お寺の掲示板

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「人生に卒業はない」

「卒業」その学校の全課程を学び終えること。比喩的に、ある程度や段階を通りこすことにも使う。と国語辞典にありす。
3月は卒業シーズン。多くの人がいろんな場面を卒業をして気づくこともあります。
そのなかで「人生に卒業はない」と言う言葉にうなづく自分もいます。
それはどこか「生」の先にある、「死」も越えていこうと感じるからです。

※「卒業」について、「日常に漢字をプラス 漢字カフェ」HPの
あつじ所長の漢字漫談47 ご卒業おめでとうございます2019.03.06 に丁寧な説明があります。

「お寺の講演会」ご講師の浦上哲也師から 5

今回、2019年5月18日の親友婦人会総会後の「お寺の講演会」のご講師をお願いしています横浜市の「なごみ庵」のご住職 浦上哲也(うらかみてつや)師に「お寺の講演会」の半年前の11月から月一度のペースでご寄稿をお願いし快く受けて頂きました。その5回目を掲載します。
浦上さんは、僧侶ですがお寺の本堂から飛び出して、多彩な活動をされています。
平成27年の親友婦人会総会の日には、希望者に「死の体験旅行」と言うワークショップを受講していただきました。私(住職)も受講して、死に向かっていく自分の感情や取捨選択を受講した者同士が共有しながら、今生きていることの不思議を感じたことでした。
「死の体験旅行」と言うワークショップを全国で開催されたり、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の共同代表や、「仏教死生観研究会」を立ち上げられたり、お坊さんが回答する「hasunoha」の回答僧のお一人であり、「まちのお寺の学校」の講師であったり、最近は「方丈社」マガジンに連載が始まりました。また妙華寺も賛同する「おてらおやつクラブ」に参加する寺院の住職でもあります。そのような多くの顔を持つ浦上さんの今感じることを月一度、妙華寺のHPにも掲載して5月18日の講演を楽しみに待ちたいと思っています。

浦上さんの掲載文で、何か感想などございましたら、お寺にお知らせください。

◇ 3.11から8年 ◇
 自分自身の生や死について深く考えるワークショップ(体験学習)「死の体験旅行」は、毎月池袋の真言宗 金剛院さまをお借りして開催させていただいています。その日程を決める時、3月はあえて11日にしました。そう、東日本大震災の日です。

 以前は死の話題は「縁起でもない」と避けられるものでした(ちなみに「縁起」本来の意味は、全ての事象には原因と条件があって結果が出る、というものです)。しかしあの大震災があって、死の話題をしようが避けようが、いつ突然にそれはやってくるのか分からない。ならば時には考えておかなくてはならない。日本人の多くがそう考えるようになったのだと思いますし、だからこそ「終活」という言葉も一般に広まりました。

 また、メディアでも「死」はよく取り上げられるようになりました。「死の体験旅行」もやはり3.11の影響か取材も多く、3月5日発売のサンデー毎日、3月11日放送のNHKひるまえほっと、3月16日発売のDIMEと続きました。

 仏教は最初の段階から、死から目を背けず見つめなさい、と説いてきました。なにしろお釈迦さまご自身の出家の動機のひとつは、葬列を目にしたことだと言われています。そして…
・明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかわ(親鸞聖人)
・まずは臨終のことを習うて、後に他事を習うべし(日蓮聖人)
・朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり(蓮如上人)
・生のみが我らにあらず、死もまた我らなり(清沢満之)
などなど、僧侶の死に関する言葉は数多くあります。いえ、仏教だけでなく、ありとあらゆる宗教・哲学で「死」を問題にしているのです。皆さんも「縁起でもない」と避けず、時にはじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

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「自然をたたえ 生物をいつくしむ」

 

祝日法の春分の日の趣旨
春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本の国民の祝日の一つであり、祝日法により天文観測による春分が起こる春分日が選定され休日とされる。

通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。
しばしば昼が長くなって「昼と夜の長さが等しくなる日」といわれるが、実際は昼の方が少し長い。

少しずつ温かい日の中で、自然のうつろいや虫たちの活動が気になる頃です。

「いのちの積み木 ワークショップ」

妙華寺で最初の「いのちの積み木ワークショップ」は雨が降り始める頃の開催になりましたが、13名の方に参加していただきました。

ワークショップを進行する私(住職)も参加される方々も初めてですので緊張していたような思いもあります。

案内でも申しましたが「いのちの積み木」プロジェクトは、目に見えないご先祖様の「可視化」とご先祖様への「感謝」を育てることで、わたしの「生きる力」に変わることを願ってのワークショップです。

不慣れな進行で「いのちの積み木」プロジェクトの趣旨をお伝えできたか心配でありましたが、感想をお聞きすると、亡くなられた方に想いを馳せらると同時に、私との関係性を思い出されていらっしゃるようでした。そして私の「いのち」に向き合う時間でもあったようです。

これからも、改善する余地もありますが、より良い「いのちの積み木ワークショップ」になるように仲間と一緒に研鑽していきたいと思います。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

LifeWalk

3月1日、今年四年目のLifeWalkに参加しました。これまで先約や急な法務で参加できませんでした。
最初にLifeWalk集合場所の天性寺様で、希死念慮者、自死遺族の方々に対人支援の活動をされている3名から取り組まれていることの現状を聞くトークセッションの時間がありました。対人支援の活動の中で支援者として希死念慮者、自死遺族の方々へのより添いには研修が必要なことも、そして対人支援者としてできること、できないことで生じる自分自身へのセルフケアも大切なことと思いました。※中川個人の感想です。

LifeWalkは三条寺町にある浄土宗の天性寺様から八坂神社の奥にある時宗の長楽寺様のコースです。河原町通りや四条通りの車道を歩くことはあまり経験ができないことでした。プラカードを掲げる僧侶達を歩道を歩く市民や観光客はどう見て感じているのだろう。そこを歩く僧侶達の思いは伝わっているのだろうか。いろんなことを感じながら最後は余り歩きなれない坂道に足が悲鳴をあげそうでした。 一緒に参加されましたお一人は行脚用の履き物で歩き慣れていらっしゃいました。私は初めての参加で寒さが心配でしたが、一年目は雪、次の年が雨、昨年はとても寒い日に比べて今年は天気も良く寒くもない歩きやすい一日だったようです。

妙華寺の衆徒の鳳瑞(ほうずい)は、5年前から(特定非営利活動法人)京都自死・自殺相談センターに関わって活動をしています。

LifeWalkで一緒に歩くことができました。

※京都府では、(平成28年から)毎年3月1日を「京都いのちの日」と定め、自らの命を見つめ直すとともに、家族や友人など周りの人にも思いをはせ、 共に生きることの意味や絆の大切さについて周知されます。

行政が進んで、「自殺(自死)対策」に取り組まれ、全国に「いのちの日」が広がる先駆けになることを願っています。
また、この趣旨に賛同した宗教者の活動の一つが「Life Walkいのちを想う宗教者の行進」です。

お寺の一日(3月)

お寺の一日
3月はお彼岸の準備で、お寺からの案内の宛名を手書きでしています。お世話方様へ一週間ほど前にお届けして配布をお願いしています。宛名書きは、デジタル時代ですがアナログのままで面白いところです。4月のメリシャカ(花祭り)に思いを馳せたり、気候も暖かくなるなかで境内に出る時間が長くなります。毎年蓮の植え替えも行います。小さな鉢が4つありますが、泥状の土を入れ替えるとなると半日仕事です。ここ5年花が咲かない鉢もあり今後どうするか考える時もあります。以前、山門の近くにある桜2本が枯れました。庭師さんの話では、境内地は土が粘土状で樹木には適さないようです。改めて小さい桜から育てています。それでも多くの樹木が境内にあることは、ふとした時に「花を愛でる」ことができて心が和むこともあり有難いことです。

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平成23年の3月11日の東日本大震災は、私(住職)の中で忘れることができない1つの出来事です。阪神大震災の時には無かった津波での被害を見て、僧侶としてまた一人の人間として何ができるか思うことがあります。

2月の聞法

2月の聞法
2月は13日に内藤知康師の「念仏者の社会的実践」の講題に引かれて龍谷大学に伺いました。本願寺派の安居特別論題事前研修会とありましたので部外者が聴講して良いのか分からないままでしたが受付をして会場に入りると多くの方々が参加されていました。
龍谷大学大学院に新しく実践真宗学科を設立に関わった内藤先生の話には、念仏者(宗教者)は実践する中で磨かれていくと私(住職)には伝わってきました。今多くの念仏者の活動もそれぞれの場でそれぞれが工夫して実践していくことが大切と考えさせられました。


17日は、津市の歴史ある紫雲会の講座に参加しました。葛野先生と大学院の布教使を目指されているお二人のご法話でした。今羽ばたこうとしているお二人のご法話は、フレッシュなご自身の体験からの仏徳讃嘆でした。葛野先生は、『拝読 浄土真宗のみ教え』から「浄土真宗の救いのよろこび」を紹介されそこからの仏徳讃嘆でした。「浄土真宗の救いのよろこび」は、中学生を対象に「浄土真宗のみ教え」を紹介する言葉ですが、何度も拝読をしていく中で味わい深いものになるような気がします。ご法話の中の、「称える」と「唱える」について身近な方のことを通してお教えいただきました。
※葛野先生は、妙華寺の今年の報恩講(12月1日)の布教使であります。

26日は高田本山で布教伝道研修講座に行きました。若い布教使の実践の場でありご講師先生は、本願寺布教使課程専任講師の花岡静人師です。若い布教使にとって法話を推敲して、時間内に伝えることの難しさもありますが、実践することがお育てをいただくことでありますので貴重な場であると思います。自らが「み教え」に出遇った時の喜びを伝えることの厳しさのようなものを感じました。若い布教使の心をくみ取ってのご講師のご法話はいつも感じ入ることです。お寺のお同行の方もお聴聞をしていただきましたことありがとうございました。

※中川個人の感想です。

2月のおてらおやつクラブ

2月のおてらおやつクラブ
妙華寺のおてらおやつクラブは平成27年2月から始めました。ちょうど賛同寺院が100ヶ寺を超える頃でした。当初は一人親家族様へ、平成27年7月から地域の支援団体様へ、平成30年11月からは県内の支援団体様へ、毎月一度、ほとけさまへのお供えをおさがりとしておすそわけしています。

県内の方からおてらおやつクラブへのお菓子を届けていただいたり、発送のお手伝いに遠方から駆けつけていただいたり、おてらおやつクラブの趣旨に賛同されていらっしゃる方々に遇うご縁もいただきました。

5年目を迎えるにあたり、これからもできる限りのおすそわけができればと思います。今月は20日に一人親家族様、二つの支援団体様へお送りさせていただきました。
お礼のハガキの中に、外国人の日本語支援を始められ場へ「おすそ分け」を「おすそわけ」されたようで、おてらおやつクラブのシステムの拡がりを感じています。

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は8月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

「お寺の講演会」ご講師 浦上哲也師から 4

3ヶ月後の5月18日の親友婦人会総会後の「お寺の講演会」のご講師をお願いしています横浜市の「なごみ庵」のご住職 浦上哲也(うらかみてつや)師に「お寺の講演会」の半年前の11月から月一度のペースでご寄稿をお願いし快く受けて頂きました。その一回目を掲載します。
浦上さんは、僧侶ですがお寺の本堂から飛び出して、多彩な活動をされています。
平成27年の親友婦人会総会の日には、希望者に「死の体験旅行」と言うワークショップを受講していただきました。私(住職)も受講して、死に向かっていく自分の感情や取捨選択を受講した者同士が共有しながら、今生きていることの不思議を感じたことでした。
「死の体験旅行」と言うワークショップを全国で開催されたり、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の共同代表や、「仏教死生観研究会」を立ち上げられたり、お坊さんが回答する「hasunoha」の回答僧のお一人であり、「まちのお寺の学校」の講師であったり、最近は「方丈社」マガジンに連載が始まりました。また妙華寺も賛同する「おてらおやつクラブ」に参加する寺院の住職でもあります。そのような多くの顔を持つ浦上さんの今感じることを月一度、妙華寺のHPにも掲載して5月18日の講演を楽しみに待ちたいと思っています。

浦上さんの掲載文で、何か感想などございましたら、お寺にお知らせください。

 

◇ 七回忌 ◇
 1月の末、長崎は島原まで行ってまいりました。50歳の若さで亡くなった先輩僧侶の七回忌法要です。とても慕われていた方で、全国の僧侶7名でお参りに伺いました。
 2日間の法要にはご家族や檀信徒さんたちがお集まりになり、伝道を大切にしていた先輩を偲び、7名の僧侶全員が20分ずつリレー法話をさせていただいたのです。

 話は少し遡りますが、2012年12月の報恩講は、なごみ庵のご本尊の入仏法要を兼ねた大切なご縁でした。この時にご法話をいただいたのが、この先輩僧侶でした。余命を宣告されている状態で治療のために上京していたので、急遽お願いをしたのです。
 「皆さま、長崎からまいりました○○と申します。皆さんとお会いできるのは、今生でこれが最期になると思います」と口を開くと、状況をご存知ない皆さんは一瞬きょとんとされます。続けてご本人の口から事情が説明されると、その場は緊張感に包まれました。

 日本はまだまだ遅れていますが、世界各国の病院では宗教者が、患者の苦悩に耳を傾けるために職員として出入りしています。先輩僧侶は日本での先駆者として、ご自身もがんに蝕まれながら、九州の病院で中学2年生の女性がん患者を担当することになりました。
 何度も訪問を重ね、そして最期の面会の際、彼女から「○○さん、先に往ってるね」と声を掛けられたことを声を震わせながらお話しになり、お堂にはすすり泣きの声が静かに響きました。

 先輩は最後、こう私たちに問いかけてくださいました。大切な問いであると思います。皆さんも一緒にお考えになっていただければ、有り難く存じます。
 「自分がどこから来て、どこに還っていくのか。何者であるのか、何のために生きているのか、何を大事に生きているのだろうか。そういったことを半年に1回、いえ、年に1回でも結構です。1人になって、自分自身に問いかけてみてください」

 

佛涅槃図

佛涅槃図
昨年に濃き続き、2月15日から1ヶ月間、本堂西余間(むかって左側)に涅槃図をお掛けします。妙華寺の佛涅槃図は、江戸時代の久居の大火で焼失しました。
今回お掛けするのは、親鸞聖人750回御遠忌の記念として高田本山より京都別院の佛涅槃図の複製が配布されました。
京都別院の佛涅槃図は、室町時代の兆殿司筆で、大きさは、縦151.2cm 横128.7cmです。佛涅槃図は、釈迦(しゃか)の入涅槃の場面を描いたもので、釈迦が亡くなられた2月15日の涅槃会で本尊とされます。
お寺にお参りの折りには本堂にお上がりいただきお詣りください。
3月3日の日曜学校で、佛涅槃図の説明をさせていただきます。