お寺の掲示板

お寺の掲示板
「死に目に会えなかった」からといって、後悔はしなくていい

『人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる』 谷川洋三著から

著書では続けて、「息を引き取る瞬間にタイミング良く立ち会うのは、そう簡単なことではありません。たとえ死に目に会えなくても、自分を責める必要はないのです」とあります。

心臓が止まる瞬間というのは、いつ訪れるかわかりません。容体が急変して、あっという間に亡くなってしまうことも多いです。死に目に会うのは、実はかなりむつかしいことだともいえます。

※私(住職)も、父(前住職)・母(前坊守)の死に目には立ち会うことはできませんでした。もし立ち会うことができたとしても、きっと私(住職)は、うろたえるだけだったと思います。命終えるまでの姿を見せていただく中で多くの事を思うことでした。