メリシャカ(花祭り)を行いました

 

今年のメリシャカ(花祭り)は、風が強くて少し寒い日でした。(それでも何年か前は雨が降って寒い年もありました)桜が早く咲き葉桜でしたが、4月上旬に藤が咲いていて驚きました。


今年もお同行様にお花をお供えいただき、誕生仏に手をあわせていただきありがとうございました。
8日は日曜日で前日より少し天気が良く多くの方々に誕生仏に甘茶をかけていただきました。また召し上がっていただく甘茶もお昼にもう一度沸かして用意をさせていただきました。隣寺とのスタンプラリーも6名ほど楽しんでいただきました。

毎年、隣寺のご住職様にもお越しいただています。今年は若さんにもお越しいただき有難かったです。

【隣寺 玉せん寺様の誕生仏】

【隣寺とのスタンプラリー】

あれから4年(お寺の寺業計画の具体的な取り組み)②

あれから4年(お寺の寺業計画の具体的な取り組み)②
お寺の寺業計画のビジョンを具現化する取り組みとして ②お寺の文化の紹介を掲げました。未来の住職塾を受講した平成25年の4月に隣寺と同じ日に花祭り(メリシャカ)を開催し、スタンプラリーを開催したことからの発想です。これを所属の仏教会に広げて行くことができればと考えていましたが、所属の仏教会は休眠中で、個々のご寺院様へ趣旨を説明しましたが私(住職)の力不足でご賛同いただけずにいます。

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昨年4月から今年の3月までに7回【お寺には日本の伝統文化がたくさん残っています。今、妙華寺に残されたものを通して日本の伝統文化と親鸞聖人のみ教えに触れませんか?】という趣旨で『お寺で体験』と題した講座を日曜日の午前中に開講しました。10名ほどの方が受講されました。7回中1回葬儀が入り住職は参加できませんでしたが、改めて自坊のことを勉強する機会になりました。最終講で受講されました方のご意見をお聞きしましたら、「若い頃はお寺に興味がなかったが、年を重ねてお寺について知りたくなられた」ようです。このような機会を続けることができると良いのですが、住職と坊守の二人だけお寺を支えている今は、法務(年回法要などのお勤め)などのこともあり難しく、一旦休止して来年度に新しいテーマで開講できればと考えています。


また、お寺の文化については、それぞれのお寺にも魅力あるものも数多く存在すると思われます。さまざまな発信方法もありますので、この妙華寺の1回だけの取り組みではもったいないと感じています。地域の行事と連帯できることを含めて、所属の仏教会や組内にこれから働きかけていければと思います。

※3月の具体的な取り組みとして記載しました、お寺の新しいコミュニティへの取り組みは、まだ出来ませんでしたが、他の寺院で取り組まれていることを参考に今後も取り組みたいと考えています。

6日は組内の蓮性寺様の前坊守様の葬儀でした。組内法中として出仕させていただきました。前坊守様は102歳のご往生で多分組内の中では一番のご長寿であったと思います。坊守様としてお寺を支えられ、また長年小学校の先生をされていました教育者でした。組内の最長年のご住職様も前坊守様の教え子でいらっしゃいました。私(住職)は小学生の時に、学年担任ではありませんでしたが前坊守様も先生として学校にいらっしゃり気にかけていただいていたことを卒業後に知りました。また地元の小学校でもお勤めをされておりお同行の皆様も教えていただいた方がたくさんいらっしゃるようで、弔辞を述べられた前総代様も教え子のお一人でした。
40年ほど前から組内の報恩講で蓮性寺様へ出仕させていただくようになってからも前坊守様にお会いさせていただいていました。これまで長くご聴聞され坊守様としてお寺を支えていただきありがとうございました。

また、お同行様の葬儀もありました。ご往生された方は私(住職)と30歳ほど年が離れていましたが、公民館活動で3年間一緒に学ぶ同期の方でした。手先が器用で趣味の1つの伊勢型紙の作品は見応えあるもので市の文化祭などでも賞を何度もおとりになっていました。

また、関東在住の父方のいとこ夫婦が古都への旅行の途中に立ち寄る日でしたが、私(住職)はお寺に居ませんでしたので、坊守や前坊守(母)に迎えていただきました。

「忙」①心が落ち着かない。あわてる。②いそがしい。多くの用事に追われて時間がとれない。

1日にいくつもの大切なことが重なりますと、時間が十分とれませんので、心に余裕がなくなりあわてたりします。お同行様の葬儀を蓮性寺様の葬儀に出仕するので午前中にしていただき、灰葬・初七日を午後3時からにお願いしたり、蓮性寺様には、葬儀が終わるといち早く自坊に戻らせていただいたり、いとこ夫婦には会うこともできず、知らないところでご迷惑をかけている自分でした。

妙華寺のメリシャカ(花祭り)は7日8日です

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おシャカさまの誕生をみんなでお祝いしよう!
4月8日はおシャカさまの誕生日。
『メリシャカ』

妙華寺では4月8日のお釈迦様の誕生日をお祝いし、「いのちを尊重する日」として、花祭りを行っています。お堂の屋根に花を飾るのは、お釈迦様の生まれられたルンビニーという美しい果樹庭園を現し、甘茶をかけるのは、お釈迦様誕生の時、天から2匹の龍が降り、甘露(かんろ)の雨をふらせ、お釈迦様に産湯をつかわせ洗い浄めたという言い伝えによるもので、産湯でありながら頭からかけるのは、2匹の龍がかわるがわる熱からず、ぬるからず甘露を天からふらしたことによるもので、龍をひしゃくにたとえたものであります。

どうぞ有縁の皆様方も、1人1人のいのちを尊重し、全人類の光となり、救いとなって、無上の歓びが与えられるよう、柄杓で甘茶を「誕生佛」の頭上にそそがれ、お釈迦様の誕生を心よりお祝い致しましょう。

◆お花がありましたらお持ち下さい。
花御堂にお供えいたします。
※隣の玉せん寺様でも花祭りを行っています。
スタンプラリー 4月7日・8日

甘茶を用意いたします

玉せん寺様・妙華寺の花祭りに行かれ、スタンプを押印していただいた方に 両日先着20名様に妙華寺にて記念品を差し上げます。

4月の日曜学校

4月の日曜学校では妙華寺の3代の紹介をしました。

初代、2代は単身で寺院活動をされていましたが、
3代は、津市古河の光澤寺様より入寺され、内室として小山の青巖寺様から迎えました。
3代在世中に親鸞聖人500回御遠忌がありましたので、祖師聖人の御木像や七高僧御影・聖徳太子御木像、堯圓上人御影、本尊左右の灯籠や欄間14枚造立など本堂の荘厳を調えられたようです。他には一光三尊仏は今も法宝物としてあります。仏涅槃図、仏天蓋、外陣天蓋は後の火事により焼失したと思われます。梵鐘の造立も3代の時です。

3代 無量倫院(むりょうりんいん)慧成(えせい)
安永3年(1774)8月24日示寂 年齢69歳
【行跡】 祖師聖人御木像 聖徳太子御木像 一光三尊仏 七高僧御影 堯圓上人御影
仏涅槃図 梵鐘堂 茶所 仏天蓋 外陣天蓋 本尊左右灯籠 髙座
欄間14枚造立
古河 光澤寺より
内室は 小山青巖寺より
※3代慧成上人の頃は、久居で火災が多かった。
親鸞聖人500回忌も厳修された。
高田本山第17世 圓猷上人が遷化されました。

また、これまで日曜学校にご出席されていました方に毎回お渡ししていました念珠の珠(たま)で単念珠ができました。

2種類の珠がありますので集め方次第でオリジナルの念珠になります。日曜学校へのご参加お待ちしています。

親珠には「妙華寺」と彫ってあります。

 

 

※今回お寺の来山記念カードを作成しました。これまで朱印帳をお持ちいただく方がいらっしゃいました。朱印について何の準備もしていませんので、対応できない場合や、その時その時に筆で「當雨珍妙華」とお書きするのに20分以上お待ちしていただくことでした。朱印帳サイズの来山記念カードを作成しましたのでこちらで対応させていただくことにしたいと思います。

登録有形文化財トレーディングカードについて

登録有形文化財トレーディングカードについて
一般社団法人三重県建築士会様が、多くの皆様に登録有形文化財の文化的価値、観光資源的価値をご認識いただき、登録有形文化財のさらなる活用と地域の活性化の一助としてトレーディングカードを作成されました。三重県内にある多くの登録有形文化財の一つであります「妙華寺本堂」のトレーディングカードも数に限りはありますが作成していただきました。
是非、現地にお越しいただき実物を見て、庫裡(くり)にて「トレーディングカードありますか」(なくなり次第終了)とお声かけください。また、三重県内の登録有形文化財にも足をお運びいただきトレーディングカードを集めてみてはいかがですか。

 

3月のおてらおやつクラブ

3月のおてらおやつクラブ 今月も19日に一人親家族様、支援団体様へおすそ分けさせていただきました。
今年の夏は、支援団体様と新しい行事ができるかもわかりません。

今年で3年目になると思いますが「神戸スイーツ学会」様からバームクーヘンのご寄付があるとおてらおやつクラブ事務局様から連絡がありました。
・本企画は、普段洋菓子を食べる機会のない子どもたちに、美味しい洋菓子を食べてほしいというものです。お渡しするのは「子ども」限定とありました。
こうした企画が企業からおてらおやつクラブに持ち込まれるのは非常に有り難く、
いつにも増して子どもたちに笑顔を届けることができると思います。
多くの企業さまからもおてらおやつクラブへのご賛同もお待ちしております。

【写真は昨年のバームクーヘン】

また、年2度回収の古本勧進での古本も募集しています。
今回は1月末までに集まった古本を寄付させていただきます。
不要になりました古本がありましたらいつでもお寺にお持ち込みください。
対象の本は、裏表紙にバーコードのあります文庫本・新書本・単行本です。
申し訳ございませんが、週刊誌・雑誌・百科事典・全集は対象外です。
本以外、書き損じのハガキ・不要なCDも受け付けています。

4月の日曜学校は朔日です

新しい年度の最初の日曜学校は4月1日です。朝7時30分から8時頃までです。
ご家庭での平素の夕時のお勤め(歎仏偈・文類偈・5首和讃)を一緒にお勤めいたします。輪(りん)の鳴らし方や、念珠の持ち方もご一緒にしますので自然と覚えます。
また、ご参加いただきますと念珠の一珠をお渡しして、24珠で単念珠が、108珠で二連念珠ができるようにご用意しています。(親珠には「妙華寺」の寺院名が刻印されています)
だんだんと春めいた気候になり、境内の桜も咲き始めました。新しい気持ちで日曜学校に参加されませんか。

第7回『お寺で体験』は「誕生釈迦仏」

第7回『お寺で体験』は、4月8日の花祭りにちなんで「誕生釈迦仏」についてお話しました。妙華寺のメリシャカ(花祭り)の「誕生釈迦仏」と前々住職の代の「誕生釈迦仏」を間近に見ていただきました。それぞれの個性があり見ていて楽しいものと感じています。

続いて、真宗の教えとして高田派としての歩みをご紹介しました。親鸞聖人の「み教え」を伝える真宗10派の中で高田派の特徴や歴代上人のこと、昨年11月に国宝指定されました「御影堂(みえいどう)」と「如来堂」の紹介をしました。

1年間7回の講座に全出席をされました方はお一人でした。住職の私も一回葬儀で出席できない中のご参加ありがたいことでした。またご多用の中、ご都合をつけて出席していただきました多くの皆様にもお礼申し上げます。

【近隣の花祭り情報】
昨年に近くの高田派のお寺で「花祭り」をされているかお尋ねしたところ、小戸木の西林寺様、野村の浄徳寺様も「花祭り」を開催されているとのこと。
高田本山では、4月8日は、朝9時に山門の2階に安置されます「釈迦三尊仏」の前でお勤めがあること。
妙華寺と隣寺の玉せん寺様では4月7日8日に本堂前に「誕生釈迦仏」を安置して、甘茶を濯いでいただくようにしています。スタンプラリーの用紙が妙華寺にありますので隣寺の「誕生釈迦仏」にお参りしてスタンプを押印していただくと妙華寺で記念の品を差し上げています。

陽気な気候で外に出る機会も多くなる時期ですが、お寺の「花祭り」も楽しんでみてはいかがでしょうか?

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3月の花

四季の花 3月に入ると少しずつ暖かい日も続いて、境内の花も楽しみになります。裏の庭のさんしゅうやアセビの花も咲いていました。また裏庭の借景になる彼岸桜も咲き出しました。


遠方のお同行様がご自宅でお育ての花の苗をご持参いただきました。4月に咲くか楽しみです。これまでも毎月お花をお届けいただくお同行様もいらっしゃりこの場をお借りしてお礼申し上げます。


今年のお彼岸は雨で少し寒かったですが、山門のまだ植樹してそれほどたっていないしだれ桜に花がつき、もう一本の桜も蕾が膨らみました。