オンライン法要

新しい試み⑤ オンライン法要
遠方の方から100日法要の依頼がありました。今の時期移動が難しく、お寺には伺えないのとのことで、住職だけのお勤めになります。
これまでも、遠近関係なく、都合で住職だけがお勤めする年忌法要やお盆の墓勤めなど多くありました。遠方ですと、ご志をお送りいただいたり、近隣ですとご持参いただいています。今思いますかと、ご都合でお寺にいらっしゃることが出来ない方の事情をもう少し深く考えていなかったことを反省し申し訳なく思います。
お寺に伺えない方々にも、インターネット環境によりますが、住職の本堂やお墓のお勤めを離れたご自宅からご一緒にお勤めができることが、可能になりそうです。
私(住職)は、インターネットなどの知識も少なく、不安を持ちながら、初めてオンラインの試みに先方様は快く対応していただきました。
今回は、Zoomで、住職の本堂のお勤めにオンラインでご参加をいただきました。当初、東京のご自宅のPCからの参加と思っていましたが、その息子さん家族もそれぞれの場所からご参加いただきました。不手際などあったと思いますが、最後まで一緒にお勤めしていただきました。
一堂に集まり一緒にお勤めすることで醸し出される「場」の魅力は大切にしなければいけませんが、集まることができない理由は、それぞれの皆様のご事情によって違いますので十分お話をお聞かせいただきながら、各人に見合った形でお勤めができれば良いと思っています。
勿論これまで通り、住職が本堂やお墓でお勤めしたことをご報告させていただくことも続けていきます。
※オンラインのお勤めにご関心のある方は、お寺へご連絡ください。

水屋の改築工事始まりました

水屋の改築工事

5月に入りご案内していましたお墓の水屋の改築工事が5月26日から始まりました。
26日からは、お墓の北側にある水屋から改築いたします。その後南側の水屋の改築の予定です。

一時的にいつもお使いいただく水屋が使用できない状態でご迷惑をおかけしますが、もう一方の水屋のご利用をお願い申し上げます。


※改築中の水屋にありますバケツは、本堂東側に一時的に移動します。

おてらおやつクラブ

5月のおてらおやつクラブ
今月は、おてらおやつクラブのことでうれしいことが2つありました。
1つは、遠方のお同行様から、お米づくりをされていますご親戚が、ホテルなどにお米を卸していたのですが、今回の新型コロナウィルス感染症の影響で、卸していましたお米が余っていることで、そのお米を「おてらおやつクラブ」へご寄付をしたいとの尊い相談をいただきました。早速、「おてらおやつクラブ」事務局へおつなぎさせていただき、ご寄付いただきました。
お米つくりをされていらっしゃるご親戚も大変苦しい時期でありますが、そのような時期だからお役に立ちたいとのの思いをお聞かせいただき、とてもうれしく思います。
不安な時だからこそ、不安を抱えている方々へのことを考え行動するお姿に感動し、感謝申し上げます。


そして2つ目は、5月に入り、伊賀市のお寺様からお寺の「お供え」をおてらおやつクラブに寄付をしたいとの連絡で、遠方から妙華寺まで車でお届け頂きました。お話をお聞かせいただくと、おてらおやつクラブのHPで活動している近くのお寺として妙華寺をみていただき、連絡されたそうです。大変多くの「おすそ分け」をお持ちいただき恐縮し感謝申し上げます。
ご寄付を届けていただきましたお寺様にも是非、おてらおやつクラブにご参加いただきますようお願いしました。

今月の「おすそ分け」は、先月同様3つの支援団体様へ19日に2団体、20日に1団体へ「お供え」を「おすそ分け」させていただきました。
お届けする「おすそ分け」の同封文書のひとこと欄に「今回は、伊賀の大善寺様から妙華寺へおさがりをお届けいただきました。尊いお心と一緒におすそ分けさせていただきます」と書かせていただきお届けさせていただきました。

三重県は、5月15日に緊急事態宣言が解除になりましたが、新しい生活様式を続けながら新型コロナウィルス感染症の感染防止の対策を続けていかなければなりません。
一人親家族の子どもたちに、おてらおやつクラブの活動が一助にでもなれば有難いです。

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は8月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
「悪」を転じて「徳」とする

『大往生できる人 できない人』潔く、とらわれず、おまかせして生きる 田畑正久著 から
仏教の智慧では、「悪」を転じて「徳」とするという展開があります。この場合の「悪」とは、私にとって都合の悪いものという意味です。
やり直しをしたいと思った悲しかったこと、寂しかったこと、失敗したことも、「いや、あれがなければ、今日の私が大切なことに気づく『ご縁』には、ならなかったんだなあ」と思うと、悲しかったことも、失敗したことも「私にとっては、貴重なご縁であった、よかったなあ」と受けとめられる。仏の教えでは、「私は私でよかった」と、いつの間にか納得できるようになっていきます。

※「悪」を転じて「徳」となることの「転じる」とはアミダさんの「はたらき」によるもので、私(住職)としては、お聞かせいただくこと(聞法)しかないと感じています。
著者の田畑正久先生には、この5月に開催する予定でした「お寺の講演会」の講師のお一人でした。COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大防止の為、やむなく中止いたしました。これまでのような講演会の環境が整えば改めてお招きしたいと思っています。

四季の花(5月)

四季の花
5月に入ると薫風と言う言葉がしっくりします。4月の風とどう違うか問われると返答に窮しますが、風と共に青葉がより鮮やかに感じる気がします。
以前は、5月に入ると、藤やサツキが咲き出しましたがここ数年は4月が見頃に変わっています。ボタンやシャクヤクも少し早く咲き出すようです。
お寺の境内は今が一番多くの花が咲き楽しませていたたいています。

HPの閲覧には支障ありませんのが、HPのメンテナンスが18日から22日まで予定されていますので更新は23日からになります。

Temple Morning 始めます

Temple Morning お寺の朝(テンプルモーニング)はじめます
いつもと違う朝 気持ちを整えて集中できる時間を創りませんか
どなたさまでもご参加できます

年8回 第3日曜日午前8時から1時間【1月・2月・7月・8月は休会・雨天中止】
3月15日・4月19日・5月17日・6月21日・
9月20日・10月18日・ 11月15日・12月20日
清々しい朝の1時間 お寺で過ごしませんか

予定 お勤め(10分)・境内の掃除(30分)・お話(10分)・茶話会(自由参加)
5月の予定は、本堂でのお勤めは住職だけでお勤めします。茶話会は中止いたします。
参加者は、本堂前境内にお集まりください。ソーシャルディスタンス(社会的距離)に注意しながら各人2メートルほどの距離を保ちましょう。
掃除道具は貸し出します。途中出入り自由です。雨天は中止です。

お寺の掃除を今風に呼びかけるには、これまで妙華寺の境内(特にお墓)の草抜きなどの掃除は、古くは草抜きなどをされている方、そして現在は高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方にお願いをしていました。依頼していました方がご高齢になり、次の世代の方に草抜きを希望される方がいない状態になり今年の境内(墓)の掃除が難しくなったことが主たる要因です。境内(特にお墓)の清掃として1年の内おそよ8が月延べ160日(1日6時間労働)ほどこれまで高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方々に境内の清掃をしていただいていました。お寺側の身勝手な思いでありますが、お同行の皆様のお力をいただき境内(特にお墓)がこれまでのようにきれいな環境を保てることを願う行事です。
各位のそれぞれのご事情もありますが、お身体の状況をお考えていただきお時間が許しましたら一緒に境内をお掃除しませんか。

※新型コロナウィルスの感染拡大防止の時期での開催について、様々な意見があることは重々承知しておりますが、最終的にはお寺の住職の判断で、開催を考えています。
本堂入口にアルコール消毒液を設置するなどして対策を講じます。
風邪の症状の方へはご参加をご遠慮していただく考えです。
そして健康である方も、不安を抱えながら参加する行事ではありません。
どうかご無理ない範囲で参加のご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

距離

新しい試み④
距離
COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大防止の為、新しい日常生活でソーシャルディスタンス(社会的距離)と言う言葉を聞くようになりました。公衆衛生での用語として疫病の感染防止の為、意図的に人と人の物理的距離を保つこと。疫病の飛沫感染の距離がくしゃみで3m 咳で2mといわれているため、2mの距離を取りなさいと言われています。

そのような中、「集う」場合も距離を考えるようになり、スーパーや郵便局・ATMなどで並ぶ場所にも人が待つ位置に印がつくようになりました。
このような状況は、人類がCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)をコントロールできる状況まで公共の場では必要とされるのだろと考えています。

今、お寺の本堂も、一畳に1席から、二畳に1席への配置を試みています。
※お集まりいただく人数によって対応をさせていただきます。

私たちは、これまで親しくなればパーソナルスペースと呼ばれる対人距離が近づき、そして他者との関係を対人距離に応じて感じたりしていましたが、今は、親しくても近づけない距離で、他者との関係を考えていかなければなりません。

少し距離を取りながらも、心の不安を少しでも取り除けるよう考えていきます。

(注意)社会用語の特定の個人やグループを排除する意味とは区別する必要があります。
※フィジカルディスタンス(身体的距離)と呼ぶことも推奨されています。

これまでのブログでも記載しましたが、
お寺の本堂出入り口に手指の消毒をしていただくアルコール消毒液も以前から用意はしてありますが、今年の2月から注目されご利用いただいています。
また、うがい・手洗い場所として本堂左手にあります給湯室をお使いください。
多くの方が触れる出入り口のアルコール消毒もできる限りしています。
お寺に訪れる皆様にできるだけ不安な心をならないように考えています。
とはいえ、決して不安や不満を抱えながらお越しいただくことではありません。
どうかご無理ない範囲でご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

また、私(住職)の健康管理として、3月に入ってから一日に3度の検温と、これまでにない入念な手洗いをしています。

私たちの新しい生活規範の中で公衆衛生の概念がより強くなるように思います。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
世話になることに「申し訳ない」と思わなくてもいい

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から
著書は続いて 病気になると、人の世話を受けなければならない場面が多くなります。
申し訳ないと思う気持ちはわかりますが、素直に援助を受けることが大切です。

一方的に世話をしてもらうのが嫌ということでしたら、人はどんな状態になってもできることがたくさんあるのを思い出してください。目に見えない形でも、たくさん返しているのです。申し訳ないと思ったとしても、自分はちゃんと恩返しできているのだと考えてほしいです。たとえ死の間際になっても、誰もが通「死」という道を、先輩として示しているわけですから、それだけでも十分だといえます。

※私(住職)も他者に世話になることに素直になれないのですが、そんなことお構いなく他者にお世話になっていることを忘れているだけなんです。どうして忘れているのだろうと考えると、ヘンな自尊心があるからです。少し考えたらわかることなのに。

額装の修復

額装の修復
今年の1月から2月にかけて本堂附属の東楽(がく)の間の改修をしていました時、「発祥」の額装が傷んでいました。高田本山の第21世堯煕上人の筆でありました。改めて額装を修理しました。改修をしました東楽の間に掲示する予定です。

疑う心

疑う心 悲しい話
私(住職)が小学生に入った頃は、「知らない人に道を尋ねられたら、教えてあげなさい」と「善意」は大切なことと学校で教わった。今の時代も「善意」が大切なことは変わらないが、私の子どもが小学生に入った頃は、「知らない人に道を尋ねられても、ついて行かないこと」と親も、学校も注意していた。
前々住職や住職が健在だった頃は、今より少し寂しげなお墓でお墓参りをしている方のカバンを狙う人がいた。本堂の賽銭箱から賽銭を取る人もいた。本堂で大きな社葬の時、遺族や会社関係者にまぎれて葬儀中に僧侶へのお布施を盗られたこともあった(この時は、法中さんにお布施をお渡しできなかった)、今ほど戸締まりもちゃんしていなかったこともあり、家人が知らないうちに庫裡にお金を盗みに入った人もあり、警察には何度も駆けつけていただいた。
社会が変化したと言えばそうだけど、対人関係も、まず「疑って」かからないと、危険がおよぶと感じてしまう難しい時代である。
そのよう時でも、お寺に居ると、お同行様が作られた季節の野菜をいただいたり、花をいただいたり、お菓子が届いたり、以前から境内の掃除のご奉仕をされる方がいらっしゃるなど多くの「善意」の中でお育ていただいている。
昔から、性善説と性悪説が語られる。そうであっても、疑う心から始める人間関係ってどうなんだろう。
今のCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大の中、私たちの「疑う心」が偏見や差別を生み出していないかもう一度省みたい。