「遺贈寄付」のご紹介

皆様、「遺贈寄付」はご存知でしょうか?
僧侶対象で「死後事務委任」について勉強する機会がありました。
一人住まいの方のお悩みは、老後や病気もありますが、居住についても大変だそうです。社会制度の中で身元保証や身元引受など、家族がいることが前提であるものが、独居で縁者がいない場合はどこかに支援組織がないと難しいことになります。
行政や地域の包括ケアマネージャを含め医療・介護関係者や士業の方々とのチームでワンストップの取り組みがなされていることもあります。
その中で僧侶の役割は、やはり死後のことになります。
亡くなられてからの葬儀や納骨の部分です。
お寺には、一人住まいの方から自分が亡くなった時のご相談をお聞かせいただきます。

以前からも、お寺に口頭で「住職さん、私(わし)が亡くなったら、後は全てお任せします」と仰り、ご寄付をいただくこともありました。
そのような関係も大切にしたいですが、今の時代は、関係者の誰もがわかり合える「遺贈寄付」をお勧めしたいと思います。

現在「遺贈寄付」については、大学・病院やNPO法人なども広く紹介されていることも知りました。
お寺も公益法人として次世代につなげる観点で「遺贈寄付」について明文化したいと思い、行政書士様のお力を借りて、妙華寺の「遺贈寄付」のご紹介を文書にしました。
お寺が次世代へ伝わることにご賛同いただけるようご案内いたします。

遺贈について

1.遺贈とは遺言によって特定の個人や団体に財産を遺すことをいいます。

2.寄付金の使い道について
宗教法人 法苑院 妙華寺では、久居地域で、アミダさまの願いを次世代へ伝える環境整備に取り組んでいます。
時代や地域に合わせ、集う仲間にとって居心地の良い「集う場」の環境整備に活用させて頂きます。

3.遺贈寄付の方法
遺贈寄付にあたり、遺言書の作成をする必要があります。
遺言書の作成には専門的な法律知識が必要となりますので、遺言や相続に関わる手続きを専門家を交えてお話しする機会を設けさせて頂きます。
なお、生前贈与などの相談も承ります。

4.遺贈寄付の内容と守秘義務について
遺贈寄付について、多額または全ての財産を寄付するイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、金額の大小や遺産に占める割合などは自由に決めていただくことができます。
それらを含め、お問い合わせの内容につきましてはプライバシーに配慮し守秘義務を守りますので、お気軽にご相談ください。

【「遺贈について」監修 行政書士法人 中村事務所】

※ご関心がありましたらお寺へお知らせください。