再び 注目! 登録有形文化財トレーディングカード

夏休みの自由研究などに 再び注目されています。
今年の春(お寺のブログ4月1日)に、登録有形文化財トレーディングカードについてご案内いたしました。これまで、4月に遠方では新潟県や兵庫県からおみえになられた方もいらっしゃいます。夏休みに入り「登録有形文化財トレーディングカード」をお求めにみえる方がいらっしゃいました。
一般社団法人三重県建築士会様が、多くの皆様に登録有形文化財の文化的価値、観光資源的価値をご認識いただき、登録有形文化財のさらなる活用と地域の活性化の一助としてトレーディングカードを作成されました。三重県内にある多くの登録有形文化財の一つであります「妙華寺本堂」のトレーディングカードも数に限りはありますが作成していただきました。
是非、現地にお越しいただき実物を見て、庫裡(くり)にて「トレーディングカードありますか」(なくなり次第終了)とお声かけください。また、三重県内の登録有形文化財にも足をお運びいただきトレーディングカードを集めてみてはいかがですか。

夏休みの楽しみの一つとして三重県下の「登録有形文化財」を巡って「トレーディングカード」を集めてみるのはいかがでしょう。


また、久居の歴史ものってるお寺のパンフレットもあります。

夏休みの自由研究にも使えます。

第92回仏教文化講座
8月1日(水)~5日(日)に第92回仏教文化講座が開催されます。
午前9時より正午まで(初日は9時半より開講式)
会場:高田会館ホール
※どなたでも聴講して頂くことができますので、ぜひご来聴ください。聴講無料です。

高田本山の蓮池の蓮が見頃です。
※この期間、宝物館で特別展観があります。
8月1日 法主殿御親講
8月2日 講師 龍谷大学名誉教授 川添泰信先生
講題 親鸞仏教の師弟像
8月3日 講師 中村元東方研究所 専任研究員 奈良修一先生
講題 仏教徒として現代を如何に生きるか
8月4日 講師 名古屋大学名誉教授 池内了先生
講題 宇宙といのち
8月5日 講師 高田短期大学学長 誓元寺住職 栗原廣海先生
講題 宗祖の往生・成仏観

【昨年の会場】

【妙華寺の蓮】27日から咲き出しました。今夜からの台風が心配です。

初盆総回向 お勤めしました

初盆総回向 7月の初盆のお勤めが終わりました。妙華寺では初盆の最後のお勤めを初盆を迎えられましたご家族の皆様と一緒にお勤めしています。
今年の猛暑では、本堂に空調設備を設置したことがとても有難く感じています。
お寺の初盆の行事は、7日に「火入れ」と言ってご自宅の初盆飾りにお勤めをして、お盆中に「送り」と言ってお寺の余間にご法名を安置して23日の「総回向」までお勤めをしています。一つの行事としては長い日数お勤めしています。中陰の49日のお勤めとも似ているように思います。大切な方を亡くされた悲しみに時間をかけて向き合うことが難しい時代では貴重な時間と思っています。
※上記以外にも、ご事情でお寺で火入れをされる場合もあります。
今回は、お勤めの後、衆徒が法話をさせていただきました。「人間の分別する心では解決できない思いを、そうだったんですねと安心できる思いにかわるのが、私を向けられた仏の願い(はたらき)です」(中川個人の感想です)とお聞かせいただきました。


最後に、「高田派のお給仕」のビデオを見て頂いてご自宅のお仏壇の作法を改めてご確認していただいています。

また、ご自宅のお仏壇でのお勤めは、毎月(正月を除く)第1日曜日午前7時30分からの日曜学校で、平素のお勤めを参加者の皆様と一緒にしています。知らないうちに作法についても学べますし疑問などにもお答えしています。ご都合がつきましたらご参加ください。

おてらおやつクラブ

【お勤め】

7月のおてらおやつクラブは、20日に一人親家族様と支援団体様にお送りいたしました。
今回はおてらおやつクラブの活動を関西のフリーペーパーで知りお手伝いをお申し出いただきました方と一緒に、お勤めの後、梱包と支援団体様へお届けさせていただきました。
暑い中お手伝いいただきありがとうございました。お菓子の差し入れやお手伝いなど、ご自身で出来る範囲で「おてらおやつクラブ」へのご理解が更に広がっていくとうれしいです。

【梱包】

【支援団体様へお届け】

 

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は8月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

茶筅供養

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海の日(16日)に三重北学校茶道連絡協議会主催の茶筅供養をお勤めしました。
三重県の北勢の桑名からこの久居にある高校などで茶道の部活動をされています8つの学校から学生と指導されている先生を含め76名が暑い中参加されました。
お勤めの後、境内で茶筅を炭に投じて焚くのですが、真宗のお寺ではそのような仏具(道具)がありませんので、代用品を用いました。
その後、改めて本堂で、お寺の歴代や裏千家の歴代のお話を通して「いのちのつながり」のお話をさせていただきました。

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真宗では「供養」の言葉はあまり用いませんが、同じ意味であります「恭敬」(くぎょう)という言葉があります。国語辞典を調べると「供養」はありますが、「くぎょう」の読みでは「苦行」がでてきますが同じ読みの「恭敬」はありませんでした。
※国語辞典では「恭敬」は「きょうけい」の読みであります。

和讃

和讃をご紹介いたします。和讃について多くの参考書がありますが、『注解 国宝 三帖和讃』常磐井鸞猶著と『正像末法和讃講話』川瀬和敬著より紹介します。

国宝本 正像末法和讃 第37首

眞實信心の称名は 如来廻向の法なれば
不廻向と名づけてぞ 自力の称念嫌はるる

真実の信心に基づく称名念佛は、阿弥陀佛が我々にお与え下さった教法であるから、我々の方からは何一つ佛にさし上げるものはないので、これを「さし向けない法」と名づけ、称名の功徳を佛に捧げようとする自力の念佛を、この趣旨にはずれたものとして、佛はお嫌いになるのである。

不廻向は、信心も称名も、すべて如来から衆生に廻向されるものであって、凡夫の我々が佛にさし向けるものでない。凡夫の側からは不廻向であるということ。凡夫の側から廻向するのが自力の称念。

以上 【注解 国宝 三帖和讃 常磐井鸞猶著より】

 

勤行本として依用しています文明本
正像末法和讃 第38首

眞實信心の称名は 弥陀廻向の法なれば
不廻向と名づけてぞ 自力の称念嫌はるる

前の和讃(37首)を、もう一つ深めてお詠いになった和讃です。「真実信心の称名」、「如来廻向の信心とともにある称名」と。如来の心が私の上にはたらくのが信心、信ずる心も如来によっていただいたものです。信心をともなわない念仏は念仏になりません。信心は念仏にかえります。「称名」といったら、南无阿弥陀仏そのものになることです。「如来のお心が私のなかにふき出したお念仏は、これは阿弥陀から与えられた法であるから、不廻向となづけます」と。「不廻向」というのはへんな言葉ですけれど法然上人の言葉です。だからこの「不廻向」という言葉をつかいながら、法然上人への謝念を詠っておられるわけです。
「不廻向」というのは「廻向を要とせず」、私が如来に廻向するものは何もなしということです。なぜかといったら「阿弥陀の廻向の法だから、私の廻向にあらず」と。「不廻向となづけてぞ 自力の称念きらはるる」、信心からでてきた念仏でなく、「私からでてきた念仏は如来これをきらう」ということです。
この「廻向」というのが、真宗では非常に重要になります。だいたい「廻向」という字は、こちらから向こうへというかたちででてきた字なのです。ところが真宗では、如来のお仕事が「廻向」、私の仕事は「廻心」なのです。「廻心」というのは私の心がひっくり返る、自分の心では如何ともし難いことを「廻心」という。心をひるがえす。如来の方から自分の全体を私に与えて下さることを「廻向」という。くるっと廻して向きをかえてこられる。自分の全体を南无阿弥陀仏として、われをたのめよという。「私において廻向ということはありません」と、これをはっきりとお詠いになったご和讃であります。
以上【正像末法和讃講話 川瀬和敬著より】

7月のお盆

7月のお盆勤めが終わりました。妙華寺では地区を分けて7月と8月にお盆勤めをしています。毎年梅雨の最後の頃で雨を気にしながらのお盆でしたが、今年はとても暑い猛暑のお盆でした。7月のお盆勤めをお手伝いしていただいています3名の僧侶には例年より暑い中お勤めいただきありがとうございました。
短い時間ですがお同行様のお仏壇の前でお勤めさせていだだいています。最近は年忌法要もご自宅のお仏壇でお勤めすることが少なくなりお寺の本堂でのお勤めが増えましたがそれぞれのお仏壇はどれ1つ同じ造りではないようです。御本尊も阿弥陀如来立像であったり絵像であったり、名号であったりしますし、左右のお軸も荘厳も違います。
また、久居(地元)で造られた仏壇も残っていて地方にも優れた職人がいたことが誇らしい気持ちになります。
最近は、お盆のお勤めの日に優先される出来事が発生することがあります。そのような場合ご連絡をいただきますと、お墓でお勤めをさせていただきます。
お盆の期間中は、ご遠方のお同行様へも出向くことが難しい為、ご連絡をいただきますと前後の日になりますが、本堂やお墓でお勤めをさせていただいています。

お盆の前週は広島県・岡山県・愛媛県など西日本を中心に集中豪雨が続いて大きな被害がもたらされ今復旧の取り組みが続いています。お亡くなりになられた方にお悔やみ申し上げますとともに、被害に遇われた皆様にお見舞い申し上げます。

ひとくち法話

―お釈迦様のご生涯―
08最初の説法(さいしょのせっぽう)
梵天(ぼんてん)(天の神の代表)の強い勧めにより、お釈迦(しゃか)さまは7週間にわたる菩提樹(ぼだいじゅ)下の法悦(ほうえつ)のあと、いよいよ教化伝道(きょうけでんどう)の旅に出られました。35歳の時であります。教法を説く最初の相手を誰にするか。かつて苦行(くぎょう)を共にしていたが、お釈迦さまの苦行放棄を堕落(だらく)と勘違いして去っていった5人に思い付かれました。
ガンジス川を渡りベナレスの町外れ鹿野苑(ろくやおん)に着かれました。5人は、はじめお釈迦さまを堕落僧として無視しようとしたのですが、お釈迦さまの堂々たる威容に接し圧倒され、しらずしらずのうちにひざまずき、み教えに耳をかたむけはじめました。
お釈迦さまは5人に向かって説かれました。
「人間は老い病み死んでいく。すべての存在するものは、因縁(いんねん)によって生まれ、因縁によって移ろい変わってゆくものだ。人間が本当の幸福に到達する道は欲望を捨て、自分に対する執着(しゅうちゃく)を棄て、清らかに生きることだ。私が苦行を棄てたのは決して世俗に還ったのでも、精進努力を怠ったのでもない。私が覚(さと)れる法をあなたたちに教えるでしょう。教えられた通りに行えば出家の目的は達せられて無上の覚りを得ることができるでしょう」と。ここで、5人はいよいよお釈迦さまの説法に随喜(ずいき)し弟子となりました。
この説法を初転法輪(しょてんぽうりん)といいます。転法輪(法輪を転ずる)とは、法を説くことで、教えの輪がだんだんと世の中にひろまっていくことをいいます。それが最初の説法でした。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

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四季の花 蓮

四季の花

最初の蓮が咲いて十日あまり、二輪目が今日咲きました。

三日間ほど楽しむことができます。花は午前中が見頃です。

三輪目も蕾がありますのでお盆のお墓参りの時にご覧下さい。

親鸞聖人絵伝

今年は、毎月10日に法苑院妙華寺を紹介していきたいと思います。


親鸞聖人絵伝 4幅 江戸時代(後期)高田本山第18世 圓遵上人花押 藤原佐助筆
「親鸞伝絵」から図画の部分を抜き出し掛軸にしたものが「絵伝」で、場面は下から上へ順序よく配置され、各場面は「やすり霞」といわれる雲形で仕切っています。一般に4幅で一組です。

妙華寺の「親鸞聖人絵伝」は、高田派第18世圓遵上人(1786年~1811年)の署名と花押が第4幅上段にあり、第4幅下段に絵師(御絵所)は藤原佐助とありますので、高田派の親鸞聖人絵伝と見られます。

※これとは別に明治時代と思われる一幅掛の高田派の「親鸞聖人絵伝」があります。高田本山の4幅を一幅にまとめたものです。また、親鸞聖人650年御遠忌の時の一幅掛の高田派「親鸞聖人絵伝」もあります。

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