秋千部会のご法話を聴聞して

 秋千部会でご法話を聴聞されたお一人の坂田信昭様から先日心に残っていることをメールでいただきましたのでご紹介させていただきます。
今回布教使様のご法話は、「歎佛偈」を取り上げられて、本願が真実であることの証明を諸仏に求めたことから往生浄土を話されました。院主様 
今年も後4日で師走を迎えるようになってまいりました。今朝は寺報等配布していただき、有り難うございました。
去る10月24日秋の千部会にお参りさせて頂きました時のご法話をつぎのようにお聞きしました。

 私たちは日頃自分の体を調整していくことが大切です。いつか本屋さんへ行ったとき怒りをどうすればよいか、という書物を見ましたが、自分の生き方を考えることは大切なことです。例えば言いたいことを一方的にぶっつけてくる人に出会ったとき、相手目を合わすことはいい感じがしない。猫などと目を合わすと、猫パンチを喰らいます。
 目を合わすことがあってもその瞬間は6秒も持たないと言います。夫婦喧嘩も6秒は持たないでしょう。怒りは一番怖い。怒りは人間の欲望で一番恐ろしいものです。
 NHKの大河ドラマで吉田松陰が登場しましたが、視聴者はあまり歓迎しませんでした。
それは松陰をよく知っているので、放送が頼りないと思ったのでしょう。松陰が江戸へ送られ取り調べを受けたとき、わが母のこと、学問に対す自説を述べたのですが、役人には松陰の心のうちを読めなかったのです。
 親思ふ心に優る親心 
    今日のおとずれ何と聞くらむ
 親が思っていることは、私の親を思って心より、はるかに、はるかに大きいものです。
 親鸞聖人は無量寿経の四十八願を重誓偈という詩の文にされました。往く道は還る道と申され、歎佛偈の終わりでは「仮令身止 諸苦毒中 我業精進 忍終不悔」と申され、正信偈では、「法蔵菩薩因位時 在世自在往佛所 覩見諸佛浄土因 国土人天之善悪」と述べられました。
 思い通りにならない時は、明日また頑張ろう。違う道を歩んでいると振り向いてみましょう。
 また、ある日こんなことがありました。奥様が主人とお別れのとき、棺の側で「待っててね 待っててね あとから往くからね」と申されました。
 親鸞聖人は「尋ね仰せられさふろふ念佛の不審のこと念佛往生を信ずる人は・・-中略-・・この身は今は年極まりてさふらえば、浄土にて かならず かならず まちまいらせさふろうべし」と述べられました。
※布教使様がお取り次ぎをされた中で、坂田様の心に残った言葉が窺えます。共に気づかさせていただく時間を共有できたことがありがたいです。
2015-10-10坂田様!cid_DFB8B486-5941-42C7-AA63-980EA1C2E668@za_ztv_ne