僧侶とグリーフ

僧侶とグリーフ
10年以上前に「グリーフ」について学ぶ機会がありました。「グリーフ=喪失により生じる反応、状態、プロセス」と聞き、僧侶としてではなく1人の人間として「グリーフ」に向き合うことが大切であると感じていました。
僧侶としては、他者の死から葬儀や法事に向き合うことの中で、遺族の「グリーフ」に向き合うこともあり、遺族のいろいろな感情に、仏法(教化)としてではなく伴走していくことも大切であることに気づきを得て、「グリーフ」と一括りに呼ぶ中に、「グリーフケア」「グリーフケア・サポート」「グリーフワーク」など学ぶべきことも多く改めて、僧侶として「グリーフ」に向き合い学ぼうと思っています。

※中川個人の感想です。

生活者の「法事」意識調査から

法事
先日、「法事に関する生活者の意識調査」の冊子をいただきました。
10代から80代の男女3,717人のインターネット回答調査から「法事離れの実態」と「寺院がいま再設計すべきこと」の提起です。
「法事」について、生活者の意識と僧侶の意識では違いがあることは確かです。生活者の年代で「法事」に関する意識が違ったり、生活者の親族との関係性などさまざまの要因があり、故人を想う気持ちもさまざまであります。これからは家族単位より個人単位へ、また、統一したお勤めから家族別のお勤めバージョンなど考えて行かなければと考えます。

「法事」は、故人への追悼を通して、「いのち」の大切さの想いを、僧侶が生活者に伝える側面だけでなく。生活者自身が、故人への追悼ができた実感を持つことができれば、継承されていくことだと感じますが、生活者自身の実感とは何かと問われるとまだわからないことが多く、これからの私(住職)の課題として残っています。

「法事」については、2026-03-17のHPのブログでもお話しましたが、今年は、前住職17回忌・前坊守7回忌の年で、私(住職)も、遺族としてお勤めをします。

これまでのお寺の「法事」の形ではありますが、お勤めをするお寺の住職に日時の依頼をして、親族にも案内をして当日を迎えることになります。準備が大変なことで、「法事」の新しい形も増えていますが、それ(準備が大変)以上に「法事」を迎えることを楽しもうとしている自分がいます。親族との関係も父母の兄弟が高齢になったり、代が替わったりして以前よりお会いできない状況もありますが、久しぶりに会えることを楽しもうとしています。
今後、「法事」のワークショップに参加して、妙華寺でも「法事」について考える機会を持ちたいと思っています。
※中川個人の感想です。

【案内】4月のTemple Morningは、19日午前8時からです

【案内】コロナ下から始まったTemple Morningは、今年で7年目を迎えます。
これまでも多くの方々にご参加いただきありがとうございます。

今年の最初は04月19日(日)午前8時から9時頃までです。
今年は6回のご案内です。
Temple Morning お寺の朝(テンプルモーニング)はじめます
いつもと違う朝 気持ちを整えて集中できる時間を創りませんか

予定 お勤め(10分)・境内の掃除(30分)・お話(10分)・茶話会(自由参加)
風邪の症状のある方・37.3度以上の熱のある方はご遠慮ください。
   お勤め・お話は、短めに、自由参加の茶話会は、当面中止します
掃除道具は貸し出します。途中出入り自由です。雨天は中止です。

お寺の掃除を今風に呼びかけるには、これまで妙華寺の境内(特にお墓)の草抜きなどの掃除は、古くは草抜きなどをされている方、そして現在は高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方にお願いをしていました。依頼していました方がご高齢になり、次の世代の方に草抜きを希望される方がいない状態になり2020年から境内(墓)の掃除が難しくなったことが主たる要因です。境内(特にお墓)の清掃として1年の内おそよ8が月延べ160日(1日6時間労働)ほどこれまで高齢者(シルバー)人材センター様に登録されている方々に境内の清掃をしていただいていました。お寺側の身勝手な思いでありますが、お同行の皆様のお力をいただき境内(特にお墓)がこれまでのようにきれいな環境を保てることを願う行事です。
各位のそれぞれのご事情もありますので、お身体の状況をお考えていただきお時間が許しましたら一緒に境内をお掃除しませんか。
Temple Morningは、境内(外)の掃除に集中してすることで気持ちを整える時間です。
お一人お一人十分なほど距離をとることは可能です。

どうかご無理のないお気持ちでご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

年6回 第3日曜日午前8時から1時間【1月・2月・3月・7月・8月・12月は休会・雨天中止】
4月19日・5月17日・6月21日・9月20日・10月18日・ 11月15日
清々しい朝の1時間 お寺で過ごしませんか

 

新年度

宗教法人の新年度
法苑院 妙華寺は昭和28年5月1日に宗教法人として三重県で認証され、
同年5月7日に法務局に登記されました。
毎年ですが4月は、新年度に入りますので、事務作業がたくさんあります。
会計年度終了月から4ヶ月の間に書類を三重県に提出ことが義務づけられています。

お寺の最初の行事が「花祭り」です。隣寺のお寺と同時開催をしています。
続いて、春千部会の準備と総代会や世話方会の準備も重なります。
そして、今年は、前住職の17回忌と前坊守の7回忌を併せて5月に予定しています。

お寺の歴史としては延宝8年(1680)に久居の地に寺領が与えられ令和12年(2030)に創建350年を迎えます。そのことも、今年の総代会・世話方会で考えないといけないので例年よりあわただしく感じています。

Screenshot

【報告】花祭り

【報告】花祭り
今年は、7日の午前中に少し雨が降り、昼から強風で花御堂を本堂内に移動しました。
いつも、花御堂に花を持ち寄っていただく方々がいらっしゃり美しい荘厳となります。
雨粒があたっていましたので、妙華寺会館で、甘茶やお菓子をお出ししました。桜が散りゆく光景に、「花びらは散っても 花は散らない 人は去っても 面影は残る」と若い頃聞いた言葉を思い出します。諸行無常を感じるのも「花祭り」だからでしょうか。
8日は準備前から3名の方が境内を散策しながら誕生佛に甘茶を濯がれていました。
「誕生日に花束を」と思いを届けるのもすてきですのね。
※中川個人の感想です。

花祭り(メリー釈迦)

花祭り(メリー釈迦)
花祭りは降誕會(ごうたんえ)と言い、お釈迦様がお生まれになった日、つまりお釈迦様の誕生日であります。
紀元前560年ごろの春、父をカピラバストウ国釈迦族の王スッドーダナ、母をマーヤー妃として4月8日朝、生まれられたのがシッタルダー太子、後のお釈迦様であります。
マーヤー妃は当時の習慣により、お産のため実家に帰る途中、保養に立ち寄ったルンビニーという美しい果樹庭園で急に産気付き、太子を出産されたのですが、このお産に無理があったのか、太子を生んでわずか7日後に、母マーヤー妃は世を去り、太子はマーヤー妃の妹であるマハージャパテイに養育されました。
このマーヤー妃の不幸と、生母を知ることなく生まれ育つことになった幼い太子の心を痛んで、清らかな伝説が生まれました。
それは「マーヤー妃が今を盛りと咲き誇る 無憂樹(むゆうじゅ)の赤い花を手折ろうとその手をあげたとたん、妃の腋の下からお釈迦様が誕生された」と言う伝説です。
この伝説と共に、もう一つ有名なのが、お釈迦様は生まれてすぐに右手を上げて天を指し、左手を下げて地を指して真っすぐに立って、そのまま東・西・南・北・上・下の六方向に向かって7歩進み、「天上天下唯我独尊」と言われたという伝説です。
この伝説も又、信仰心のゆえに後世の仏弟子達によって創られた話でしょう。
しかしながら現在、この「天上天下唯我独尊」の意味を取り違えている人が意外に多いのです。
それは「唯我独尊」という文字をそのまま受け取って、他人と自分をくらべて「自分ひとりがこの世で1番尊い」ということではありません。
「天上天下唯我独尊」の本当の意味は、「他人であれ、自分であれ、人間としてこの世に生まれ出て来ることができて、しかも生命が今自分に宿っているということは、何ものにも代えがたい尊い事実である」と言う意味で、ひいては、「この世のすべての生きとし生けるものすべてにやどっている生命1つ1つが等しく尊い」ということをお釈迦様は2500年前にさとされたのであります。

 

妙華寺では、4月7日8日に花御堂を本堂の前にお出しします。誕生佛に甘茶をおかけください。皆様のお家のお花がございましたら花御堂にお供えください。また、隣寺の花祭りでスタンプをいただきましたら妙華寺にて記念の品をお渡しします。

水屋のバケツ

水屋のバケツ
匿名で、水屋のバケツと柄杓を30個ご寄付いただきました。
ありがとうございます。
妙華寺の水屋には、お同行の皆様がバケツや柄杓を持ち込んでいただいています。
とてもありがたいことですが、長年使用して傷んだバケツや柄杓が放置されてしまうこともあります。
他のお寺では、寺院がバケツや柄杓を用意することもあるようです。

ご寄付をいただいたバケツと柄杓に「妙華寺」名を入れて、ご利用いただくように考えていきます。しばらくお待ちください。

 

思い出の場所

大学時代の下宿界隈
3月の下旬、京都に行きました。まだ桜は咲いていませんでしたが、大学や小学校の卒業生の姿を見ることができました。今回は、私(住職)が大学生の頃下宿していた界隈を少しの時間、散策しました。当時は下宿の仲間と深夜に出没する屋台によくラーメンを食べにいった場所の近くに、私が卒業後、店舗を構えたラーメン店の前も通りましたが休みでした。
市電が走る丸太町通なんて覚えている人も少ないようと思います。

昼食は、初めて入る新しいレストランでいただいたのですが、今はやりというか、シェフ1人が、料理やサービスを提供する形で、カウンター席が設けられていて予約客が時間になると集まり、一斉に食事がスタートする形で、対面でシェフと話したり、隣になったお客(一期一会)と食事中会話をしながら食事をするスタイルは初めての経験でした。
50年程前と変わらずにある寺院や郵便局。新たに建った民家など久しぶりに思い出に浸りました。
※中川個人の感想です。

【案内】4月の日曜学校は5日午前7時30分から

【案内】4月の日曜学校は、5日朝7時30分からです
新年度になります。3月下旬に満開の桜も雨でいつまで愛でることか心配です。
4月の日曜学校は5日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の夕時のお勤め(歎仏偈・文類偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。

また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)