お寺の一日(3月)

お寺の一日
3月はお彼岸の準備で、お寺からの案内の宛名を手書きでしています。お世話方様へ一週間ほど前にお届けして配布をお願いしています。宛名書きは、デジタル時代ですがアナログのままで面白いところです。4月のメリシャカ(花祭り)に思いを馳せたり、気候も暖かくなるなかで境内に出る時間が長くなります。毎年蓮の植え替えも行います。小さな鉢が4つありますが、泥状の土を入れ替えるとなると半日仕事です。ここ5年花が咲かない鉢もあり今後どうするか考える時もあります。以前、山門の近くにある桜2本が枯れました。庭師さんの話では、境内地は土が粘土状で樹木には適さないようです。改めて小さい桜から育てています。それでも多くの樹木が境内にあることは、ふとした時に「花を愛でる」ことができて心が和むこともあり有難いことです。

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平成23年の3月11日の東日本大震災は、私(住職)の中で忘れることができない1つの出来事です。阪神大震災の時には無かった津波での被害を見て、僧侶としてまた一人の人間として何ができるか思うことがあります。