『三重組13日講』~戦国時代から続く伝統の「講」~

『三重組13日講』~戦国時代から続く伝統の「講」~
浄土真宗本願寺派 東海教区三重組の親戚寺院からお贈りいただきました。

真宗の「講」は、「人を集めて経典等を講釈すること。またその仏事」「信者が集まって法義を話し合い祖師を讃歎する会合やそれを行う組織」講の源流は、親鸞の時代に「22日の御念仏」として法然の月忌に「法会」が営まれたことに始まる。【浄土真宗辞典】

日本仏教が今日まで伝わっていることは、その時代、その時代で伝える努力をされた方々があってはじめて成り立っているものだと感じました。そして、伝える努力を怠ったときにはあっけなく崩れ去っていくもののようにも感じます。

親鸞聖人の著作物などを、現代訳で拝読している私(住職)には、今で言う古文書を読むことは大変難しく、妙華寺に残されている古文書も判読する力がないのが情けないです。

妙華寺の組(そ)では、「講」が存在しないので、話に聞くだけで、実際の活動には思いがいたらなかった「講」の活動が、その地域の土徳になるのではないかと感じられます。
『三重組13日講』は、講に残されている古文書を読むことができる方のお陰で、出来上がった冊子で、貴重な学びになりそうです。