令和5年を迎えて

令和5年を迎えて
新しい年を迎えることができました。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、高田本山専修寺の開山親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・中興真慧上人500年忌・聖徳太子1400年忌を併せた奉讃法会が5月21日から28日まで予定されています。
それに伴う新宝物館の完成も控えています。数多くの記念行事もありますので皆様ともに楽しみにしています。

妙華寺では、新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策を取りながらお寺の行事もすすめていくことができればと思っています。
4年ぶりになりますが、5月13日に「お寺の講演会」を予定しています。
これまでは、本堂で開催していましたが、新しくできました津市久居アルスプラザのときの風ホールでの予定です。

皆様は「親なきあと」問題について聞いたことがあると思いますが、私(住職)は、令和2年の文化時報社主催の「福祉仏教」の連続講座を受講しました、その中の一コマで、親が面倒を見られなくなったあと、障がいのある子や引きこもりの子がどのように生きていくか(「親なきあと」)の問題を知ることになりました。

お寺として、宗教者として何ができるかを考えながら、お寺としての場の提供や、宗教者としての傾聴を通して伴走型の支援ができるのではないかと思い、「お寺と教会の親なきあと相談室」の津市妙華寺支部として活動を始めようとしています。
問題解決の分野には、つながりがある専門家を紹介しつつ、宗教者として、お悩みごとのお話をお聞かせいただくことで、相談者の心が少しでも和らぐことをお手伝いできればと思っています。
「できること」と、「できないこと」の制限はありますが、少しでも、お寺として、宗教者として伴走型の支援に取り組んでいければと考えています。

その最初の取り組みとして令和5年(来年)5月13日(土)午後から津市久居アルスプラザ ときの風ホールで開催を予定しています。
 講師は、藤井奈緒さん(「親なきあと」相談室 関西ネットワーク代表)に「親なきあと」のことをお話していただきます。講演の後、既に津市内で「みえ障害者親なきあと相談室」で活動されています代表理事の鈴木伸行さんと講師の藤井奈緒さんの座談会も予定しています。

貴寺のお同行様で、ご関心のある方がいらっしゃいましたら、是非、お声がけいただきたいと思っています。