【案内】国友一貫斎展

【案内】「国友一貫斎」展
滋賀県長浜市はご存知でしょうか? 久居から車だとおよそ119Kで100分ほど、電車を乗り継ぎ、早くて170分ほどの所です。私(住職)は、高田本山に伝わる宗旦古流のことで30年ほど前に伺ったことがあります。
鉄砲鍛冶職人であり、発明家・科学者として名高い国友一貫斎の江戸時代の関係資料の中の、飛行機の詳細図(阿鼻機流大鳥秘術 詳細図)から、久居藩に伝わる「飛行機の失敗」つながりで、長浜市長浜城歴史博物館で「国友一貫斎」展が2月4日から3月26日まで開催されますことを知りました。

久居藩に伝わる「飛行機の失敗」は、『藤影記』の僅か数行の「久居藩の国友貢が、空を飛ぶことを夢見て、鳥について研究し、羽根などの模型を身につけて羽ばたこうとしたが失敗した」伝承です。久居藩の国友の飛行機の詳細図などは残されていませんが、羽ばたこうとしたのが妙華寺の本堂の屋根であったことから、以前から、観光案内のボランテイアグループの「久居城下案内人の会」で、「紙芝居」や案内板の設置で妙華寺を紹介していただいています。久居と長浜の「国友」つながりでの「国友一貫斎」展の案内です。

専修寺新宝物館の文化財活用室のプレオープンは1月9日から

専修寺新宝物館の文化財活用室のプレオープン
完成が5月に予定されている新宝物館ですが、隣接する文化財活用室のプレオープンが1月9日から2月16日予定されています。「VR映像で体感する極楽浄土」「3D映像で楽しむ建築美」(日替わり上映) 詳細情報・ご予約は、ウェブサイトからお願いします。

どのようなものか、私(住職)も知りませんので、ご興味・ご関心のある方は是非お出かけください。

井戸山の報恩講

井戸山の報恩講
今年は、お手伝いいただいている方の自坊の葬儀があり、お勤め時間で少しご迷惑をおかけした点もありますが、お勤めさせていただきました。井戸山地区の皆さんは、以前は、お正月(三が日)が過ぎ、4日に報恩講を勤めて、5日が組合の初寄り合いで、本山のお七夜にお参りしてから仕事始めと聞いたことがあります。
また、お寺としても、40年以上前は、3日と5日に組内の報恩講が勤まり、お正月より、報恩講が中心で回っていた時期がありました。懐かしさも含まれますが、今よりは寒くはありましたが、心持ちは温かったです。

 

令和5年を迎えて

令和5年を迎えて
新しい年を迎えることができました。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、高田本山専修寺の開山親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・中興真慧上人500年忌・聖徳太子1400年忌を併せた奉讃法会が5月21日から28日まで予定されています。
それに伴う新宝物館の完成も控えています。数多くの記念行事もありますので皆様ともに楽しみにしています。

妙華寺では、新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策を取りながらお寺の行事もすすめていくことができればと思っています。
4年ぶりになりますが、5月13日に「お寺の講演会」を予定しています。
これまでは、本堂で開催していましたが、新しくできました津市久居アルスプラザのときの風ホールでの予定です。

皆様は「親なきあと」問題について聞いたことがあると思いますが、私(住職)は、令和2年の文化時報社主催の「福祉仏教」の連続講座を受講しました、その中の一コマで、親が面倒を見られなくなったあと、障がいのある子や引きこもりの子がどのように生きていくか(「親なきあと」)の問題を知ることになりました。

お寺として、宗教者として何ができるかを考えながら、お寺としての場の提供や、宗教者としての傾聴を通して伴走型の支援ができるのではないかと思い、「お寺と教会の親なきあと相談室」の津市妙華寺支部として活動を始めようとしています。
問題解決の分野には、つながりがある専門家を紹介しつつ、宗教者として、お悩みごとのお話をお聞かせいただくことで、相談者の心が少しでも和らぐことをお手伝いできればと思っています。
「できること」と、「できないこと」の制限はありますが、少しでも、お寺として、宗教者として伴走型の支援に取り組んでいければと考えています。

その最初の取り組みとして令和5年(来年)5月13日(土)午後から津市久居アルスプラザ ときの風ホールで開催を予定しています。
 講師は、藤井奈緒さん(「親なきあと」相談室 関西ネットワーク代表)に「親なきあと」のことをお話していただきます。講演の後、既に津市内で「みえ障害者親なきあと相談室」で活動されています代表理事の鈴木伸行さんと講師の藤井奈緒さんの座談会も予定しています。

貴寺のお同行様で、ご関心のある方がいらっしゃいましたら、是非、お声がけいただきたいと思っています。

生まれてきた時のこと

生まれてきた時のこと
私が生まれたのは3月19日、お寺(自宅)で産婆さんに取り上げてもらった。お寺では春彼岸会の準備がすすめられている時である。私の祖父母は、初孫で、祖父母の子どもは4人姉妹だったことから、男の子と言うことでとても喜んでいたそうだ。(家を継ぐのは男と言う考えが根底にあることも含まれている)
これらのことは、私が生まれてきてから何度も何度も聞かされたことである。
自分が生まれた時の記憶は何もない。後から家族などから教えられたことだと思う。
それどころか、ハイハイや寝返りができるようになったことも、立ち上がり、一歩を踏み出せたことも、一歳や二歳の頃のことも私には、あいまいである。
自分のうまれた時のことを知らないのは、今を生きている私たちはすべて同じだろう。
どのように食していたのか、オムツや身包みを着ていたか、身体を清潔にしていたか、いのちをつなげてきたか、覚えていないが、自分では何一つできなかったことは想像できる。

その私が今生きている。考えれば、考えるほど、身近な家族をはじめ多くの方々にお育ていただいた証だろう。
1つ言えるのは、多くの関係性の中で、「いのち」をつないできたこと

このことをどのように感じたり考えるのかは、人それぞれだ。

2022(令和4年)のアーカイブ ③

2022(令和4年)のアーカイブ

③ 前住職13回忌・前坊守の3回忌
2010年5月14日に前住職が往生し、2020年12月5日に前坊守が往生しました。
共に、今年の命日に13回忌・3回忌を、相導師の光澤寺住職をお迎えして、近い親戚の皆さんと一緒にお勤めいたしました。
今年は、親戚寺院の葬儀や1周忌、3回忌・7回忌・13回忌と続いていました。
年回は、往生された先達との関係を結び直していただける時間でもあり大切な時間であることを思います。そして、前坊守の一周忌には、一緒にお勤めいただいた前坊守の従兄弟である上宮寺のご住職も往生されたこともあり益々お浄土がにぎやかな場であるように感じる1年です。

2022(令和4年)のアーカイブ ②

2022(令和4年)のアーカイブ

② つながり
妙華寺に「飛行機の失敗」と言われる伝承があります。久居藤堂藩について書かれた『藤陰記』に記載されている数行の逸話が、久居城下案内人の会の皆様が紙芝居で伝えていただいています。そして、2月に津観光ネット(津市の観光ボランテイア団体)が、看板を設置していただきました。また、滋賀県長浜市の国友一貫斎の「飛行機図面」の発見から、国友つながりで、長浜城歴史博物館で令和5年2月から始まる展覧会の1つのコーナーで「飛行機の失敗」が取り上げられると聞いています。
不思議な縁でつながりができました。お寺も個人もつながりを深め、広がると新しい一面に出合うことができると感じる1年でした。

2022(令和4年)のアーカイブ ①

2022(令和4年)のアーカイブ ①

 

①親鸞聖人ご誕生850年奉讃記念行事
2020年の1月から2月にかけて本堂付属の東楽の間の改修その後も、本堂のインターネット環境の整備・音響機器の整備・墓地の水屋の改修を行いました。
2021年は、墓地のサインボードの設置、本堂内陣下の補強・「選択本願念仏集」掛け軸(3本)の修復・本堂照明の改修・妙華寺会館のインターネット環境の整備・内陣イス席の導入などをかけて行ってきました。
2022年(令和4年)は、お墓位置のサインボードの設置をいたしました。

そして、令和4年5月22日に妙華寺の親鸞聖人ご誕生850年並びに立教開宗800年の記念法会の奉讃行事をご賛同いただきました皆様と共にお勤めしました。

来年(令和5年)5月21日からは高田本山専修寺の親鸞聖人ご誕生850年奉讃記念行事が予定されています。一緒にお祝いできることを念願しています。

 

寒い日にご法話を聴くと暖かくなる

12月の紫雲会に伺うことができました。
講師は、本願寺派布教使で龍谷大学大学院教授であります葛野洋明師でした。
来年の妙華寺の報恩講の布教使さんです。
「浄土真宗の救いのよろこび」の一文から今回は、「このよび声を聞きひらき 如来の救いにまかすとき 永遠に消えない灯火が 私の心にともります」を先生の経験を通しての法話でした。
とてもわかりやすい言葉でありますが、その奥深さを感じました。
宗教では「信心」は大切な言葉です。真宗では「ご信心」といただくことも、親鸞聖人が「憑む」と示されていたことも、わかりやすくお聞かせくださいました。

後半には、「正定聚」についてお聞かせいただきました。「煩悩成就の凡夫」がどうして「正定聚」の位に入るのか、私が「転換」するはたらきに出遇うことができてはじめて「煩悩成就の凡夫」と自分自身をうなづくことができるのだとお聞かせいただきました。

雨が降り出す寒い1日でしたが、今年最後の聴聞で心が暖かくなり、豊かな気持ちで、生きている喜びを感じています。

※中川個人の感想です。

【お願い】境内のフンの始末

【お願い】境内のフンの始末
以前は、寺社仏閣の境内には、ペットは入れない場所(禁制)が多かったですが、最近は、ペットを連れての墓参りも多く見ます。
妙華寺ではペットを連れてのお墓詣りを禁止をしているわけでありませんが、境内でペットがフンをした場合は、後始末をお願いします。そのままにされていることや、墓地の土に埋めるようなことはしないでください。

お互いが気持ちよく境内美化にご協力をお願い申し上げます。