親鸞聖人絵伝

今年は、毎月10日に法苑院妙華寺を紹介していきたいと思います。


親鸞聖人絵伝 4幅 江戸時代(後期)高田本山第18世 圓遵上人花押 藤原佐助筆
「親鸞伝絵」から図画の部分を抜き出し掛軸にしたものが「絵伝」で、場面は下から上へ順序よく配置され、各場面は「やすり霞」といわれる雲形で仕切っています。一般に4幅で一組です。

妙華寺の「親鸞聖人絵伝」は、高田派第18世圓遵上人(1786年~1811年)の署名と花押が第4幅上段にあり、第4幅下段に絵師(御絵所)は藤原佐助とありますので、高田派の親鸞聖人絵伝と見られます。

※これとは別に明治時代と思われる一幅掛の高田派の「親鸞聖人絵伝」があります。高田本山の4幅を一幅にまとめたものです。また、親鸞聖人650年御遠忌の時の一幅掛の高田派「親鸞聖人絵伝」もあります。

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