お寺の夏仕様

お寺の夏仕様
現在の生活では、季節感が少なくなっていますが、季節を感じる時があります。

6月1日です。毎年でありますが、6月になりますと、夏衣に衣更えをします。最近は5月でも暑い日があり汗かきの私(住職)には、5月から衣更えをしたいと思うこともあります。しかし、正式な行事では暦通りの衣を着なくてはいけませんので我慢をしています。


また、本堂の座布団も冬物から夏物へ替えることになります。最近は大間(だいま)が椅子席になりましたので、夏布団を用意するのは、僧侶のものだけです。以前は本堂の集まるお同行様用の座布団を40枚から50枚ほど本堂の外縁で陰干しをしていました。
また、ヤブ蚊対策ですが、以前は本堂も庫裡も、蚊取り線香の香りが夏の間漂っていましたが、今は、化学の力を借りての対策になりました。
そして大きく変わったのが、暑さ対策です。温暖化によるものでしょうか、夏場の気温が35度を超える日も多くなり、これまでの団扇や扇風機では身体への負担も大きく本堂にも空調設備(エアコン)を設置しました。