東側駐車場 ご利用いただけます

東側駐車場 ごl利用いただけます
1月下旬からしばらくの間、ご迷惑をおかけしていましたお寺の東側駐車場のコンクリート打設が終わりました。 以前のようにご利用いただけます。


先日、お寺で使う香を求めました。
お寺で使う香は沈水香木を刻んだもので、私(住職)は、伽羅(きゃら)や沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)しか知りませんでしたが香のカタログを見ていましたら、アフリカやアジアの国々に18種類もあるようです。丁子・甘松(かんしょう)・桂皮・竜脳・麝香の名前は、聞いたことがありますが、香に入るとは思っていませんでした。初めて聞く名前が10種類もあり驚くばかりです。
これらを刻んで、調合したりすると多くの薫りが生まれるのでしょうね。「聞香」と言葉がありますが、私(住職)には、聞き分けることは難しそうです。

日本には、仏教伝来とともに香がはいってきたようで、仏教儀式に使われていたようです。桃山時代に香道の規矩が整い、江戸初期に完成の域に達したようです。線香の製造技術は、江戸時代に中国から伝わり、広く普及して今に至ります。

お寺とは③

お寺とは③
生活者から見えるお寺とはどのようなものでしょうか。
生活者とお寺がかかわることはどのような時でしょうか。
小さいころに生活圏にお寺があって境内に入ったことなどはあるかもしれませんが、お寺の住職(宗教者)とかかわるのは、生活者自身の大切な方が亡くなった時に葬儀を依頼することが最初ではないでしょうか。
多くの場合、亡くなられた方の葬儀の前に枕勤めや通夜があり葬儀の後、初七日など続けてお勤めがあります。中陰49日や初盆そして一周忌や三回忌と亡くなられた方の法要でお寺との関係が構築されてきます。生活者は亡くなられた方の供養としてお勤めをする認識ですが、住職(宗教者)は、亡くなられた方の「いのち」終える姿を通して、仏教や宗祖(親鸞)の教えから仏徳讃嘆させていただいています。
ですので、生活者が亡くなられた方の「供養」についてどのように感じるかで、お寺への関わり方が違ってくるようです。
また、これまでの「志」や「布施」についての認識も、お勤めをサービス業的な対価として認識されるような変化も感じます。
生活者がお寺をサービス業として関わるのであれば、宗教法人の「目的」である、『この法人は、真宗高田派宗制により、宗祖親鸞聖人の立教開宗の本義に基づき、教義をひろめ、儀式行事を行い、信者を教化育成して公共の福祉に寄興し、その他この寺院の目的達成のために、必要な礼拝の施設、その他財産の維持管理その他の業務及び事業を行うことを目的とする』に向かうことは難しいでしょう。
更に、サービスと捉えられると、対価への評価や不要と考えられれば、サービスを求めない選択肢が生まれます。また、お寺と生活者の関係も、これまでと違い、家単位でなく個人単位の関係となると感じています。

これから、仏教も日本文化として捉えてみると、必要とする方だけのもになのかもわかりません。茶道や華道・書道・武道など多くの日本人が「道」として身につけていたものとして、興味や関心がある方しか目をむけないものに向かっているようにも感じます。

新たな視点で、仏教や真宗の教えを求める方もいらっしゃいます。お寺や住職(宗教者)に、社会貢献とかソーシャルキャピタルの視点で、またお寺を観光や文化的資源として応援をしてくださる組織や個人も増えているように感じています。
「おてらおやつクラブ」「災害時の宗教施設の開放」「福祉仏教からの寺院活動」「久居城下案内人の会の活動」などに賛同して、妙華寺でも取り組んでいます。

昔のお寺や住職(宗教者)のイメージだけでない、新しいイメージも伝える必要が大切であるようです。しかし、多くの生活者は、お寺や宗教者にそれほど期待をしていないことも現実です。

3月のお茶

3月のお茶
3月は、ひな祭りや卒業をお祝いしてのお茶がふるまわれたりします。裏千家では、炉から五徳を外して、釣り釜の点前の月でもあります。柄杓を釜に据える時にゆれる風情をどのように感じるかも面白いです。3月28日の利休忌に卒業や新しい人生のスタートを利休居士に報告するのも茶人にとってはうれしい時間です。

お寺の茶室は、祖父がお茶を楽しんでいたこともあり、昭和48年に祖父が建て替えた書院の一室(四畳半)に炉が切られました。また、祖父母が晩年居住していた家屋にも四畳半の茶室があり、親戚や家族でお茶をいただきました。平成22年に祖父母の居住していた家屋の場所を茶室として立て替えました。裏千家のメインの「咄々斎」写しの茶室と、祖父の四畳半の茶室の写し(床の間の床柱や明り取りなど同じ形)の間に水屋も作りました。

お寺の3月

お寺の3月
少しづつ春を感じる頃です。最近は、杉花粉の話題が多く、アレルギーの方には大変な時期だと感じています。妙華寺では、春彼岸のお勤めは春分の日にしていますが、お彼岸入りの頃からお墓参りに来られる方も多くなります。以前は、彼岸桜が咲く時期でしたが、今は、彼岸桜が2月の終わりには咲ききり、吉野桜も3月末頃に満開になる年も増えてきました。
宗教法人の年度末になりますので、下旬になると会計処理に時間がとられます。また、4月からの新年度への準備もまとめなければなりません。

※雨の影響で2月27日に境内駐車場のコンクリート打設が終わりました。一週間ほど養生して使用できます。ご迷惑をおかけしていますが、あとしばらくお待ちください。