真宗入門講座③
今期の真宗入門講座は、高田本山専修寺の「一光三尊仏絵伝」の紹介です。
3月25日は、第3幅の紹介でした。
第3幅は、本田善光(よしみつ)が主人公で、難波の川底に捨てられた仏(一光三尊仏)を、居住する信州へ運び、息子の死など苦難に遭いながら、一光三尊仏のはたらきで、息子が生き返ることや天皇に認められるなどして、善光寺を創建することができた場面です。
全国に流布する「善光寺絵伝」としては、この3幅の物語で終わるわけですが、高田派では、時代が下って、親鸞聖人が、善光寺式の一光三尊仏を本寺の本尊とする物語が続きます。
善光寺の一光三尊仏と親鸞聖人の関わりについて史料は見つかっていません。
しかし、親鸞聖人の流罪が許されてから関東に赴いた行動に、善光寺(聖)の関わりを指摘する歴史学者や真宗史研究家もいらっしいます。特に高田派の本寺の本尊が一光三尊仏であることに想像力がはたらくのかと思います。
史料がなく、親鸞聖人の生涯のわからない部分を伝承で補って語ることをどのように捉えるかはそれぞれの意見があると思いますが、私(住職)は、豊かな表現と感じます。
※中川個人の感想です。
※次の一光三尊仏御開扉法会は2030年。後4年後に近づいてまいりました。
