こどもの日に

こどもの日に 「いのち」の成長
私が幼かったとき、私の成長を楽しみにしていた家族がいました。私と関係ない他者は当たり前だけどそのようなことは思ってもいません。他者との関係性に気づかず、自分1人で大きくなった気持ちになっていた時もあります。生まれた時の記憶も無く、ただただ泣くだけの赤子だった私が多くの他者の支えによって生きていることに気づけず生きていました。「独りだけで生きているんじゃないよ」と教えてもらったのは大切な家族が亡くなった時だったかもしれない。限りある命であることは、頭の中で観念的に分かっていたつりもでも、間近に関係性のある他者の「死」の様相を見て実感することになりますが、本当の「いのち」について向き合う事はいつだっただろう。

私は、お寺で生まれお育ていただいていたので、宗祖(親鸞聖人)の教えが身近であったと感じていました。仏教(真宗)の教えを知識として得ることも大切でありますが、何度もお聞かせいただく場で、聞法することが、「いのち」について考えさせられ向き合うことができているのだと今は感じます。
同じ話を何度聞いてもその時まで忘れていて、新鮮に聞こえてくることがとても有難い。

その時その時一瞬であるが自分が「いのち」と向き合うこと。他のことを考えずに向き合うことは難しくしんどいけれど、落ちこぼれの自分には、聞法しかないのではないかと
自然に思うようになりました。

自分ではどうすることもできない私の「いのち」を「必ず救う・まかせよ」と誓ってくださる「はたらき」に出遇えたことが本当の「いのち」に出遇うことなんだと感じる。

出遇ったとしても、これまでと何一つ変わらない私自身であるが、同じ日常がこれまでと違って見えたり、感じたりする。

このままの自分を他者と共に受け入れることに気づけよと「はたらき」かけられたことを喜び、讃嘆できることになるのなら生きていることがこんな有難いことはない。
5月の爽やかな風が人の成長を応援していると思う。人生を四季にたとえることもあるけれど、季節のように繰り返すことはない一度きりの「いのち」だ。

お墓の水屋の改築が始まります

新しい試み
5月の下旬から6月下旬にかけて、お墓の2つある水屋(水くみ場)を改築します。

【新しい水屋 イメージ】
本堂東側の水屋は排水口がなく地下へ浸透させるだけの形です。お盆やお彼岸で多くの方がお墓参りにいらっしゃる時は水が溢れてしまいます。今回の工事でも浸透式ですが、貯水容量を増やして対応する予定です。
一カ所ごと期間を分けて行います。

また以前、花置き場であった所をお墓のサインボードを設置する予定です。

【お墓のサインボード イメージ】

今回、水屋に皆様方からご寄付いただいていますバケツについて改築期間中は別に所に置きますのでご了承ください。

今後のバケツの設置についてどのようにするか考えたいと思います。
詳しい日時が決まりましたら改めてお知らせいたします。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

【現行の北側水屋】

春千部会お勤めしました

朝から風もなく穏やかな1日でした。春千部会の後の世話方会を中止しましたので、午前中に、住職が、世話方様と婦人会会員様の追弔会をお勤めいたしました。

今日の春千部会は、住職と近隣の法中様といつもと同じ13時30分からお勤めさせていただきました。
ただ残念なことは、お同行の皆様には一同にお集まりしていただくことを遠慮していただくことでした。

それでも朝から夕刻までお参りいただきましたありがとうございました。


新加入の皆様には、初めての千部会で一緒にお勤め・ご法話をご聴聞することができずに申し訳なく思い、お勤めと法話をDVDに収録して後日配布予定です。
加入されています皆様方のご法名は5月3日まで、本堂向かって左側の余間(よま)に掲示させていただいています。お墓参りのお見えの時に本堂へお上がりいただき手をお合わせください。

 

また、春千部会のご懇志をお供えしていただき重ねて御礼申し上げます。お勤めの後、ご披露させていただきました。

 皆様方のご懇志(志)は、お寺の教化活動(ご法話・寺報・お寺のHP)などを通して、仏教の「み教え」や親鸞聖人の「み教え」をお伝えする大切なお力になっています。

 皆様方一同と「集い」共に喜び合えることが難しい時期でありますので少し残念ですが、これからも、仏教の「み教え」や親鸞聖人の「み教え」をお伝えできる環境をつくっていく努力をしていきます。