見ている

何を見ている
私たちは、同じ景色を見て、「きれいだ」と思っても、「きれい」な対象は違う場合がほとんどです。心に響く(感じる)ものは人それぞれであることを理解しながら時間を共有しています。心に響くものが、自分の人生の支えになるものであるかはわかりませんが、自分の人生を支えるものに出遇うことで、より豊かな人生を歩む糧になることは確かです。

高田派では、17年に一度、栃木県本寺(専修寺)のご本尊の一光三尊佛の御開扉があります。法苑院妙華寺では、前回7回目の出開帳をお受けしました。私(住職)が生まれてからですと昭和43年(12歳)、昭和59年(28歳)、平成11年(43歳)、平成26年(58歳)に遇う機会がありました。12歳の頃のことは覚えていません(お稚児さんの1人として参加したと聞いています)28歳・43歳の時は、父が住職として、迎えました。前回58歳の時、当時の総代・お世話方と共に、住職としてお迎えしました。その時その時で、一光三尊佛をお迎えして、見ているもの(一光三尊佛)は同じでも、感じるものは違います。
次は、令和12年(2030年)どのような出遇いができるのでしょうか。

皆様にとって、一光三尊佛とは、どのような存在でしょうか。

※17年に一度、栃木県の本寺(専修寺)のご本尊(秘仏)が、高田本山で出開帳されます。数え年で17年と申していますので、16年に一度です。また、4月1日から2年間、高田本山に滞在され、その間に各寺院に出開帳されます。

【案内】親あるあいだの語らいカフェ6月7日13時30分から16時

【案内】「親あるあいだの語らいカフェ」を開催します
6月07日(土)13時30分から16時 妙華寺 本堂

お寺と教会の親なきあと相談室津市妙華寺支部では、令和5年5月13日にキックオフ講演会を開催しました。
その後、令和5年10月7日・令和6年2月3日、6月1日、10月05日、令和7年2月1日「親あるあいだの語らいカフェ」を開催し「親なきあと」の課題について、「つながりの場」と「傾聴の場」をご用意しました。
4ケ月に一度ではありますが、継続的に「親あるあいだの語らいカフェ」の開催を予定しています。
当事者やご家族の皆様の悩みの「親なきあと」問題の支援が必要な場合は、専門的な知識をお持ちの支援団体に「つながる」ように。
当事者やご家族の皆様の悩みに寄り添うようにお話を「傾聴」します。
妙華寺の「親あるあいだの語らいカフェ」は、(一社)みえ円満相続支援センター様にもご賛同いただいています。また、「傾聴僧の会」の宗教者のお力添えいただきます。
「親あるあいだの語らいカフェ」津市妙華寺支部の約束
「親あるあいだの語らいカフェ」が安心安全な「場」となるよう①~④を約束します
①布教はしません
②あなたのことを尊重します
③生き方や考え方を押し付けません
④入退室は自由です

また、みなさまと一緒に安心安全な「場」をつくるため、⑤から⑧をお願いします
⑤当日、話された内容は、この場限りで、他者には話しません
⑥ご自身の悩んでいることや辛いことをお話する
⑦他の方が話されている時は、割り込まず、最後まで聞きます
⑧お互いの悩みや「おもい」を評価したり比較したりしません

似たような境遇であっても感じ方やとらえ方は、人それぞれ異なります。
それぞれの気持ちを大切に、一期一会の時間をお過ごしください。

必要な方に届きますように