弔辞と思い出

弔辞と思い出
葬儀式での弔辞は、弔辞を読まれる方との関係でありますが、亡くなられた方のことを知る機会でもありました。

最近は、家族だけや近い親戚を含めての葬儀式がほとんどなので、弔辞を聞くことも少なくなっています。
しかし、亡くなられた方との思い出は、葬祭に参加される方々にはそれぞれありますので、その思いを表現できると場(時間)を考えたいのですが、葬儀式の時間は決まっていますので難しいです。
葬儀の前夜に、通夜のお勤めがあります。「夜を通す」とありますので、本来は、一晩中、亡くなられた方の近くで過ごしたのでしょう。それぞれの方の想い出を語り合った時間もあったと思います。私だけの思い出も大切にしたいですが、多くの方の思い出を聞くことで亡くなられた方の思い出がより豊かになると感じています。