6月のおてらおやつクラブ

6月のおてらおやつクラブは、県内の3つの支援団体様に「お供え」を「おすそ分け」させていただくことができました。

※先月5月もHPでの報告はしていませんが、2つの支援団体様に「お供え」を「おすそ分け」させていただきした。

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は8月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

【案内】7月の日曜学校は3日 午前7時30分からです

【案内】7月の日曜学校は3日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(嘆仏偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。

また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
※新型コロナウィルスの感染拡大防止の件について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、感染防止対策を講じて最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。

風邪の症状や熱のある方はご遠慮願います。
マスクの着用をお願いします。(お持ちでない場合お寺にお申し出下さい)
本堂入口に手指の消毒を行っていただき、うがいや手洗い場所も用意しています。
手が触れる出入り口のアルコール消毒もこまめにしています。
本堂内の換気・間(ま)の確保などして対策を講じます。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながら参加する催しでもありません。
どうかご無理ない範囲で判断をしていただきますよう、よろしくお願いいたします

絵画の寄贈

絵画の寄贈
お同行の方や妙華寺に縁のある方が、ご自身の作品であったり、趣味で収集された物であったり、自宅で大切にされていたものであったりをご寄贈いただく場合がございます。今回、お寺の山門を描かれた作品を寄贈していただきました。描かれた方は昨年亡くなられて、自宅を片付けられていらっしゃったご家族からのお申し出でした。
絵画は、山門を精密に描写した作品でうれしいご縁をいただきました。
これまで寄贈していただきましたものは、妙華寺会館の壁面に飾らさせていただいていますが、飾る部分が少なくなり、考えさせていただく予定です。

【報告】お世話会

【報告】お世話方会 親睦会
斎米料を集金していただきお礼も込めて親睦会を開催しました。6月にしては蒸し暑くエアコンを今年初めて使いました。
その中でお世話方様同士でいろんな意見を出し合っていただくことになり、住職はお聞かせいただくだけの形を取りました。お世話方様のいろんな思いや、意見をお聞かせいただく貴重な時間でした。

お世話方さんの役割についてや、今後、これまで通り、お世話方様の役を引き継ぐことができていくかが心配ごとの1つであります。
この15年間ほどで、お世話方様がいらっしゃった地区が28から21に減っています。
お世話方様の役割を、自治会の役員様の活動と同じように捉えていますのでコミュニティの希薄さからくるものだと考えています。
ただ、自治会の活動とお寺のお世話方の活動(役割)が違うとのご指摘もあり、考えて見ますと、自治会では隣人同士の地区のご奉仕ですが、お寺では隣人同士へのご奉仕にプラスして仏様(阿弥陀さま)へのご奉仕が含まれていることが違うのかと感じました。

また、多くの場合、お世話方様を経験された方が亡くなられると、次の代の方にお引き受けしていただいています。これはこれまでの家制度があって成り立っていたものとのご指摘もあり、今の家族形態では今後お引き受けしていただくことが難しいとのことも頷くことでした。
※3世代家族が1つの家で生活する中でお仏壇のお給仕やお寺とのつながりを祖父母や両親の背中を通して引き継がれていましたが、核家族の生活では、実家に帰られた時だけお仏壇に手を合わされているだけではお寺とのつながりは育まれません。

これまでの家制度の上で運営しているお寺の活動は、お世話方制度を含めて組織的には破綻すると思われます。かと言って個人単位に移行ができるかと言うと相当長い時間の単位が必要であると思います。

また、私たちの人間関係は人格(キャラクター) によって合う合わない・好き嫌いは対人関係としてはどうしても存在します。お寺の中の人間関係(住職・寺族・お同行)もそうであっても、お寺の本来の役割は、仏さまと私(人間)の関係であろうと思います。仏さんの教えを人間関係の人格によって合う合わない・好き嫌いに置き換えることではないと考えます。信じる教えが合わない・嫌いと感じるのであれば、そこには、信仰の自由が保証されていますので、お寺を離れる選択肢はあって当然だと考えます。

ここからは、私(住職)の勝手な思いです。
お寺についての思いや意見をお聞かせいただきながら、
ただ、その前に本当に私自身が、「み教え」を聴いてきたのかを省みたいです。
お寺の行事のご法話を1度や2度ほど聴聞したけれど何を言っているかさっぱりわからない。親鸞さんの書かれた本の解説本を何冊も読んだけどさっぱりわからない。
ご法話をお聞かせいただきたいけど、お寺の敷居が高くて入っていけない。
それらが重なり合って、お寺に行くよりは、もっと楽しいことが他にもいっぱいあるのでお寺には行かなくってよい。
悲しいけれどそれが現実かもわかりません。1度や2度真剣にご法話を聴いても、親鸞さんの本を読破しても、「み教え」はわからないと思います。現代の学びのような形態(知識重視)ではなく、自分の人生をかけて聴いていく、読み続ける。そして、同じことを学び合う同朋(とも)と語り合うことがあって、「み教え」が私のなかで働き、育まれて、はじめて私の心境が変わっていくのだと思います。その中で自分が信頼できる師に出遇うことができれば、さらに喜びがわいてくるのではないかと感じています。

【報告】6月のTemple Morning

【報告】6月のTemple Morningは19日でした。前日とは打って変わって朝から暑さを感じる中で5名の方にご奉仕していただきました。ありがとうございました。次回のTemple Morningは、9月18日に予定です。

高田の特長③

高田の特長③

【高田婦人要典】昭和46年3月15日発行にの中に、高田の特長として書かれた文章を、中川が一部省略したものを紹介文として掲げます。

③聖人御真骨の伝蔵
聖人の御葬送に拝跪(はいき)された顕智上人は、聖人の御遺骨の一部を高田の本寺にお持ち帰らになり、若干を宝庫に敬置して残りを埋め、御廟を築かれました。今なお本寺には当時のままの聖人の御廟が拝されます。
第10代真慧上人は、本山を一身田に移されるに当たり、宝庫の御遺骨から少量を拝戴されて一身田の寺内に埋め、これを本山の御廟とされました。御廟の御遺骨を拝するに由ありませんが、宝庫に伝えられた御遺骨は現在も拝見し得る形で護持されている。しかも、近年になって、この御遺骨が紛れもない御真骨であることを裏づける史料が発見され、いよいよ高田の名を学界に高めたのでした。報恩講式に「遺骨を拝して腸を断つ」とあるように、昔は御遺骨を拝見する機会が与えられたものと思われます。

※本寺のご廟は、高田に伝わる親鸞聖人伝絵(最古のもの)に描かれた聖人の墓碑と同じ形式であるのが注目されます。
※本山のご廟は、寛文12年(1672年)基礎を石で積み上げた、「土まんじゅう」だけの質素なお墓で、歯骨5粒が埋められています。

高田派の特長②

高田の特長②

【高田婦人要典】昭和46年3月15日発行にの中に、高田の特長として書かれた文章を、中川が一部省略したものを紹介文として掲げます。

②聖人御真筆の伝持
高田教団が聖人の直弟子の教団であることから考えると当然のことではありますが、高田には聖人の御真筆の文書が数多く残されてきました。わが国に現存する御真筆の大半は高田の所蔵であり、そのほとんどが国宝や重要文化財に指定されています。
・三帖和讃(国宝)・西方指南抄(国宝)・唯信鈔と唯信鈔文意(重文)・尊号真像銘文(重文)・御消息10巻(重文)等があります。
御真筆の文書のほかに、真佛上人や顕智上人が聖人の御真筆を書き写されたなど、他にかけがえのない貴重な法宝物が多数伝持されています。

高田本山の如来堂の本尊

真宗の本尊 阿弥陀如来立像
高田派の特長として、本寺の如来堂のご本尊は宗祖感得の一光三尊仏像と言われています。
高田本山の如来堂のご本尊は阿弥陀如来立像です。今のご本尊は、第10世真慧上人が比叡山から受領したとの伝承があり、「証拠の如来」と称されています。
最近の調査では、無銘記ですが、快慶法眼時代の特長が認められていると言われています。

本山の如来堂の今の本尊の前の本尊として、考えられているのが、御対面所仏間の本尊です。
両手は来迎印を結び、衲衣(のうえ)を通肩に着て左足をわずかに踏みだす立像で、
「運慶法印弟子担馬法橋慶俊作 延応2年3月12日」の墨書があります。
延応2年は、親鸞聖人68歳に相当するので、伝来はつまびらかではないが、関東高田専修寺に伝わったものとすると、聖人帰洛後の高田教団の活動を知る史料であり、美術史上では慶派の基準作例として貴重な史料です。

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【案内】6月のTemple Morningは、19日 8時からです

【案内】コロナ下から始まったTemple Morningは、今年で3年目を迎えました。
これまでも多くの方々にご参加いただきありがとうございます。

今月は06月19日(日)午前8時から9時頃までです。
今年は6回のご案内です。
Temple Morning お寺の朝(テンプルモーニング)はじめます
いつもと違う朝 気持ちを整えて集中できる時間を創りませんか

予定 お勤め(10分)・境内の掃除(30分)・お話(10分)・茶話会(自由参加)
風邪の症状のある方・37.3度以上の熱のある方はご遠慮ください。
お勤め・お話は、短めに、自由参加の茶話会は、当面中止します
掃除道具は貸し出します。途中出入り自由です。雨天は中止です。

お寺の掃除を今風に呼びかけるには、これまで妙華寺の境内(特にお墓)の草抜きなどの掃除は、古くは草抜きなどをされている方、そして現在は高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方にお願いをしていました。依頼していました方がご高齢になり、次の世代の方に草抜きを希望される方がいない状態になり2020年から境内(墓)の掃除が難しくなったことが主たる要因です。境内(特にお墓)の清掃として1年の内おそよ8が月延べ160日(1日6時間労働)ほどこれまで高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方々に境内の清掃をしていただいていました。お寺側の身勝手な思いでありますが、お同行の皆様のお力をいただき境内(特にお墓)がこれまでのようにきれいな環境を保てることを願う行事です。
各位のそれぞれのご事情もありますので、お身体の状況をお考えていただきお時間が許しましたら一緒に境内をお掃除しませんか。
Temple Morningは、境内(外)の掃除に集中してすることで気持ちを整える時間です。
お一人お一人十分なほど距離をとることは可能です。

※新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。

本堂入口に非接触型体温計・アルコール消毒液を設置するなどして対策を講じます。
マスク着用をお願いします。また風邪の症状の方・体調の優れない方はご参加をご遠慮していただく考えです。
そして健康である方も、不安を抱えながら参加する行事ではありません。
どうかご無理のないお気持ちでご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

年6回 第3日曜日午前8時から1時間【1月・2月・3月・7月・8月・12月は休会・雨天中止】
4月17日・5月15日・6月19日・9月18日・10月16日・ 11月20日
清々しい朝の1時間 お寺で過ごしませんか

 

高田派の特長

・高田の特長
一番に思うことは、ご本尊のことです。【高田派宗制】三本尊及び影像に「わが宗派の本尊は、阿弥陀如来一仏である。本寺専修寺に限り、宗祖感得の一光三尊阿弥陀如来を本尊とする。(後略)」とあります。このことは、【高田派宗制】一宗史に「宗祖親鸞聖人は、嘉禄2年、下野国芳賀郡高田に一宇を建立されたとき、信濃国善光寺より一光三尊阿弥陀如来を感得して本尊となし、自行化他の根本道場とされた。これが本山専修寺の起源である。(後略)」に基づいています。

お寺のHPでも何度か一光三尊仏について書いたこともありましたが、親鸞聖人が善光寺聖として活動されたことにも想像を馳せながら、一光三尊仏も大切にされていることが高田派の特長ではないでしょうか。
【高田婦人要典】昭和46年3月15日発行にの中に、高田の特長として書かれた文章を、中川が一部省略したものを紹介文として掲げます。
①根本道場下野本寺と一光三尊佛
高田教団は下野高田の如来堂を中心に起こって、やがて、高田専修寺として、寺院の威容をととのえました。寛正6年(1465)第10代真慧上人が教線強化のため本山を伊勢国一身田に移されるに際し、下野の専修寺を本寺と呼んで本山と区別することになりました。下野の本寺は、聖人の御在世を伝える聖域として、古くから真宗の根本道場と言われ全真宗念仏門徒の故郷であります。
この本寺の如来堂に安置する御本尊は、聖人の夢にあらわれて善光寺から貰い受けたと伝えられる一光三尊佛であります。聖人みずから親しく御恭敬あさばれた尊像として現在唯一のものです。永く秘仏として扉を閉ざされていましたが、第17代圓猷上人の時代に初めて本山に出開帳され、以来17年毎に出開帳を仰ぐことになりました。

※次回、本寺の一光三尊仏の御開扉は、2030年(令和12年)です。後8年後を、早いと思うか、まだまだ先と思うかは、気持ち次第ですね。