七高僧

七高僧
七高僧とは、親鸞聖人が浄土教の祖師として尊崇した、インド・中国・日本の七人の高僧を示します。
真宗寺院の余間に掛軸として掲げられていることが多いです。
妙華寺でも本堂向かって右側の余間の内側に掲げています。

平素のお勤めの中で、親鸞聖人がおつくりになられた「正信偈」「文類偈」また「(浄土高僧)和讃」に七高僧のお徳が書かれていて、お勤めをしています。

【インド】の①龍樹(りゅうじゅ)菩薩・②天親(または世親)菩薩。
【中国】の③曇鸞(どんらん)大師・④道綽(どうしゃく)禅師・⑤善導(ぜんどう)大師。
【日本】の⑥源信(げんじん)和尚・⑦源空(げんくう)上人の七人で、それぞれの著書の中で真宗で大切にしているものを「七祖聖教」(しちそしょうぎょう)と言っています。
龍樹の『十住毘婆沙論』の「易行品」
天親の『無量寿経優婆提舎願生偈』(浄土論あるいは、往生論と略する)
曇鸞の『無量寿経優婆提舎願生偈註』(往生論註あるいは、浄土論註、単に論註と略する)
と『讃阿弥陀仏偈』
道綽の『安楽集』
善導の『観無量寿経疏』 と『法事讃』と『観念法門』と『往生礼讃』と『般舟讃』
源信の『往生要集』
源空の『選択本願念仏集』

掛軸を拝見しながら皆様はどのような部分に注目しますか