お同行様からの寄進の一つ 刺繍絵画

2016-06-17命日2IMG_2416

お同行様からの寄進の一つ 刺繍絵画
お寺には、お同行様から寄進される物が多くあります。僧侶が着用する五条袈裟や衣であったり、本堂の什物の内敷や下掛、経本や本堂の荘厳の宮殿(くうでん)や額・唐戸であったり、そもそも本堂や鐘楼堂などの建造物やその修理もこれまでのお同行様のご寄進の賜物であります。また、お同行様がご趣味で作られた作品や生前大切にされていました遺愛の物も寄進されます。

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

今回はその中で、「刺繍絵画」のことがテレビ番組で紹介されたようです。そのお同行様はご自宅にあった「刺繍絵画」をお父様がご往生されてからお寺に寄進されました。お同行様は早速「刺繍絵画」を調査されています京都の美術館の研究員に連絡をされ、研究員の方がお寺に寄進されました「刺繍絵画」の調査にお見えになりました。私(住職)は、「刺繍絵画」と言う言葉も知らず、にわか勉強で、お見えになられた研究員の論文を拝読いたしました。明治・大正・戦前の昭和の頃まで日本が外貨を得る美術工芸品の一つとして、海外で「刺繍絵画」は、室内装飾品として人気であったようです。戦後は、刺繍技術に見合う対価が得ることが難しくなり技術者自身も少なくなっているようです。また刺繍は、仏教伝来と共に日本に入ってきたことも知りました。「刺繍」と聞くとシャツやハンカチのワンポイントやスタジャンを思い出すことしかできませんでしたが、話を聞く内に、京都の祇園の山鉾の飾りや相撲の化粧まわしもそうですし、曼荼羅にもあるようです。反物に下絵を描いて細い糸で刺繍をしていく作業は想像するだけでも大変な労力を感じます。美術館のように空調設備もないお寺で今後どのように保管をすればとお尋ねしましたら、一番は紫外線が当たらないことが大切だそうです。

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 

 

自死者追弔法要IN潮音寺 のお知らせ

2017-06-17潮音寺ガーベラ会主催追悼会

自死者追弔法要IN潮音寺 のお知らせ
第3回 自死者追弔法要 ~大切なあなたへ・・・想いをつたえる集い~
日 時 平成29年6月17日(土) 午後1時30分から午後3時
会 場 真宗高田派 潮音寺 本堂
    〒514-0018 三重県津市中河原554
     TEL:059-228-9090  FAX:059-228-9090 
    ホームページ http://chouonji.net/ MAIL:info@chouonji.net
対 象 自死者遺族(自殺)・知人を自死で亡くした方(家族・パートー

    ・友人・同僚・先輩・後輩他)

    ※宗旨・宗派は問いませんが供養は真宗高田派にて行います
    当日参加できない方 亡き人のお名前やお手紙を

    預けていただきましたら法要にてご供養いたします。
参加費 無料(定員30名)

  追悼法要  午後1時30分から午後2時30分
  茶話会 午後2時30分から午後3時 参加希望者・僧侶

主 催 自死遺族サポート ガーベラ会
〒514-2221  津市豊ケ丘3丁目19-10(エンジェルサービス内)
 TEL:059-230-7227  FAX:059-230-4545  

    ホームページhttps://www.miegabera.jp/

ご案内の自死者追弔会の主催者であります、三重県の津市にある自死遺族のサポート団体「ガーベラ会」をご存知でしょうか? 私(住職)は3年前に知りました。その当時名古屋でグリーフケアを学んでいました仲間の一人である潮音寺(追弔法要の会場)の村上英俊様が三重県でも自死遺族の方と追弔会を開催しようと発願され、三重県内の自死遺族のサポートをされていましたガーベラ会代表の松下さんと共に、3年前の6月に第1回の自死者追悼法要をガーベラ会様の主催で始めました。昨年も開催され今年で三回目になります。
自死で亡くなられたとお聞きするとどのように感じられるでしょうか?
ガーベラ会の代表であります松下様もご家族を自死で亡くされた自死遺族のお一人です。私(住職)は、自死遺族の方とのお話をお聞きする機会はそれほど多くありませんが、どのような場合でも、大切な方との別れには大いなる悲嘆が生じます。一人で抱え込んでしまいがちになるようですが、分かち合う仲間がいることはとても心強いことと思います。自死遺族の方々の分かち合う仲間との場を提供されています「ガーベラ会」様の活動はとても頼りになるものと感じています。
僧侶としてまた一人の人間として、悲嘆と向き合い少しでも寄り添うことができるようにと思うのですが現状は大変難しいことですが、今回の自死者追弔法要で皆様と共に一緒にお勤めをさせていただきたいと思います。

自死ご遺族の方々、知人を自死で亡くした方(家族・パートナー・友人・同僚 ・先輩・後輩他)で追弔法要に関心がございましたら、自死遺族サポートガーベラ会 にお尋ねください。

また、自死について関心がある僧侶がいらっしゃいましたら、一緒に追弔法要でお勤めに参加しませんか。

 

2017-06-17潮音寺HP

【潮音寺のHP】

 

2017-06-17ガーベラ会HP

【ガーベラ会HP】の紹介
ご存知ですか?
三重県では年間350人から400人のかけがえのない命が自死で亡くなっています。
自死でお亡くなりになった家族は1人の自死の5倍になります。
三重県では三重県こころの健康センターさんで4年前からわかちあいの会を開催して頂いています。
熱心に対応されて頂いている中、自死遺族自身が大切な人を自死で亡くされた方のサポートを目的とし、2011年11月、「自死遺族サポート ガーベラ会」を立ち上げました。

・大切な方を自死で亡くされたあなたへ・・・
大切な人を突然、自死で亡くされ悲しみ、混乱の中、事実を受け止められず「どうして?」、「なぜ?」という思いで、心が張り裂けそうな状態でしょう。
悲しみや寂しさ、自分自身を責めたり、恥じたり、激しい怒り、どうにもならない無力感などの感情の繰り返しでしょう。
また、感情だけにとどまらず、自身の身体の状態や行動に様々な変化が起こっているかもわかりません。
経済的な問題、子育ての問題、さまざまな変化で問題が生じているかもわかりません。
この想いやこれらのさまざまな変化は、あなただけではなく、自死で大切な人を亡くされた時、多くの遺族がごくごく自然に体験されています。
あなたは一人ではないのです。
自死遺族サポート ガーベラ会

 

 

ひとくち法話

親鸞聖人のご生涯をとおして
【第9回】信行両座(しんぎょうりょうざ)のおはなし
法然上人の念仏教団の最盛期には、お坊さんだけでも400人近くが集まっていました。
ある日のこと、親鸞聖人が法然上人に「たくさんな弟子がいますが、お念仏の教えを正しく聞いている者は何人ほどいるでしょうか。一度知りたいものです。」と言われ、「では、皆にたずねてみましょう。」と皆が集まった所で「浄土に生まれる最も大事な因は何か」と問われたのです。
念仏を申すこと「行不退(ぎょうふたい)の座」か、本願を信じること「信不退(しんふたい)の座」かのどちらかに座るように言いました。
さあ、大変です。日頃の聴聞(ちょうもん)が確かであるかどうかがわかるのです。お互いに自信なさそうに、顔を見合わせながら、大多数の者は行不退の座に座りました。親鸞聖人と他数名だけが信不退の座に座ったのです。法然上人は、皆が座ったあとで、「それでは、私は信不退の座に座りましょう。」と、親鸞聖人と同じ信不退の座に座られました。本願を信じることが往生の要であるとお示しになられたのです。
私たちが最も親しんでいる「不退の位すみやかに」の和讃に
「恭敬の心に執持して」(信不退のこころ)
「弥陀の名号称すべし」(行不退のこころ)
という句があります。私たちは「他力念仏」と聞いておりながら、ついつい称名(お念仏)に力がはいって数多く申すほど功徳も大きくなるような気がしますが、そこをこの和讃は、たくみに諭してくださっています。
※「ひとくち法話」真宗高田派本山より

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

 

6月の日曜学校は11日です

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

6月の日曜学校は第1日曜日が高田本山派婦人連合大会につき第二日曜日の6月11日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の夕時のお勤め(重誓偈・文類偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)

日曜学校念珠IMG_1154

 

 

高田本山での祖師寿表彰式に出席して

高田本山での祖師寿表彰式に出席して

去る5月21日本山にて祖師寿章を拝受いたしました。 本年の受章者は
199名でうち30名が本山に参集し、午前10時法主殿を迎えて表彰式が
行われました。
私の家には本山前法主鸞猷上人筆の扁額があり「信楽』の二字がかかげ
てあります。
正信偈では
至心信楽願為因 成等覚証大涅槃
和讃では
信は願より生ずれば
念仏成仏自然なり
自然は即ち報土なり
証大涅槃疑わず
と述べられています。
表彰状では
宗祖親鸞聖人は90歳の御生涯を過ごされあなたも法悦の日々を重ねて
そのお歳になり慶賀の至りであります。
よってここに祖師寿章を贈り今後の精進を希求して表彰します。

親鸞さまと同じ90歳を迎えこの喜びは聖人さまのお陰と感謝し、いつ
までも浄土真宗の教えを信じて幸せな日々を送りたいと願っています。
ご院主様にはお世話になり有り難うございました。
法苑院妙華寺檀徒     坂田 信昭
【住職より】
坂田信昭様には、今年の高田本山の降誕会(ごうたんえ)での祖師寿(そしじゅ)表彰式にご出席いただきました。妙華寺のお同行様も毎年祖師寿表彰をしていただく方はいらっしゃいますが、高田本山での式典にご出席いただく方はここ数年いらっしゃいませんでしたので大変うれしく思っていました。ご出席いただきましたご感想をお寄せいただきましたので掲載させていただきます。
※「信楽」(しんぎょう) 『仏説無量寿経』の第18願に誓われた三心の一つで、三心は、信楽の一心におさまる。阿弥陀如来の本願生起(しょうき)本末を聞いて疑いのない心。他力信心のこと。 【浄土真宗辞典より】

2015-10-10坂田様!cid_DFB8B486-5941-42C7-AA63-980EA1C2E668@za_ztv_ne

境内墓地の通路整備の報告(5月)

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

境内墓地の通路整備の報告(5月)

境内墓地の通路整備は、墓地の奥にあたる北西側から通路ごとに順次舗装版を整備しています。4月末までに二区画まで終了しました。
6月から始まる三区画の準備が始まりました。梅雨などの天候で時間がかかる場合があります。

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

ご迷惑をおかけしていますが、境内墓地通路整備期間中の東側駐車場の一部を工事車両が使用します。
また、皆様のお墓の前の通路に花入れなどがございましたら申し訳ございませんが片付けさせていただくことになります。

 

生活の中にある仏教のことば

学生(がくしょう)
昔、比叡山での僧侶の身分は学生(がくしょう)、堂僧(どうそう)、堂衆(どうしゅう)に分かれていました。学生は、貴族出身の僧で、選ばれた人々でした。聖人の身分も学生でしたが、仏道修行を目的にした「堂僧」としてつとめられました。
今は大学で学ぶ者を「学生(がくせい)」といっています。

IMG_2368

四季の花

四季の花 梅雨に入る前の頃、知らないうちにシモツケやキンシバイ・ホタルブクロが咲いていました。トラノオは今からが盛りです。

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

式の花05月ホタルブクロIMG_4233

四季の花05月トラノオIMG_4231

 

第2回お寺で体験

5月の風 薫風を感じる一日でした。第2回「お寺で体験」を開催させていただきました。6名に方に参加していただき、日本の伝統文化の一つであります「茶道」を通して、「道」についてお話をしました。掛物は、高田派前ご法主様の筆の「功徳大宝海」の紹介をいたしました。お茶の作法を難しいとか、窮屈と感じるか、お茶を美味しくいただく為の方法と感じるか伝える私(住職)の体験を述べました。薄茶を点てる体験はもう少し時間が取ることができれば良かったと終わってから反省しています。次回は秋の10月22日(日)10時から11時30分です。久居の歴史やお寺の歴史をご紹介する予定です。
どなたでもご参加いただけますが、準備の都合上、事前申込をお願いします。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

布教伝道大会

Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV

今年で10回を迎えました布教伝道大会
高田本山の御影堂(みえいどう)で初めて開催されました。お堂で布教使様のご法話を聴聞することは当たり前に感じますが、私(住職)も1年で聴聞できる機会はそれほどありません。
今回は京都市安立寺住職安田真源師、鈴鹿市随願寺松山智道師とご講師の葛野洋明師の3名のご法話をお聴聞させていただきました。
阿弥陀如来のはたらきが既に私の前に示されているのですが、中々頷くことができない私がいます。いつも我執に縛られていることにも気づかない私がいます。私自身が生まれて亡くなっていくことに気がつかなければ、私の人生に如来のはたらきを感じることができないと思われます。お念仏を称えることは簡単でありますが、如来のはたらきに気づきお念仏申す身になるにはお聴聞をし続けることであります。布教使様の語り口やスタイルはお一人お一人の個性がありますが、全て、親鸞聖人のみ教えを通して、阿弥陀如来のはたらきを私たちにお示しいただいています。私(住職)も時間を創って聴聞できる機会を増やしていきたいと思います。
毎日全国のどこかのお寺では法話が聴聞できますが、妙華寺では、1年間に5回のご縁です。身近なお寺で、「後生の一大事」について布教使様の法話をご聴聞しましょう。
今年の妙華寺の報恩講(12月3日)の布教使様は、布教伝道大会のご講師であります葛野洋明(かどのようみょう)師をお迎えできるご縁をいただきました。
ご聴聞をいたしましょう。
Processed with MOLDIV

Processed with MOLDIV