文化財防火デー

文化財防火デー
毎年、1月26日を文化財防火デーとして火災に注意喚起がなされています。
文化財と聞きますと国宝や重要文化財の建物や宝物など貴重な品を最初に思い浮かべますが、小さなお寺にも地域やお同行の皆様から大切にされているものがいくつもあります。
私(住職)は、手を合わせる場・心が癒やされる場・非日常の場などの集い場が思い浮かびますが、皆様はどうでしょうか。
また、近年は非常事態時の避難スペースとしても注目をされていると思います。
妙華寺も、もしもの時に一時避難スペースとして活用できる環境整備も考えています。
地域コミュニティの中でソーシャルキャピタルとしてお寺が活動できるよう精進していきます。
地域やお同行様の大切なものを預かっている寺院管理者として、もしもの時の行動を身につけることが大切だと改めて考えています。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
「死に目に会えなかった」からといって、後悔はしなくていい

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から

著書では続けて、「息を引き取る瞬間にタイミング良く立ち会うのは、そう簡単なことではありません。たとえ死に目に会えなくても、自分を責める必要はないのです」とあります。

心臓が止まる瞬間というのは、いつ訪れるかわかりません。容体が急変して、あっという間に亡くなってしまうことも多いです。死に目に会うのは、実はかなりむつかしいことだともいえます。

※私(住職)も、父(前住職)・母(前坊守)の死に目には立ち会うことはできませんでした。もし立ち会うことができたとしても、きっと私(住職)は、うろたえるだけだったと思います。命終えるまでの姿を見せていただく中で多くの事を思うことでした。

お寺の宝物

六字名号 (専修寺第12世)堯慧上人筆 1幅
高田派の名号(みょうごう)で、専修寺第10世真慧上人が用いたと言われる名号の形式で、中央に「南無阿弥陀仏」と書かれ、その左右に、善導大師と法然聖人に続いて高田の歴代上人が書かれている。
向かって右上から「善導・親鸞・顕智(第3世)・定専(第5世)・順証(第7世)・定顕(第9世)・応真(第11世)」左上から「法然・真仏(第2世)・専空(第4世)・空仏(第6世)・定順(第8世)・真慧(第10世)」 左下に「愚老80歳 大正層堯慧 書之」とある。

この形式の名号を用いた真慧上人は、親鸞聖人の「み教え」の正統は、善導(大師)・法然(聖人)と続く高田派にあることを著したと思うが、堯慧上人の名号は、高田派の第11世応真上人と真智上人の正統争いが続いていた時代で、応真・堯慧と続くことが高田の正統であることを示しているとも見ることができる。

昨年(2020年)の振り返り

昨年(2020年)を振り返って
今年もよろしくお願い申し上げます。昨年のことでは、私(住職)もそうですが、皆さんも、新型コロナウィルス感染症のことが大きな出来事であったと思います。昨年の正月の修正会では思ってもみていなかったことで、世界中の人々が新型コロナウィルス感染症の不安を共有している時間は、そうそうないことで、私たちの生活様式に大きな変化がありました。
個人的には、老人保健施設に入居していました母(前坊守)に2月中旬から面会禁止が初まり、6月頃には予約面会で3回ほど面会ができましたが、7月から再び面会禁止になり最期を迎えるまで、面会は難しかったです。このことは、病院に入院されている方々も同じで、ちゃんと病院や施設のスタッフが患者・入居者を看護・介護をしていただいていることにとても感謝しているのですが、身内のわがままな発言として、身内や関係者が自由に会うことができにくい状態は気弱な気持ちになりやすいと感じました。
生活面では、食品や日常品を購入し一日を過ごすことができることがありがたいことではありますが、心が豊かに育まれる人と「出会う」こと「集う」ことがマイナスイメージで語られる社会が、これからも続いていくとすると、違う不安を感じます。
新型コロナウィルス感染症のワクチンの開発や医学の進歩で、感染症をコントロールできることになっても、これまでと同じ生活には戻らないと私は感じています。
今、私(住職)の頭の中は、マイナス思考でいっぱいですが、マイナス思考自体が悪いことではないと思っています。私の思考は、自分にとってプラス・マイナスと考えてしまう思考、それを俯瞰する思考がありますが、いずれも自分の中での思考です。自分の中の思考を離れた思考(私の場合は、浄土の教え)が大切なはたらきをしています。

年末に、久しぶりに、知人と対面での会話で「直感」と「直観」について改めて考えさせられました。「ひらめき」も大切ですが「真摯に物事に向き合う(観察する)」ことも大切で、私(住職)の場合「直観」についてもう少しちゃんと向き合わないといけないようだと考えています。
今、人と「出会う」ことや「集う」事が難しい時ですので、お寺(僧侶)も、IT技術を使ってのオンラインでお寺(僧侶)の情報発信が増えています。また、お寺(僧侶)も異業種との連携で、お寺(僧侶)の活動の可能性が拡がり、仏教(宗教)も社会に求められ開かれていくのは素晴らしいことですが、仏教の教えが利用(消費)されるのではなく、社会がどこまで仏教(宗教)の教えを伝える社会であるのか、(これまでの日本の歴史の中での仏教のあり方の繰り返し?ではダメですね)、そして、結局は、仏教は僧侶しだいと思われてしまうこともどうなんだと思ってしまう自分がいます。

新年の準備

今年も1年が過ぎようとしています。晦日の午後から強風で大荒れで、大晦日の朝少し積雪していました。久居地区では1年に1度あるかないかのことです。
お寺の行事は、私の人生のように、毎年同じようでありますが、その時1度限りの一期一会です。
毎年最後のお勤めは大晦日の午後5時に歳末会としてお勤めしています。1年間の仏恩を報謝します。
一週間ほど前から新年の準備をします。
お堂の西余間に妙華寺の初代住職の像を中心に歴代住職の位牌を敬置します。また7代住職から11代住職の絵像の掛軸がありますのでお掛けします。
ご本尊前にお同行様からのお供えを披露します。


新しい年の年回繰出表を用意します。
続いて、修正会(しゅしょうえ)の準備ですが、普段あまりお勤めをしない「現世利益和讃」を15首拝読しますのでその用意をいたしました。お屠蘇の用意も年1度のことですが、今回はお越しいただく皆様にお出しすることは中止します。
本堂に空調設備が整いましたのでこれまでより温かいと思いますが午前5時30分からの修正会のお勤めは、道中寒い中お越し頂くことになりますので温かくしてお越し下さい。 ※高田本山のお七夜のお非時券(今回は中止の為「お七夜」券)を修正会の終了後配布いたします。
枚数に限りがありますので必要な方はお申し出ください。

12月のおてらおやつクラブ

12月のおてらおやつクラブ
12月は、前半から後半にかけて3つの支援団体様に今月もお供えをおすそ分けすることができました。毎年12月の報恩講のお非時(ひじ)のご奉仕をお願いしています津市母子父子寡婦福祉会久居支部様には、今回は、パック詰めのサンドイッチを配布していただきました。ありがとうございました。子ども食堂へお越しの子どもさんが本堂で手を合わされる姿もありうれしく思いました。
おてらおやつクラブの活動が、一人親家族の生活の一助にでもなれば有難いです。

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は来年正月月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

お寺の掲示板

お寺の掲示板
「都合の悪いこと」もありがたく受け取る

『大往生できる人 できない人』潔く、とらわれず、おまかせして生きる 田畑正久著 から
著書では、与えられた体や能力で、自分に「好意的なこと」は当たり前に受け取って、お礼言わずに我が物にする。「都合の悪いこと」は受け取らないで文句を言う。
現代人の発想は理知的ですが、表面的な価値判断に小賢しくとらわれて、物事の背後にある意味や心を受け取ることが難しくなっているようです。

※損得を勘定する生き方では「都合の悪いこと」は受け取りたくないでしょう。
過去にあった嫌だったことや受け入れたくないことも、今になって振り返って見ると  それがあっての今の私があるのだと思いますが、ご都合主義の私には認めたくないことかもわかりません。

2020(令和2年)のアーカイブ ③

2020(令和2年)のアーカイブ ③

③ 前坊守の往生
12月5日に前坊守が89歳で往生しました。お寺の報恩講の前日で、報恩講に遇いたかったのかと思ったりします。私(住職)が知る限り妙華寺の寺族で一番長生きでした。
昭和6年、10世實明上人の4人姉妹の長女として生まれ、家族やお同行の皆様にお育ていただきながら、日本全体が苦しい時代を、10世實明上人の寺族として、11世和雄上人の坊守として、そして息子の私(住職)の前坊守として妙華寺を長年支えていただきましたこと感謝申し上げます。
通夜・葬儀も滞りなくすませ、初七日・二七日・三七日も済ましました。年末に四七日、1月7日に五七日、14日に六七日、21日に七七日を予定しています。
長い間、前坊守(母)と親しくしていただきありがとうございました。

2020(令和2年)のアーカイブ ②

2020(令和2年)のアーカイブ

② 親鸞聖人ご誕生850年奉讃記念行事の案内
今年(2020年)の1月から2月にかけて本堂付属の東楽の間の改修を行いました。
その後も、音響機器の整備、墓地の水屋の改修、サインボードの設置、本堂内陣下の補強など1年をかけて行ってきました。5年単位のお寺の建造物のシロアリ駆除剤の散布の年でもありました。


来年(令和3年)は、本堂の照明機器の変更、内陣のお勤めのイス席の導入、妙華寺会館へのインターネット環境の整備など検討しています。
これらは、令和4年にお迎えする親鸞聖人ご誕生850年並びに立教開宗800年の記念法会の奉讃行事として考えています。
 皆様のお力添えを得て令和4年5月には妙華寺の親鸞聖人ご誕生850年奉讃記念行事に出遇えることを楽しみにしています。

2020(令和2年)のアーカイブ①

2020(令和2年)のアーカイブ①

① お寺の新しい試み
Temple Morning 今年3月から8回開催でした。お寺の朝(8時から1時間)いつもと違う空間でお過ごしいただき、心と身体を整える時間と考えています。新型コロナウィルス感染症で不安のある方には、ご無理を申し上げることはありませんが、境内で距離を取りながら心を集中できる時間は特別であったと思います。雨(9月)や所用(12月)で2回ほど中止させていただきましたが、ご賛同いただきご奉仕いただきました皆様には感謝申し上げます。来年も開催ができればと思っています。

行政書士法人中村事務所さんの終活カフェ これまでお寺で「終活」関係にについて、エンディングノートで自身の振り返りや、介護士さんの健康体操などを開催していました。今年は3回にわけて、専門家にご協力いただき、「相続」のこと「遺言・死後事務委任」のこと「介護保険」についてお話をお聞かせいただくご縁をいただきました。春秋の彼岸会・秋の千部会のお寺の行事の後、本堂でご興味のある皆様にお聞きいただきました。
今後も、継続的に「終活」関係のことも予定できればと思っています。

インターネットでの法要・お寺の行事の配信
新型コロナウィルス感染症で、遠距離の移動が難しく、お寺に集まることが難しい方から、インターネットを通して法要に参加したいとご要望がありました。
私(住職)は、インターネットについてそれほど詳しくはありませんが、若い衆徒の力を借りて、何度かお勤めをすることができました。気をつけたいことは、どうしてもPCのコードやカメラ・マイクの配置で、内陣に机を置いたりコードをつなげたりしますので、本堂でのお勤めが続くような場合、平素の内陣に戻す時間などが必要になり、お見苦しい場合もあります。
また、衆徒やPCやインターネットに詳しい方の力を借りて、お寺の行事のお勤めやご法話もYouTubeを通して配信できる機会もありました。ご興味のある方は、YouTubeで「妙華寺TV」を検索してください。

新しい生活様式への対応 お寺の「集い場」としてのあり方
新型コロナウィルス感染症の感染防止の為に「三密」(密閉・密集・密接)に注意が必要と叫ばれています。仏法に出遇うお寺の「集い場」も注意喚起されている「三密」にあたりますので、これまでと同じように「集い場」を確保するのに工夫が必要になりました。これまでのような満堂の状態の「集い場」は、主催者のお寺も、ご参加いただく皆様にとってもとても不安であります。
本堂にお越しいただく皆様のマスク着用のお願いや、非接触検温器の設置、アルコール消毒液の設置・手洗い・うがいの場所の案内など始め、距離をとっての席(アクリルの仕切り板を作っての席)、中には、行事を複数回に分けることを、三重県の新型コロナ感染症関係のガイドラインなど参考に本堂や妙華寺会館が「集い場」として使用していくことを考えています。(お寺の寺族も毎日の検温など体調管理に注意をしています)
これまでとは「集い場」の感じが変わったかもわかりませんが、お寺の行事など仏法に出遇う「集い場」は開き続けていく予定です。
それでも不安である場合はご無理を申し上げることはありません。