位牌

位牌
最近、複数の方から位牌についておたずねがありました。

「位牌はどのように扱うのでしょうか」
高田派では位牌を使用しています。亡くなられた方の法名(一般に言われる戒名)を記載したもです。1人1人の法名が記された位牌や、繰り出し位牌と呼ばれている、白木が何枚もおさまるもの、日めくり形式の位牌(過去帳)など形もさまざまです。
仏壇の中に位牌を安置しますが、位牌を安置する位置は明記されていないので、どこに安置するかはさまざまです。また、嫁がれた方が実家の両親の位牌を嫁がれた方の住居で安置したいなどの要望は以前から聞こえてきます。嫁がれた方の居る空間(スペース)で心が落ち着く場所に安置していてはと話しています。
真宗では、位牌に霊魂があるわけもなく、亡くなられた方の法名を記した位牌に意味があるのかないのかのおたずねもあります。

一応、私の中で位牌について、私が、先代から聞いていることを記載します。
高田派では亡くなられた方の法名を位牌形式で大切に扱っています。
仏壇の中に位牌を安置するのはその為だと思います。ただ、仏壇の中で位牌の安置する位置についての明記はありません。
また、嫁がれた方が実家の両親を偲びたいので位牌を作って、嫁がれた方の空間(スペース)に安置されることは以前からあります。
位牌に霊魂はありませんが、位牌の法名を諸仏の1人として敬う気持ちが大切なのだと思います。
ご自身が心静かに手を合わせて、1日をはじめる。また、1日を省みる場所として仏壇がありますので、仏壇がなくても、位牌の場所で手を合わることで、心を整えることができれば良いのではないでしょうか」と伝えています。

※お寺の内仏(仏壇)では、日めくりの過去帳に法名を記しているので、1人1人の位牌はありません、歴代住職の位牌は、年忌法要や毎年の正月荘で本堂で使っています。

東久世通禧(みちとみ)

東久世通禧(みちとみ)をご存知でしょうか。
妙華寺の山号「寂陽山」を揮毫されています。
1834年(天保4年)から1912年(明治45年) 江戸時代(幕末)の公家・明治時代の政治家、茶人です。

詳細はインターネットでお調べください。

以前は、本堂に入った上に掲示していましたが、現在は、高田本山のご法主の山号額を掲示しています。

東久世通禧の山号額は、庫裡の玄関に掲示しています。

【山号額】には、「正二位伯爵通禧書」とありますので、1884年(明治17年)に伯爵になられていますので、1884年以降の書です。

また、掛軸の箱に、「東久世通禧公 当山に 歌一 画賛一ご来遊中に筆」と墨書された東久世通禧のかかれた、書と画賛の掛軸もあります。

東久世通禧がどのような経緯で妙華寺にこられたかはわかっていません。

12月のお茶

12月のお茶
今年も残りわずかになりました。師走は、いろいなことで忙しく、ゆっくりした時間をとるのが難しいです。最近、日常生活で「事始め」の言葉は使われなくなりましたが、お茶の世界では使われているようです。正月の準備を始める13日に先生に挨拶に伺うことに、今年お世話になったお礼と来年もよろしくお願いしますと言うことを直接伝える文化は、今の時代ではとても難しいかもしれませんが、豊かな気持ちを表しているような。
今教えをいただいている先生は、除夜釜を掛けられています。近くのお寺の除夜の鐘がつき始める頃から、親しい人と、お茶をいただきながら、1年を振り返るそうです。
炉の炭を埋火にして、元日の炉の炭につなげるのもすてきなものですね。
私も徹夜しても大丈夫な頃であれば、参加したいのですが、その体力もなく、残念でなりません。
また、茶家の正月荘りに、「炭俵」の荘りがあるそうです。

お寺の12月

お寺の12月
お寺の報恩講は、以前(昭和初期から昭和20年代?)は12月14日15日16日だったそうです。その後、私(住職)も出仕するようになった20代(昭和50年代)には、12月5日6日でした。平成に入り前住職の代に12月5日の一日となり、私の代になり、12月の第1日曜日に変更をしました。
今年の報恩講は、12月1日です。そうすると報恩講の準備を11月中に終えないとなりませんので、大変です。以前は、報恩講が終わるとすぐ西余間の絵伝を仕舞い、平素の荘厳にもどしていましたが、ここ3年くらい、年末までそのままで、正月荘の時に仕舞っています。 報恩講が終わり、お供え餅を切り分け、ご奉仕されました方々にお配りしています。
12月第2日曜の組内の報恩講が終わると、少し落ち着きますが、正月の準備がすぐさま始まります。毎年、その年の年忌の方の「繰り出し」表を正月元日に用意します。
前住職までは、毛筆で書かれていました。私(住職)の代になり、ワープロで打ち出すようにしましたので、少し楽になりました。31日は、元日の朝5時30分からの修正会の準備になります。西余間(向かって左側)に、妙華寺歴代の位牌や絵像を荘ります。また、正月に本尊にお供えをされる方々がお供えを届けていただきますので、内陣にお供えします。
17時頃に本堂でお勤めし、続いて内仏でお勤めして今年のお勤めが終わります。

尚、隣のお寺が除夜の鐘をついていますので、妙華寺では撞いていません。

【報告】報恩講

【報告】報恩講
12月1日に妙華寺の報恩講をお勤めすることができました。
当日は前日までと比べ、ストーブも要らない穏やかな日中でした。
昨年から再開した非時(ひじ)も津市母子父子寡婦福祉回久居支部の皆様のご奉仕で、子ども食堂を兼て開催させていただきました。
午後1時30分からお勤めは、高田本山の初夜のお勤めで初段を拝読しました。
昨年から再開した組内法中(ほっちゅう)の出仕で賑々しくお勤めできました。
続いて、正太寺住職、大河戸悟道師の法話でした。
住職は拝聴することができませんでしたが、板書に、「正信偈」の「摂取心光常照護 己能雖破無明闇」かかれての法話でした。私が「無明闇」であることをどのように気づくことができるでしょうか。法話を聴聞することて゜私(人間)が明らかになるのではないかと思います。初めてお聞きする時は、サッパリわからない(法)話かもわかりません。何度も聴聞する中でふと、自分の琴線にふれることがあったりします。私を必ず救う仏様のこともっと知りたいと思いませんか。そして、豊かな人生を歩みませんか。

※中川個人の感想です。