【案内】11月の日曜学校は3日午前7時30分からです

【案内】
今年もあと2ヶ月 時間が早く過ぎると感じるは、歳をとったせいでしょうか。
身体が元気なうちに、仏法を聞くことが大切だと教えていただきながら、私は仏法をきいているでしょうか。
11月の日曜学校は3日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の朝時のお勤め(嘆仏偈・正信偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。

また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)

【報告】秋千部会

【報告】秋千部会
秋彼岸会の時もそうでしたが、天候がわからない日でした。新しく法話をお聴きされる方、続いて聴聞される方々に感謝申し上げます。
ご法話は明通寺の佐波真教師で、「無財の七施」として仏教の教えを味わい深くお話されました。法話終了後、聴聞された方のお一人から法話がわかりやすかったとお声がけいただきました。
また、控室では、専門の和讃について懐かしいお話や高田派にとっての和讃の意味合いなどをお教えいただきました。
12月の報恩講は冬支度も必要ですね。

お寺の使命「私たちのお寺はあなたをひとりぼっちにしません」

先日、ある方からお寺のHPの「私たちのお寺はあなたをひとりぼっちにしません」についておたずねがありました。

以前の感じたことを改めて振り返っています。※住職の年齢などは現在の年齢に変更しています。

お寺の使命
平成25年(2013)に受講しました「未来の住職塾」では、1年間の学びの最後にそれぞれのお寺の「寺業計画書」を完成させて発表することで、これからのお寺の活動の方向性をステップアップしていくものでした。
妙華寺のお寺の使命として「私たちのお寺はあなたをひとりぼっちにしません」とさせていただき、悲しみに寄り添えるお寺を目指しています。

今、住職は68歳です。自坊のお寺のお手伝いをさせていただくことになったのは、およそ40年以上前の20歳を過ぎた頃からです。夏休みにお盆のお勤めからでした。卒業後、社会人になり土日の年回のお勤めを始めました。28歳の頃から亡くなられた方への枕勤めに行くことになりました。大切な方を亡くされて、自宅に帰られたその場に同席しお勤めをする中で、家族の悲しみにどのように接してよいのか戸惑いを感じていました。大学生の頃、祖母を亡くし、24歳の時に祖父の死と対面をしているにも関わらずお同行の方の死に対してそのご家族とどのように接してよいのか戸惑っていました。
そして、お寺のお同行様の中で自死で亡くなられる方が年間1・2軒あることがわかりました。その後、日本で自死される方が年間3万人を超えると知ることになりました。  今から27年前に龍谷大学のREC(社会人講座)で仏教心理学より「傾聴」について学ぶ機会がありました。阪神大震災で被害にあわれ、大変な悲しみを持つ方々も受講されていました。また、16・17年前に本願寺の聞法会館で、「自死」をテーマにしたディスカッションがあり当時同志社大学生の尾角光美さんが自分自身の体験を語り、僧侶が彼女の悲しみに本当に向き合っていないと語り、そのことを私自身のことのように受け止めましたが、やはり悲しみをお持ちの方のお気持ちに寄り添うこと(お聞きすること)しかないのかと感じました。
その後、「特定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センター」が設立されましたことを知り、遠方ではありますがその活動に賛同して、ひっそりですが、その活動を紹介させていだいています。
毎月、「Sotto(そっと)」の会報をお送り頂いています。また講演会などの案内もあります。
お寺では、特定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センターSottoさんや三重県こころの健康センターの相談窓口の紹介もしています。
平成26年(2014)にはグリーフケアの連続講座を受けるご縁をいただき、私にとって貴重な経験でした。法務に追われ、グリーフケアの活動に参加する時間がとれませんが、法務の中で悲しみに寄り添うことの覚悟を問われているような気もいたします。

 

 

お寺とは⑦

お寺とは⑦
お釈迦さまは「伝える」ことをどのように考えられていたのでしょうか。
インドの国の王子として生まれたガウタマ・シッダールタは、「人間はなぜ、苦しみから逃(のが)れられないのか」と言う思いから、29歳の時、出家されました。6年間の苦行(修行)のあと、瞑想し、悟りを得たと聞きます。悟りを得たあと、「悟りをこの世の人に伝えて」と懇願されたが「人々に説いても理解されないだろう」と躊躇します。しかし、最初に悟りを説いた(伝えた)相手は、苦行(修行)仲間の5人だったと聞いています。その後亡くなるまでインド各地で教えを説かれ(伝えられ)ました。
最初に人々に伝えることを躊躇しながらも、伝えることにした転換点は何だったのでしょうか。いろいろ考えさせられます。

親鸞聖人は、「伝える」ことをどのようになさっていたのでしょうか。
9歳で得度して比叡山で修行されていました。20年間の修行は、比叡山に伝わっている仏教の教えをひたすら聴聞し実践されていたのですが、悩みは断ち切れず、100日間、六角堂で籠もり、法然聖人の元で念仏の教えを聴聞され、弟子となられたと聞いています。6年間の法然聖人の元での念仏の教えが、自分が救われる教えであることを確信されていくのだと思います。その後、流罪により、法然聖人とは会うことがなくなりましたが、生涯、法然聖人の念仏の教えを伝えていかれました。

お釈迦さんも、親鸞聖人も自身の心の迷いがなくなる世界(真実)があることを確信できたからこそ、それを伝えようとされたのではないでしょうか。伝えることの困難はあったでしょうが、その実践する場が、今のお寺につながっていると思います。

また、今の私(住職)も、親鸞聖人の念仏の教え出遇うことで、人生が素晴らしいものになったことに感謝しかありません。そして、その教えを伝えることは大切なことと思います。

【報告】10月のTemple Morning

【報告】10月のTemple Morning
前日までの暑さから一転、秋らしい一日になりました。
新しく参加される方、久しぶりの方、前回から、車から自転車に代えて遠方からお越しいただく方など5名に奉仕をしていただきました。ありがとうございます。
境内の桜の葉が、夏の暑さで紅葉もせず落葉しました。彼岸花も秋明菊も遅れて咲きました。私(住職)個人は、集中して掃除に取り組むことが目標ですが、なかなか集中できずに時間が経過しまいました。次回は、今年最後で11月17日(日)午前8時から9時です。時間に都合がつきましたらご参加ください。(雨天は中止です)

【案内】秋千部会は26日13時30分からです

【案内】永代経法会というと、亡くなられた方が少しでも早くお浄土へ往生させてもらうための供養法事と思いがちですが、大きな考え違いです。この法会は、亡くなられた方が、後に残った私たちに「仏法を聞きなさい」「お念仏を申しなさい」と呼びかけてくださる大切な仏縁であります。私たちが亡くなられた方へではなく、すでに浄土に往生された亡くなられた方が私たちの為にしていただく法会であります。

妙華寺では、永代経冥加金をお納めいただきますと、現在、永代千部会(えいたいせんぶえ)として春は4月29日(祝日)、秋は10月第四土曜日に、西余間(向かって左の余間)に加入されましたご法名を法名帳・法名軸を掲げてお勤めしています。

10月26日(土)の秋千部会のご法話は、明通寺の佐波真教師です。
 13時30からお勤めの後ご法話をお聴聞していただけます。
ご法話は、その時、その場所で布教使様とお聴聞されていますお同行の皆様とが共に仏徳讃嘆されることで成り立つお話しです。その臨場感はその空間でしか味わえない法悦(ほうえつ)を感じます。

ご法話をお聴聞していただきますと「法会参加票」に押印させていただきます。ご聴聞をお喜びするご縁となりますように、10回ご参加いただきますと記念の品をお渡ししています。

また、お寺の行事の時は、ご聴聞されるお同行の皆様と共に、行事のお手伝いをしていただく方々もいらっしゃいます。お堂にお入りいただいた所の帳場ではお同行の皆様方が仏様へお供えいただきましたご懇志を各行事ごとに懇志帳に全て記帳していただいております会計担当のお同行様がいらっしゃいます。皆様のご懇志は、妙華寺にお預かりさせていただき、今後の妙華寺の護持、阿弥陀仏の「み教え」を伝える一助にさせていただいています。

式章

式章(しきしょう)
式章(しきしょう)はご存知ですか
式章は、僧侶の着用している輪袈裟(わげさ)の形で輪袈裟の下半分が紐になっています。本山や菩提寺から記念の品として式章をお渡しさせていただくことがございます。
これまでに高田本山の御影堂平成大修理の記念にお渡ししたことがございます。
本来、お同行の皆様が法会参詣する時に着用するものとお聞かせいただいています。
お寺での特別な行事(御遠忌法会や一光三尊仏御開扉法会)や本山や他のお寺に団体参詣など行く場合、式章を着用されているお姿を拝見しますが、最近は式章を着用して、葬儀、年忌法会をお勤めするお姿も少なくなりました。
もしご家庭に式章がございましたら着用される機会をつくられたらいかがでしょうか?

【案内】Temple Morningは20日午前8時からです

【案内】コロナ下から始まったTemple Morningは、今年で5年目を迎えます。
これまでも多くの方々にご参加いただきありがとうございます。

今年の5回目は10月20日(日)午前8時から9時頃までです。
今年は6回のご案内です。
Temple Morning お寺の朝(テンプルモーニング)はじめます
いつもと違う朝 気持ちを整えて集中できる時間を創りませんか

予定 お勤め(10分)・境内の掃除(30分)・お話(10分)・茶話会(自由参加)
風邪の症状のある方・37.3度以上の熱のある方はご遠慮ください。
お勤め・お話は、短めに、自由参加の茶話会は、当面中止します
掃除道具は貸し出します。途中出入り自由です。雨天は中止です。

お寺の掃除を今風に呼びかけるには、これまで妙華寺の境内(特にお墓)の草抜きなどの掃除は、古くは草抜きなどをされている方、そして現在は高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方にお願いをしていました。依頼していました方がご高齢になり、次の世代の方に草抜きを希望される方がいない状態になり2020年から境内(墓)の掃除が難しくなったことが主たる要因です。境内(特にお墓)の清掃として1年の内おそよ8が月延べ160日(1日6時間労働)ほどこれまで高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方々に境内の清掃をしていただいていました。お寺側の身勝手な思いでありますが、お同行の皆様のお力をいただき境内(特にお墓)がこれまでのようにきれいな環境を保てることを願う行事です。
各位のそれぞれのご事情もありますので、お身体の状況をお考えていただきお時間が許しましたら一緒に境内をお掃除しませんか。
Temple Morningは、境内(外)の掃除に集中してすることで気持ちを整える時間です。
お一人お一人十分なほど距離をとることは可能です。

どうかご無理のないお気持ちでご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

年6回 第3日曜日午前8時から1時間【1月・2月・3月・7月・8月・12月は休会・雨天中止】
4月21日(開催)・5月19日(雨中止)・6月16日(開催)・9月15日(開催)・10月20日・ 11月17日 清々しい朝の1時間 お寺で過ごしませんか

「法然と極楽浄土」

「法然と極楽浄土」
京都国立博物館で開催されています「法然と極楽浄土」展に行きました。浄土宗開宗850年の記念で、前回、法然上人800回忌の特別展「法然 生涯と美術」以来、13年ぶりの特別展です。今回は、東京・京都・九州の国立博物館の巡回展です。京都で始まった週ですがゆったりと拝見することができました。国宝「阿弥陀25菩薩来迎図(早来迎)」の修理報告が8K画像で興味のある部分をしっかり見ることもできるるコーナーもあり、報告書も大切ですが、修福の新しい紹介の仕方も素晴らしいと思いました。法然上人像は真宗でも選択本願念仏集の書写の許しを得た親鸞聖人が法然聖人がいただいた絵像の構図と同じように見えました。二尊院の7箇条制誠は、展示期間が後半ですので今回は拝見することができませんでした。源空(法然)の自筆消息も拝見できました。
貴重な法宝物を拝見することができる喜びを感じています。

親戚寺院の葬儀

親戚寺院の前住職の葬儀
私(住職)の母の従兄弟にあたる、三河の西光寺の前住職が往生されました。10月2日に示寂し、一週間後の9日に葬儀が行われました。創建1300年のお寺で、最初は天台宗だったそうです。その後、親鸞聖人の弟子の1人顕智上人の時代に真宗高田派になったそうです。私(住職)が大学生の頃、父(前住職)と車で伺ったのが最初です。西光寺の親鸞聖人750回御遠忌の時、鐘楼を階上に置く立派な山門を再建され、親戚寺院の1人としてお勤めさせていただきました。往生された西光寺の前住職様は、妙華寺の前々住職・前々坊守・前住職・前坊守の葬儀法要には遠方からいつもお越しいただいていました。物静かでいらっしゃいましたが、写真が趣味だったことは、叔母から聞きました。本山の報恩講や研修会でお顔を拝見したり、毎年法話を掲載した同人誌をいただいたり、京都の衣店でお会いしたこともあり、いろいろな情景を思い出し、感謝をお伝えした葬儀でした。