人手不足

人手不足
私(住職)が社会人として働いていましたのは、大学卒業後34歳まででした。その後は、お寺の僧侶として、住職となり対面してお話をする方は、檀家さんの年配の方が多く、今の時代を語ることも、高齢者視点の話題がほとんどです。

先日、生活者(現役サラリーマン)と話す機会を得ました。話題は、人手不足でした。
人手不足について新聞やテレビから得た情報しかありませんでしたが、企業にとってはとても深刻な状況だそうです。確かにスーパーのレジでセルフレジが増えたことや、チェーン店などでのパネルタッチの注文、順番待ちの案内もAIが担当など私(住職)も経験したことがあります。他にも、ビジネスホテルでは、オンライン予約で支払いも完結し当日現地(ホテル)のチェックイン・チェックアウトは無人のホテルや、機械が全て作業する無人の工場もあるそうです。最先端の銀行窓口受付では業務内容が複雑でも無人の店舗もあるそうです。以前は、集客を前提にしていた店舗展開も、今は、集客を前提にしない店舗づくりであったり、完全予約制で、人手不足を補っているそうです。
人手不足から発生する企業のM&A(企業合併・買収)も活発であるようです。
今の日本社会の一面を教えていただきとても刺激をいただきました。

宗教法人としてのお寺で感じるのは、お寺の行事に参加される方が少なくなっていることは、お寺に関心を持つ方が少なくなっていることが1つの要因でもあります。
魅力的な行事であれば参加される方が増加することは確かではありますが、企画や運営を一寺院だけの寺族や檀家さんだけで運営することにこれまで可能であったことが難しくなってきたようにも感じます。お寺に関心をもつ賛同者(生活者)を育てていく必要があるように思ったりします。
また、人手不足の一面から論じることは不適切ですが、法人としての経営がなりたたない寺院が多く、宗教法人の解散であったり、合併については真摯に向き合っていかなければいけないと感じました。

※中川個人の感想です。