2020(令和2年)のアーカイブ①

2020(令和2年)のアーカイブ①

① お寺の新しい試み
Temple Morning 今年3月から8回開催でした。お寺の朝(8時から1時間)いつもと違う空間でお過ごしいただき、心と身体を整える時間と考えています。新型コロナウィルス感染症で不安のある方には、ご無理を申し上げることはありませんが、境内で距離を取りながら心を集中できる時間は特別であったと思います。雨(9月)や所用(12月)で2回ほど中止させていただきましたが、ご賛同いただきご奉仕いただきました皆様には感謝申し上げます。来年も開催ができればと思っています。

行政書士法人中村事務所さんの終活カフェ これまでお寺で「終活」関係にについて、エンディングノートで自身の振り返りや、介護士さんの健康体操などを開催していました。今年は3回にわけて、専門家にご協力いただき、「相続」のこと「遺言・死後事務委任」のこと「介護保険」についてお話をお聞かせいただくご縁をいただきました。春秋の彼岸会・秋の千部会のお寺の行事の後、本堂でご興味のある皆様にお聞きいただきました。
今後も、継続的に「終活」関係のことも予定できればと思っています。

インターネットでの法要・お寺の行事の配信
新型コロナウィルス感染症で、遠距離の移動が難しく、お寺に集まることが難しい方から、インターネットを通して法要に参加したいとご要望がありました。
私(住職)は、インターネットについてそれほど詳しくはありませんが、若い衆徒の力を借りて、何度かお勤めをすることができました。気をつけたいことは、どうしてもPCのコードやカメラ・マイクの配置で、内陣に机を置いたりコードをつなげたりしますので、本堂でのお勤めが続くような場合、平素の内陣に戻す時間などが必要になり、お見苦しい場合もあります。
また、衆徒やPCやインターネットに詳しい方の力を借りて、お寺の行事のお勤めやご法話もYouTubeを通して配信できる機会もありました。ご興味のある方は、YouTubeで「妙華寺TV」を検索してください。

新しい生活様式への対応 お寺の「集い場」としてのあり方
新型コロナウィルス感染症の感染防止の為に「三密」(密閉・密集・密接)に注意が必要と叫ばれています。仏法に出遇うお寺の「集い場」も注意喚起されている「三密」にあたりますので、これまでと同じように「集い場」を確保するのに工夫が必要になりました。これまでのような満堂の状態の「集い場」は、主催者のお寺も、ご参加いただく皆様にとってもとても不安であります。
本堂にお越しいただく皆様のマスク着用のお願いや、非接触検温器の設置、アルコール消毒液の設置・手洗い・うがいの場所の案内など始め、距離をとっての席(アクリルの仕切り板を作っての席)、中には、行事を複数回に分けることを、三重県の新型コロナ感染症関係のガイドラインなど参考に本堂や妙華寺会館が「集い場」として使用していくことを考えています。(お寺の寺族も毎日の検温など体調管理に注意をしています)
これまでとは「集い場」の感じが変わったかもわかりませんが、お寺の行事など仏法に出遇う「集い場」は開き続けていく予定です。
それでも不安である場合はご無理を申し上げることはありません。