本堂の空調設備の設置と境内墓地の通路整備の報告(2月)

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

本堂の空調設備の設置と境内墓地の通路整備の報告(2月)
1月25日から始まりました。
本堂の空調設備は、1月29日のお世話方会の時には、室内設備と室外機の設置が完了していました。2月20日に中部電力の電線に接続し、保安協会の方にも確認していただき使用できるようになりました。
 境内墓地の通路整備は、墓地の奥にあたる北西側から通路ごとに順次舗装版を整備しています。2月に入り、雨(雪)の天気予報が続いていますが、工程表の予定で進んでいます。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 ご迷惑をおかけしますが、境内墓地通路整備期間中の東側駐車場の一部を工事車両が使用します。
また、皆様のお墓の前の通路に花入れなどがございましたら申し訳ございませんが片付けさせていただくことになります。
※工事には関係ありませんが、悲しいことですがここ最近、境内の塀で見えない部分にゴミを放置されるようになりました。道路(通路)面からの投げ込みと思われます。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

生活の中の仏教のことば

上品(じょうぼん)
お経では「ごくすぐれた」「最上」という意味で、『じょうぼん』と読みます。〔反対語は下品(げぼん)〕
世間では、人柄、様子などに、いやらしさのない様を上品(じょうひん)といいます。おもに表面的な姿や仕草の上からいうのに対して、お経では「ほとけになる人々の心の優劣」を「上品」「下品」と表現しているのです。

 

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

四季の花 白梅

四季の花 中庭の梅が咲いています。5年ほど前に樹が衰えて樹木医の方に診て頂きました。樹肌にカビが生えて呼吸が出来にくいとか指摘をされ、枯れた枝を払い、根の周辺に肥料を入れて様子をみています。以前ほど実も出来なくなりましたが毎年花を咲かせて楽しませていただいています。 お寺のある津市では、結城神社やかざはやの里の梅が有名です。また三重県内では、いなべ市農業公園の梅林が東海エリアで最大級の規模で有名だそうです。私(住職)は、まだ行ったことがないのてすが、いつか行きたい思っています。

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 

「LIFE WALK(ライフウォーク)」いのちを想う宗教者の行進

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

「LIFE WALK(ライフウォーク)」いのちを想う宗教者の行進
先日もHPで案内をいたしました。「京都いのちの日」に開催されます、宗教者プロジェクト実行委員会主催の「LIFE WALK(ライフウォーク)」いのちを想う宗教者の行進です。
LIFE WALKとは、3月1日(昨年制定されました京都府の)「京都いのちの日」に合わせ、宗教者も府民の一員として、自死・自殺の問題に対して積極的に関心をもち、苦悩を抱える方に寄り添う気持ちを育むことを目的とした、いのちを想う宗教者の行進です。宗教・宗派を超えた宗教者が、それぞれの信仰に基づく服装(衣体や祭服)を着用し、メッセージを掲げながら、真宗佛光寺派本山佛光寺から浄土宗総本山知恩院までの約3Kmをねり歩きます。
スケジュールとしては、3月1日14時45分 真宗佛光寺派本山佛光寺に集合
15時から開会・あいさつ・トークセッション・フォトアクション
16時から行進出発 16時50分行進到着・閉式(浄土宗総本山知恩院 和順会館大広間)
17時解散 ※解散後、懇親会を予定(希望者のみ)
参加表明・お問合せは、「京都いのちの日」宗教者プロジェクト実行委員会へ
【MAIL】lifewalk.kyotoinochinohi@gmail.com
※いのちの日
京都府では、国、市町村及び府民等が一体となって自殺対策を推進して、悩み苦しんでいる方々が孤立することを防ぎ、全ての府民が地域社会の一員として共に生き、共に支え合う社会を実現することを目的として、都道府県で初めて「京都府自殺対策に関する条例」(平成27年京都府条例第20号)を制定されました。
京都府では、毎年3月1日を「京都いのちの日」と定め、自らの命を見つめ直すとともに、家族や友人など周りの人にも思いをはせ、 共に生きることの意味や絆の大切さについて周知されます。
※行政が進んで、「自殺(自死)対策」に取り組まれることが、全国に広がる先駆けになることを願っています。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 京都自死・自殺相談センターのこと
ご縁をいただき、2010年10月1日発行の京都自死・自殺相談センターの会報「BE」4号が手元に届き、その後2011年4月にNPO法人となり会報の名称が「Sottto」となり毎月会報を届けて頂いています。今月号は、Sotto語りあう会の新しいパンフレットができあがったそうです。
以前にも記載しましたが、私のお寺のお同行様にも自死をされた方々がいらっしゃいます。枕勤めに伺う時に迎えの車の中で聞かされる場合があります。どのような言葉をおかけして良いかわからず、「そうでしたか」とつぶやくことしかできません。ご家族にお会いしても「お悲しいことでございました」と言うだけで言葉はつながりません。できることは限られているにしても少しでも何かできることがあればと思い続けています。私の中でできることは、黙ってお聞きして寄り添うことであるように思い今に至ります。それでもお聞きできているのか? 寄り添っているのか? いつも「?」がついています。
以前に比べ、自死・自殺について真摯に語られる場が増えたように感じられますが、実際に自死や自殺についてお話しができる場は中々見つけることが難しいと感じています。それを継続的に行うことの難しさと大切さは十分理解できます。私(住職)にできることは限られてはいますが、毎月「Sotto」の会報が送られてきて、活動の報告などを読ませて頂くとことは私を優しく刺激してくれます。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

「広報津2月16日号」から
津市の「広報津」は、月2回発行されています。2月16日号には、3月が自殺対策強化月間ですので「広報津」の折り込みで啓発活動されています。
※厚生労働省のHPには、自殺対策強化月間とは
最近の自殺をめぐる厳しい情勢を踏まえ、様々な悩みや問題を抱えた人々に届く「当事者本位」の施策の展開ができるよう、政府全体の意識を改革し、一丸となって自殺対策の緊急的な強化を図るため、自殺総合対策会議において、「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決定し、例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定めました。
自殺対策強化月間では、地方公共団体、関係団体等とも連携して、重点的に広報啓発活動を展開するとともに、関係施策を強力に推進するため、経済団体、労働団体、関係する職能団体、当事者等の団体及び支援団体、関係する学会、直接自殺対策に関係する活動を行っている団体以外の、広い意味での自殺対策に資する活動を展開している団体及び自殺対策に関する普及啓発事業等に協力することのできる全国組織・体制を有する団体等、できる限り幅広い団体からの協賛を得て、当事者が支援を求めやすい環境を作るための「生きる支援」として展開することとしています。

ひとくち法話

法脈(ほうみゃく)
わが高田派を「法脈」の教団といっています。法脈とは、真宗の教え(法)を「一器の水を一器に移す」ように、正しく継承していくことを第一義とする教団という意味です。
親鸞聖人は栃木県高田に念仏道場(一光三尊仏のお寺)を建立され、ここを拠点にして布教に専念されました。京都に帰られてからは直弟子の真仏上人(しんぶつしょうにん)(第2世)、顕智上人(けんちしょうにん 第3世)が高田教団を相承されました。そして、本山を一身田に移された真慧上人(しんねしょうにん)(第10世)は御書の中で、「肝要は、阿弥陀如来の願力不思議を聞きえて、名号(みょうごう)を唱うべきなり。これ相承直説(しょうじょうじきせつ)なり」と他力信心のこの一点を押さえてご教示なさいました。
この真慧上人については、「証拠の如来」のお話(第42話参照)があります。訳あって正しい真宗の教えを比叡山で講義されたとき、上人を『親鸞聖人の再来ではないか』と全山の僧侶が讃歎されたといいます。
また、堯朝上人(ぎょうちょうしょうにん)(第15世)が幕府の命令に抗して宝法物を死守された事件も、法脈の伝統を天下に示された尊い歴史でもあります。
このような歴代上人の法脈教団としてのお導きは、現在のご法主(第24世)にも受け継がれ、「ひろめよう 念仏のこえ」「深めよう 恭敬(くぎょう)のこころ」と戴くばかりです。
弥陀の本願信ずベし 本願信ずる人はみな
摂取不捨(せっしゅふしゃ)の利益(りやく)にて 無上覚(むじょうかく)をばさとるなり 『正像末和讃 夢告讃』より
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

※現在は、第25世ご法主です。

 

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 

 

2月のおてらおやつクラブ

2月のおてらおやつクラブ
妙華寺のおてらおやつクラブの活動も3年目に入り、19日に発送しました。
全国で550ヶ寺以上のお寺様が賛同され、メディアでも取り上げられることが多くなっています。お寺のお供えがお役に立てることは有難いことです。
全国各地でおてらおやつクラブの説明会が開催されています。賛同寺院が増えますことを願っています。また、5月24日(水)に奈良市の東大寺でおてらおやつクラブの報告会が開催されると、おてらおやつクラブ事務局さんから告知がありました。賛同する一寺院としてとても楽しみでもあります。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 また、年2度の古本勧進も1月末日に発送させていただき、おてらおやつクラブ様にわずかですが寄付させて頂きました。
古本をお寺に寄付して頂きました皆様ありがとうございました。
次回は8月末までに集まった古本を寄付させていただきます。不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

和讃

和讃をご紹介いたします。和讃について多くの参考書がありますが、『注解 国宝 三帖和讃』常磐井鸞猶著と『浄土和讃講話』川瀬和敬著より紹介します。
浄土和讃 諸経意弥陀仏和讃07首

如来すなわち涅槃なり 涅槃を仏性となづけたり
凡地にしてはさとられず 安養にいたりて証すべし

如来は涅槃に等しく、涅槃は佛性と名づけられている。これらは我等凡夫の世界にあっては悟れない。弥陀の浄土に生まれて証すべきものである。
※「如来」は涅槃をさとった者であり、涅槃は如来によって悟られたものであり、佛性はそのさとりの因であるから、体はみな同一である。
※「涅槃」は、梵語のnirvanaの音写で、元来は吹き消すこと、吹き消した状態を言い、煩悩の火を滅してさとりの智慧を完成した境地を指す。佛教の最終目的である。
※「凡地」は、凡夫地の意で、この世界のこと。
以上 【注解 国宝 三帖和讃 常磐井鸞猶著より】

第5首のところで引用した『涅槃経』文が、この第1行第2行にそのままうたわれます。第3行第4行は、前の第6首と同じように、この経意も信心によって必ず実現されるとの知見を述べられたものです。凡地について「凡夫の居所」と左訓されるように、凡夫にあってはどうかということが中心になります。
「顕智書写本」にあっては長い左訓が出ます。「如来と申すはすなわち涅槃と申すみことなり。涅槃と申すはすなわちまことの法身と申す仏性なり。知るべし、この凡夫はこの世界にしてさとらず候えば、他力をたのみまいらせて安楽浄土にしてさとるべしなり」と。如来と涅槃と仏性とのつながりを明らかにしようとする深意がよく見えます。これを高嶺の花と眺めるのでなく、凡夫のさとりの内容たらしめたい、しかも決定的に「この凡夫はこの世界にしてさとらず候」と、凡夫の徹見といたわりの上に立ち、「三界の道に勝過した彼の世界」にこそ実現の場のあることを、確信をもって示したのです。命終わるならば多分そのような世界が開けると思います、というような夢のこの世界に続くまたの夢を悟っているのではありません。これがはぐらかしに聞こえる間は、「安養にいたりて」の表現にこちらの宗教体験がまだ及ばないということです。
如来と申しているのは、ほかでもなく形のあらわしようもない涅槃を指します。涅槃は煩悩の火が清風に吹き消された静かな状態です。その涅槃はそのまま仏性ともいわれます。「法身と申す仏性」の法身とは、「諸経意」の第一首の法身の左訓「虚空に満ちたまえり」とのように、全法界を身とするというのです。一切衆生悉有仏性とはこれであり、「渓声便ち是広長舌、山色清浄身に非ざること無し」とまで燃えていけるのですが、凡夫の境界ではこれを深く内に包んで、安養浄土にいたることによって、必至滅度、きっとさとることができるというのです。つつしみ深く奥床しく、凡夫の座を逸脱しません。安養にいたりて証することを思考の圏外に棚あげして、通りぬけたようにとりなすのは、涅槃とか仏性とかいう本当に息づいているものを、宙に浮かすことになります。「安養にいたりて」は、無生の生であることを思惟せねばなりません。
『涅槃経』に「真実と言うは即ち是れ如来。如来は即ち是れ真実。真実は是れ仏性。仏性は即ち是れ真実」とあるところなどを、聖人はよく凝視して、真実がはたらいてどういう形をあらわすのかを、その糸を懸命にたぐられたと思います。
以上【浄土和讃講話 川瀬和敬著より】

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 

四季の花 彼岸桜

四季の花

例年の1ヶ月ほど早く、2月16日に彼岸桜が咲いているのに気付きました。
この頃は、白梅が咲き始める頃ですが、白梅の方はまだまだです。

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 

佛涅槃図

2016-02-15涅槃図3IMG_0235

佛涅槃図
昨年に濃き続き、2月15日から1ヶ月間、本堂西余間(むかって左側)に涅槃図をお掛けします。妙華寺の佛涅槃図は、江戸時代の久居の大火で焼失しました。
今回お掛けするのは、親鸞聖人750回御遠忌の記念として高田本山より京都別院の佛涅槃図の複製が配布されました。
京都別院の佛涅槃図は、室町時代の兆殿司筆で、大きさは、縦151.2cm 横128.7cmです。佛涅槃図は、釈迦(しゃか)の入涅槃の場面を描いたもので、釈迦が亡くなられた2月15日の涅槃会で本尊とされます。
お寺にお参りの折りには本堂にお上がりいただきお詣りください。
3月5日の日曜学校で、佛涅槃図の説明をさせていただきます。

涅槃図の見所1

 

生活の中の仏教のことば

達者(たっしゃ)
健康な人、元気な老人を「達者」という。「足が達者」はよいが、「口が達者」は、自己主張の強い人のことをいうので用心。
「達者」はもともと、禅宗などで、修行で仏法の道理を体得した人をいいます。その道の道理を極めた人のことなのです。

2016-02-15涅槃図2IMG_0234