お別れホスピタル

前回のブログではラジオの番組のことを紹介しましたが、今回はテレビ番組からの感想です。

夜の時間はテレビを見てしまいます。
先日、NHKのドラマ「お別れホスピタル」を見ました。四回連続の三回目でした。終末医療の病院で「いのち」終えようとする人たちと関わる医療従事者のドラマです。少し重苦しいテーマで、いろんなことを考えさせられます。
「まだ生きたいと願う」患者や「生きていてほしいと願う」家族や医療従事者。生きたいと願うが、助けることができない「いのち」に納得する答えはないし、「限られたいのち」であることを頭の中では理解しているが、心(感情)が受け入れることができない状況。ドラマを見ている私さえ、混乱してしまう感情があります。
ドラマの中で発せられた「希望」や「サンタ」の言葉に思いを馳せました。

そして、突然ですが、対人支援の「キュア」と「ケア」について思い出しました。
何年か前に、医療現場での「キュア(治療)」と「ケア」の関係を教えていただく「スピリチュアルケア」について学ぶ機会がありました。ただ、医療現場に限ると「キュア」に限界があるので「ケア」が必要なことはわかりますが、私たちが生きている中では医療現場でも日常生活でもどのような状況でも「ケア」は必要なのだと改めて感じています。
※中川個人の感想です

Processed with MOLDIV