阿吽

阿吽(あうん)
先日、ヨガのインストラクターの方に、「阿吽」について質問がありました。ヨガ(ヨーガ)も古代インドの宗教的な瞑想から始まっているのか「阿吽」についても関心があるようです。

私(住職)は、「阿吽」は、仏教語でありますが、仏具に口が開いた状態や閉じた状態の動物の据え方(向き)で学びました。口が開いた「阿」が始まりで口が閉じた「吽」が終わりでありますので誕生から終わりを連想することもありますが、それ以上の知識もなく話は終わってしまいました。

始まりと終わりがあることからそれを超えた仏教の視点を伝えなければいけないのかと反省しています。

「阿吽」
「意味古代インドのサンスクリットの悉曇文字(梵字)において、a(阿)は全く妨げのない状態で口を大きく開いたときの音、m(h??、吽)は口を完全に閉じたときの音である[1]。悉曇文字の字母の配列は、口を大きく開いたa(阿)から始まり、口を完全に閉じたm(h??、吽)で終わっており、そこから「阿吽」は宇宙の始まりから終わりまでを表す言葉とされた[1]。宇宙のほかにも、a(阿)を真実や求道心に、m(h??、吽)を智慧や涅槃にたとえる場合もある。阿吽は宗教的な像にも取り入れられ、口を開けた阿形(あぎょう)と口を閉じた吽形(うんぎょう)の一対の像は、神社の狛犬(本来は獅子と狛犬の一対)などにみられる[1]。また、寺社の金剛力士像(仁王像)や沖縄のシーサーなどにも口を開けた阿形と口を閉じた吽形がみられる。」((https://ja.wikipedia.org/wiki/阿吽 参照 2024年6月24日))

【指摘】2024-06-29
阿吽について記載しました。阿吽は、一瞬(息を吸い息を出す)のことを表していて、一刹那のことだそうです。仏教ではその一刹那を大切に生きることともお教えいただきました。

過去・現在・未来の三世(さんぜ)とも関係する話になりそうです。