今月の聞法
布教伝道研修講座 「入出二門偈2」一楽真師
高田本山はすっかり夏でハスがきれいです。
私にとって対面の講座は先月に続いて今年3度目。
「入出二門偈」の講座は、昨年が中止で2年ぶりですっかり前回の内容を忘れていいましたが、ご講師が前回のこともお話いただくなかで思い出す部分もありました。親鸞聖人が著作された「偈頌」では「正信偈」が有名で、「文類偈」は、高田派の夕時のお勤めとして大切にされています。「入出二門偈」は、本山の報恩講の15日後夜(ごや)でお勤めする機会がありますが、私(住職)はまだそのお勤めに出会っていません。
「入出二門偈」の内容は、自利利他のことが中心で、共に仏の領域のものであることや、法蔵菩薩と阿弥陀如来の関係を「因」と「果」で捉えるとどう見えてくるのか。
今よく使う「想定外」の言葉の意味は、私と仏との出遇いのことで、親鸞聖人は「不可思議」と呼ばれたのだろう。と講義を聴きながらいろんなことを感じていました。
前回の時もそうでしたが、対面の講義は、とても有意義に感じられる時間です。
※中川個人の感想です。