修正会のお勤め

【報告】年末は、強風や雪で寒さも感じていましが、修正会の時間は風も弱く穏やかでした(昼からは強風になりました)今年も年の初めに、お念仏のみ教えに導かれて、お同行の皆様と一緒にお勤めさせていただくことができましたこと、年と共に有り難さが増してきます。

修正会のお勤めは、時間が早いこともあり、いつも緊張します。お仏飯の炊き出し時間、暗い中での鐘突(行事の開始の合図)、本堂の暖房など寺族が一丸となって準備をします。
お勤めは、鎮国文・重誓偈・正信偈・現世利益和讃(15首)・繙御書で、平素高田派のお勤めで和讃は五首ですが、修正会では15首拝読するのが独特です。
修正会には、必ず『繙御書』(ひもときのごしょ)を拝読いたします。
ひもとくとは、巻物をひもとくという意味です。一年の始めに拝聴する御書のことです。この御書は、本山第18世の圓遵(えんじゅん)上人がお書きになりました。一年の始めにあたって忘れてはならない仏法の要をわかりやすく説かれて、求道のこころを諭してくださっています。毎年拝読しながら、昨年1年を振り返りますと、過ぎ行く時間は早く、世務に明け暮れて、仏法に遇うことが難しいと反省ばかりです。

向かって左側の余間は、正月荘として、妙華寺の初代から11代の位牌や像・絵像を敬置します。