未来の法友

未来の法友
彼が私のお寺にやって来たのは16年前の10月でした。その年の3月に前の犬が亡くなってもう飼わないと誓っていたのに、愛くるしい姿を見て飼うようになっていました。今、ペットを外で飼っていると「虐待」と思う方もいらっしゃるかもわかりませんが、「番犬」として育てていました。一度、TV番組で紹介された時は、県外からも彼に会いたいと訪れる家族が何組かいらっしゃいました。今年の夏は例年になく厳しく長かった頃はとてもバテていましたがその季節を乗り越えた10月(16年を迎えた)頃から、散歩の距離も減りだし、多分、目も耳も臭覚も衰えてきたようで食事も時間をかけてするようになっています。近い将来分かれることを考えている中、彼はどうなるのか。こんなに私(住職)や家族に優しい気持ちにさせる存在で、家族の一員のような彼は。
多くの安らぎを与える彼は、次に人間界に生まれ変わり、仏法を聴く中で周囲をこれまで以上に安らぎを与える存在として往生すると思っています。未来の法友の誕生を喜ぼしく念じています。
※中川個人の感想です。