3月の終わりに連絡をいただきながら遅くの掲載になりました。お詫びします
坂田様が京都の永観堂に参詣にいかれた時のことを書いていただきました。
永観堂は、紅葉もきれいですが、桜もきれいなようです。
坂田様が京都の永観堂に参詣にいかれた時のことを書いていただきました。
永観堂は、紅葉もきれいですが、桜もきれいなようです。
京都東山の古刹
永観堂禅林寺の本堂にお参りするとご本尊のお厨子の側に1メートル足らずの佛さまが立って いられます。これが「みかえりの阿弥陀如来」さまです。
今から930年あまり前のこと、えいかん堂の住職永観さまが50歳のころ、毎日6万遍のお 念仏を勤めていられました。あるとき、阿弥陀像のまわりをお念仏しながら歩いていられます(行道という)と、永観さんの前に突然、本当に突然、須弥壇に安置してある筈のご本尊が壇上から降りてこられて、「永観 おそし」と、お声を掛けられました。ご本尊が永観さんの前を歩かれて先導されたのですからそれは大変 なこと、これは佛と一体になられた世界であり、佛と人がなんの空間もなく密着し、すべてが佛の救済の中にあるとき、このような現象も可能であるといえるでしよう。
「永観 おそし」と言う佛の声が聞こえたとき、阿弥陀像は首を左に向けられたというお姿をか たどって像立された佛さまが今日に伝わる「みかえりの阿弥陀如来」です。
永観堂禅林寺の本堂にお参りするとご本尊のお厨子の側に1メートル足らずの佛さまが立って いられます。これが「みかえりの阿弥陀如来」さまです。
今から930年あまり前のこと、えいかん堂の住職永観さまが50歳のころ、毎日6万遍のお 念仏を勤めていられました。あるとき、阿弥陀像のまわりをお念仏しながら歩いていられます(行道という)と、永観さんの前に突然、本当に突然、須弥壇に安置してある筈のご本尊が壇上から降りてこられて、「永観 おそし」と、お声を掛けられました。ご本尊が永観さんの前を歩かれて先導されたのですからそれは大変 なこと、これは佛と一体になられた世界であり、佛と人がなんの空間もなく密着し、すべてが佛の救済の中にあるとき、このような現象も可能であるといえるでしよう。
「永観 おそし」と言う佛の声が聞こえたとき、阿弥陀像は首を左に向けられたというお姿をか たどって像立された佛さまが今日に伝わる「みかえりの阿弥陀如来」です。
永観堂は浄土宗のお寺で、京都随一の桜の名所、ぜひ一度お参りしてくださいませ。
法苑院妙華寺檀徒 坂田 信昭
法苑院妙華寺檀徒 坂田 信昭