メリシャカ(花まつり)開催しました

お釈迦さまが生まれて直ぐ7歩あゆまれ「天上天下唯我独尊」と指さした姿が誕生佛だそうです。日本では4月8日が誕生日と伝わり、天から甘露の雨が降ったことにちなんで、甘茶を濯ぐことになったようです。妙華寺では、隣寺と一緒に7日8日に「メリシャカ(花まつり)」を開催しています。


7日の午前中は風が強かったですが、朝早くからお供えの花をお持ちいただきました皆様には感謝申し上げます。これまでメリシャカ(花まつり)の時、桜が満開の中で開催させていただいていたことが多かったですが、今年も桜は既に満開の時期が過ぎ、今日は葉桜でした。それでも境内の多くの花々が咲いていて目を楽しませてもらえました。そして申し訳ないことでしたが、今年は、コロナ禍で感染防止対策として誕生佛に甘茶を濯ぐことも中止させていただき、誕生佛の前で合掌していただくことにさせていただきました。また昨年に続いてお飲みいただく甘茶はご用意できませんでした。2日間天気も良くお墓参りに見える方々が誕生佛に手を合わされていました。また、隣寺とのスタンプラリーに参加された方は4名でした。
これからの「メリシャカ(花まつり)」の形も考えてみたいと思っています。
この時期、全国のお寺で「花まつり」が行われているのを楽しみたいと思ったりしますが、自坊の「花まつり」しか知らないというのも残念です。

春彼岸会お勤めしました

春彼岸会(20日)は、昨日までと違い少し肌寒い朝でした。
昨年の2月頃から続いています新型コロナ感染症の感染拡大で「集う」ことに不安や心配があります。

妙華寺では、昨年4月にお寺のガイドラインによって、密を避ける取り組みをしています。
ご参加していただく方にも、体調が悪い場合はご遠慮いただいたり、マスク着用や検温・手指のアルコール消毒などご協力をいただいてのお寺の行事です。
13時30分からお勤めを始め、その後、布教使様からご法話をいただきました。


布教使様は、岡崎の浄泉寺の戸田栄信師で「ありのままのすくい」と題され、お釈迦様の教えから阿弥陀様の教えをわかりやすい譬えや映画からお話をされました。
 昨年からのコロナ禍で多くのお寺の行事が中止や簡略化され、ご法話をお聞かせいただく場が少なくなっていますが、心が不安であるこの時期だからご法話をお聴きしたいと感じられる方もたくさんいらっしゃるようですので、感染防止対策をとりながら「集う場」を続けていければと思っています。
 今回の春彼岸会に、遠方から電車にのって来られるご家族・家族に車で送り迎えをしていただく方もいらっしゃり、お聴聞を喜ばれていらっしゃることにとても感謝しています。

 

また、例年より少し早いようですが、境内の桜も花をつけだしました。山門左手の小さなしだれ桜はもうすぐ満開になりそうです。山門右手の吉野桜は花がチラホラ、西側駐車場奥にある桜は蕾が膨らみ始めてこれからが楽しみです。他にも四季桜などもあります。お墓参りにゆっくり楽しんでください。

報恩講

井戸山の報恩講
毎年、妙華寺の井戸山地区ではお同行様のお仏壇で報恩講をお勤めしています。
今年もお勤めをさせていただきながら、親鸞聖人のご遺徳を偲びながらお勤めさせていただくことに変わりはありませんが、年々報恩講の意義が薄れていくようなことも感じています。このことは住職の責任でありますので、もう少し工夫をしなければと改めて感じています。

修正会のお勤め

【報告】年末は、強風や雪で寒さも感じていましが、修正会の時間は風も弱く穏やかでした(昼からは強風になりました)今年も年の初めに、お念仏のみ教えに導かれて、お同行の皆様と一緒にお勤めさせていただくことができましたこと、年と共に有り難さが増してきます。

修正会のお勤めは、時間が早いこともあり、いつも緊張します。お仏飯の炊き出し時間、暗い中での鐘突(行事の開始の合図)、本堂の暖房など寺族が一丸となって準備をします。
お勤めは、鎮国文・重誓偈・正信偈・現世利益和讃(15首)・繙御書で、平素高田派のお勤めで和讃は五首ですが、修正会では15首拝読するのが独特です。
修正会には、必ず『繙御書』(ひもときのごしょ)を拝読いたします。
ひもとくとは、巻物をひもとくという意味です。一年の始めに拝聴する御書のことです。この御書は、本山第18世の圓遵(えんじゅん)上人がお書きになりました。一年の始めにあたって忘れてはならない仏法の要をわかりやすく説かれて、求道のこころを諭してくださっています。毎年拝読しながら、昨年1年を振り返りますと、過ぎ行く時間は早く、世務に明け暮れて、仏法に遇うことが難しいと反省ばかりです。

向かって左側の余間は、正月荘として、妙華寺の初代から11代の位牌や像・絵像を敬置します。

 

報恩講お勤めしました

【報告】報恩講
今年の報恩講も無事お勤めすることができました。
新型コロナウィルス感染症の感染防止を考えて、例年、同じ組内のご住職方のご出仕(しゅっし)は控えさせていただき、衆徒(しゅと)と高田本山の声明講演でご一緒していただきました教圓寺の衆徒様にご奉仕いただき、親鸞聖人のご遺徳を讃嘆させていただきました。


お勤めの後、高田派布教使で正太寺の住職の大河戸悟道師にご法話をいただきました。
親鸞聖人の時代も生きていくことが大変厳しい時代でありましたが、アミダ様の「はたらき」に触れ、縁ある方々と真摯に人生を歩まれた一コマを通してご法話をいただきました。
今回のご法話は、近日中にYouTubeの「妙華寺TV」にアップしたいと思っています。
※動画撮影・音声録音の人員の手配ができず、自動録画での音声録音ですので聞き取りにくい場合がありましたらご了承ください。

また、報恩講の楽しみの1つであります「お非時(ひじ)」も、集まっての飲食が新型コロナウィルス感染症の拡大になりますといけませんので、食事をお通して関係性を育むこともできずに申し訳ございませんでしたが、今回はパック詰めでお渡しさせていただくことにしました。同時に開催させていただいています「子ども食堂」も同様にさせていただきました。ご奉仕していただいています津市母子父子寡婦福祉会久居支部の皆様にもいつもお世話になってありがとうございます。

11月のTemple Morning ご参加ありがとうございました

【報告】3月から始めたTemple Morning、今回(11月)は6名の方にご奉仕いただき、ありがとうございました。風も無く穏やかな朝でした。
掃除をしながら今に集中すること簡単なようで意外と集中できません。今回は、落ち葉が多くなり通路の落ち葉を掃除していました。まず1カ所に落ち葉を集めるのですがそんなに簡単に集まりません。落ち葉のある部分にちりとりを持って行き集める方がいいいのでしょうか。目の前の通路に落ち葉がなくなったと思っても、その通路の続きや脇にはまだ落ちている。切りが無いと言ったらそれまでですが、本当に今に集中しているのか、考えさせられています。

妙華寺のTemple Morningは、新型コロナウィルスの感染が始まった時期に始まりましたが、境内での掃除は広い空間で密にならず、お一人お一人が集中して取り組むことができる活動と思います。終わってからの茶話会は当分難しいですが、少しでも参加されました皆様の身体や心が整う「場」になればと思います。
次回は、今年最後のTemple Morningで12月20日(日)です。ご都合がつきましたらご参加よろしくお願い申し上げます。

秋千部会 お勤めしました

秋千部会
4月の春千部会は、お勤め・ご法話は例年通りし、ユーチューブ配信をし、ご参詣は自由参詣としました。今回は、新型コロナウィルス感染症の感染防止対策をして秋彼岸会同様、例年通り行いました。朝から、少し風がありましたが秋らしい1日となりました。
ご法話は、布教使様の弟様のご往生からまた、今のコロナ禍での不安を通して「生死一如」についてお聴かせいただきました。


ご法話の後、第3回になります「終活カフェ」は「介護保険について」行政書士法人中村事務所様の伊藤様からお話をお聴かせいただきした。
身近な「介護保険」ではありますが、私(住職)も両親の介護手続きを思い出すと、ケアマネジャーさんに会うまでがとても複雑なように感じていました。「介護保険」を利用したいと思える時に、直ちに地域包括支援センター繫がることができる制度としてあってほしいです。※中川個人の感想です。

皆様方のご懇志(志)は、お寺の教化活動(ご法話・寺報・お寺のHP)などを通して、仏教の「み教え」や親鸞聖人の「み教え」をお伝えする大切なお力になっています。

これからも、仏教の「み教え」や親鸞聖人の「み教え」をお伝えできる環境をつくっていく努力をしていきます。

10月のTemple Morning ありがとうございました

【報告】3月から始めたTemple Morning後半の始まりの9月は雨で中止させていただきましたが、今回(10月)は10名の方にご奉仕いただき、ありがとうございました。昨日の雨も上がり、秋らしい時間でした。
妙華寺のTemple Morningは、新型コロナウィルスの感染が始まった時期に始まりましたが、境内での掃除は広い空間で密にならず、お一人お一人が集中して取り組むことができる活動と思います。終わってからの茶話会は当分難しいですが、少しでも参加されました皆様の身体や心が整う「場」になればと思います。
次回は11月15日(日)です。ご都合がつきましたらご参加よろしくお願い申し上げます。

秋彼岸会 お勤めしました

昨年に比べて暑くもなく風もある中、秋彼岸会をお勤めすることができました。
3月の春彼岸会を終えてから、新型コロナウィルス感染症の感染防止の対応をしての初めてのお寺の行事でした。今回は、衆徒の娘のチームにサポートしていただき、YouTubeを使って同時配信することにチャレンジしました。私(住職)は、いつもと同じようにお勤めをするだけですが、余間には三脚にカメラが設置されたり、パソコンが置かれたり、布教使の演台横に照明を置いたり、ご参詣いただいている皆様には少しお見苦しい点があったかもわかりませんが暖かく見守っていただきました。多くの方がYouTubeから発信されていますので、詳しい方でしたら直ぐ動画配信がきるかと思いがちですが、実際配信するとなると、カメラの充電池の量(時間)であったり、突発事項などがあり、スムーズに配信するのは大変難しいそうです。これからも工夫をしながら配信できればと考えています。


動画配信は、本来ご参詣いただくことが一番その場の雰囲気を感じられますので有難いのですが、ご事情でお寺にお越しできない方々には、画面越しではありますが、一緒に参加していただく機会にはなります。
ご法話は、真楽寺の鷲山了悟師で、親鸞聖人85歳のお手紙から、「老い」について樹木希林さんの言葉を通してのお話と「コロナ禍」での出来事から、志村さんやの言葉から、「四苦」についての見方やアミダさんの「救い」をお話いただき、今を生きることの大切さを改めて感じました。※中川個人の感想です。

ご法話の後、第2回になります「終活カフェ」で行政書士法人の中村事務所さまのご協力で、「遺言・後見・死後事務」についてお話をいただきました。終了後も個別にお話の時間をとっていただき熱心にお尋ねされる方もいらっしゃり、こちらも個々の今の現状を真剣に考えられているお姿を拝見したように思いました。
次回の「終活カフェ」は、秋千部会のご法話の後開催させていただきます。

8月の初盆総回向 お勤めしました

 

初盆総回向 8月の初盆のお勤めが終わりました。妙華寺では初盆の最後のお勤めを初盆を迎えられましたご家族の皆様と一緒にお勤めしています。
今回は、7月と同様、新型コロナウィルス感染症の感染防止の為に、多くの方が「集う」ことのリスクを考えて同じ内容で、17時からと19時からの2部制にしました。

お寺の初盆の行事は、7日に「火入れ」と言ってご自宅の初盆飾りにお勤めをして、お盆中に「送り」と言ってお寺の余間にご法名を安置して23日の「総回向」までお勤めをしています。一つの行事としては長い日数お勤めしています。中陰の49日のお勤めとも似ているように思います。大切な方を亡くされた悲しみに時間をかけて向き合うことが難しい時代では貴重な時間と思っています。
※上記以外にも、ご事情でお寺で火入れをされる場合もあります。

昨年8月・9月に亡くなられ一周忌と共に初盆をお迎えされたお同行様や、中陰49日をお勤めして、初盆をお迎えされたお同行様もありました。
また、今回は、東京の方とオンラインの初盆もお勤めさせていただきました。(お寺のHPの2020-08-18付ブログで掲載)

23日はご本尊の正面に「いのちの積み木」を飾りました。
「いのちの積み木」は、先祖を可視化する積み木のおもちゃです。私の中でイメージをして考えさせられることもあります。そして、「感謝の心」を育むことをお伝えできれば良いのですが限られた時間では難しいです。

また、いつも初盆の方の法名を余間に安置しています。その余間には、「南無不可思議光如来」の九字名号と「帰命無量盡十方無碍光如来」の十字名号が掛けられてあります。
共に「南無阿弥陀仏」の名号の別号でありますので、「倶会一処」のお浄土に、一緒にいらつしゃるお姿と見ることもできこちらも、可視化の一方法であるようにも感じました。

最後に、「高田派の平素のお給仕」のビデオを見て頂いてご自宅のお仏壇の作法を改めてご確認していただいています。

また、ご自宅のお仏壇でのお勤めは、毎月(正月を除く)第1日曜日午前7時30分からの日曜学校で、平素のお勤めを参加者の皆様と一緒にしています。知らないうちに作法についても学べますし疑問などにもお答えしています。ご都合がつきましたらご参加ください。