遺影
ふと先日の葬儀の時に、「葬儀式で遺影を飾るのはいつからだろう」と思いました。私が葬儀式のお勤めを始めた40年前にもあたりまえのようにありました。
お寺の歴代では私の3代前(曾祖父・曾祖母 昭和20年代に往生されている)から遺影が仏間の鴨居の上に並んでいます。
お同行様の仏間にも、何代か前からの方の遺影が飾られていることもあります。
式場では、最近は、大きなディスプレイにデジタル写真として飾ってありますが、自宅に飾るのはこれまで通りのサイズだと思います。
白黒からカラー そして、喪服の合成も以前に比べて違和感がなくなり、また、遺影らしくない明るい姿の遺影も多くなってきました。
そういえば、生前にご自身の遺影を撮影する機会も増えているようです。笑顔がすてきな遺影も素敵ですね。
妙華寺では、正月に、本堂に掛けるお寺の代々住職の絵像は、5代前からのが残っています。
初代は木像で2代から6代までの絵像が残っていないのは、江戸後期の久居焼けで、当時の本堂が焼失したからだろうかと想像しています。