高田本山の 奉讃法会

高田本山 奉讃法会
5月21日から28日の8日間、50年に1度の親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・真慧上人500年忌・聖徳太子1400年忌を併せた奉讃法会が行われました。私(住職)は、23日に伺うことができました。高田派の鑑学の栗原廣海先生の「『なもあみだぶつ』を聞く」ということのお話をお聞かせいただきました。親鸞聖人がお生まれになられ、聖徳太子の夢告で法然聖人に遇うことができ、その教えが高田派の真慧上人を始め歴代法主がお伝えされる中で、今日を迎えることは、阿弥陀さまの「よび声」の「なもあみだぶつ」が届いているようにも感じました。(※中川個人の感想)
山門には、ストリートピアノが置かれていて、優しい奏で出迎えていただいたようにも思いました。
講演の後、皆様にご賛同いただき完成しました新宝物館「燈炬殿」を拝観しました。
最新のデジタル技術で表現されるVRは、初めての体験でした。展示室もこれまでの2倍ほどの大きさになり、「第1回企画展 知られざる専従寺の至宝」展は、工夫をこらした展示でした。新宝物館の企画展は、7月2日まで開催されていますので、ご関心がありましたら是非、足をお運びください。(ご賛同いただきました皆様のご芳名が館内の壁面に刻まれています)※6月からの宝物館の入場は予約制ですので、前もって高田本山のHPでご確認ください。

50年に1度の行事で、お同行の皆様も高田本山へお参りに行かれたと思います。関東のお同行のご家族も専修寺の行事に遇うことを楽しみにされていました。21日の前日(20日)、京都国立博物館の「親鸞」展を拝観し、21日午前中に三重県総合博物館での「親鸞と高田本山」展をご覧になり、午後から高田本山にお参りされ、新宝物館も拝見されたことをお知らせいただきした。近くの方からも奉讃法会に参詣してよかったとの感想もいただいています。

今年、親鸞聖人の大切にされていました法宝物をこれほど一同に拝見することができることは、私(住職)にとって大きな喜びでした。遇うことができた喜びとともに、これからも皆様に、親鸞聖人が伝えてきた「み教え」を、次の世代に伝えていくことの大切さを身をもって感じています。

妙華寺の衆徒は、21日大講堂でのリレー法話で、「ああ弘誓の強縁 多生にも値いがたく 真実の浄信 臆劫にも獲がたし たまたま行信を獲ば 遠く宿縁を慶べ」の讃題で法話をさせていただきました。