「『なもあみだぶつ』を聞く」ということ

「『なもあみだぶつ』を聞く」ということ 栗原 廣海 著
高田本山の令和5年の開山親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年他の奉讃法会のテーマである「弥陀のよび声『なもあみだぶつ』を聞いていこう」と題して、高田本山だよりに3年間連載されていました12回のコラムをまとめた冊子です。著者は、高田派鑑学の栗原廣海師です。親鸞聖人の「み教え」を高田派の教学として丁寧に紹介されています。

ご承知の通り高田派は、親鸞聖人の直弟が伝えてきた宗派で、親鸞聖人が弟子に与えた直筆本や消息(手紙)の多くの法宝物を大切に歴代上人が伝えています。長い歴史の中で、宗祖(親鸞聖人)の「み教え」が、そのまま伝わることが難しいこともありますが、宗祖の「み教え」に帰って伝えていくことが大切なことと思います。
この冊子では、高田派に伝わる「み教え」を今を生きる私たちによりわかりやすく、より深く紹介していただいていると感じます。
あらためて、親鸞聖人の「み教え」を学ぶテキストだと思います。

※中川個人の感想です